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お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

葬式は、要らないか?

2010年03月11日 | 仏教
 ベストセラーになっている

 島田裕巳氏 著 「葬式は、要らない」 幻冬舎新書

を 拝読いたしました。

 全体通して、島田先生のご意見に反感だけでなく、同感する部分が、多くありました。

 帯には、「葬式大国、日本の葬式無用論」とセンセーショナルに書かれていますが、
島田先生は「葬式が要らない」と全否定されているのではなく、
 
 宗教心のない現代人
 葬式・法事の「お経上げ係」のように誤解を招いている僧侶・「葬式仏教」に対する問題提起だと思いました。

 葬式は、故人の遺言(意志)もあるかもしれませんが、
葬式する、しない は、遺族(ご家族・親族がない場合は友人)の気持ちの問題です。

 遺族(あとに残った者)が、故人の「死」をどう受け止め、どう偲ぶのか
やがて、間違いなく自分にも訪れる「死」をどう考え、どう生きるのか  だと思います。


 とりあえず、大きな問題になっている葬式の費用面から申しますと、
 
 葬式費用が莫大になるのは、全て業者さん任せで、遺族が「葬式」の「お客さん」になってしまっているから・・・  

 お寺への不満は、普段、お寺と接点なく、お寺の成り立ちも、葬儀の意味も全くわからないから。 これは、お寺側の布教努力不足が原因 

 大切な「法」が伝わっていないのが、最大の原因

 それと、真宗には無く、他宗のことですので、申し上げにくいのですが

 「戒名料」
 どう考えても、一字増えるごとに「格が上がる?」何十万?と言う、高額な「戒名料」は、私には理解できません。

 つづく・・・

 
 
コメント (2)
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