お寺のオバサンのひとりごと

心のマッサージにお寺へ行こう!

念仏は

2010年03月30日 | 仏教
 何の行も成しえない私が、唯一できる(させていただく)行が、称名念仏(「南無阿弥陀仏」を称える)です。

 念仏するのに、状況を選んだり、条件がついたりしません。

 仏前に座った時だけでなく、いつでも、どこでも、OK。

 歩いていても、寝ていても・・・心が穏やかでなくても・・・
腹が立った時も、泣いている時も
元気でも、病床でも・・・

 いつでも、どこでも、誰でも できるように
仏さまの方から、私に与えてくださった「易行」が、念仏なのですから・・・

 ところが、残念ながら、世間一般では、念仏を「なにやらあやしげな呪文」のように誤解されている方が、多いですから。 

 住職さん方から聞いて笑った話。

 「ラーメン屋で、食前に『いただきます』と言うつもりが、「なまんだぶ、なまんだぶ・・・」とつぶやいてしまい、周囲の客に奇異な目で見られた」

 「車に乗せてもらっている時、「なまんだぶ、なまんだぶ」とつぶやいたら、運転手から『そんなに私の運転が恐いですか』と言われた」

とか・・・

 念仏の教えを喜んでおられる方は、
南無阿弥陀仏の教えが、身について、
念仏が、無意識に、口から出ておられる。

 もし、念仏の声が聞こえたら、

 念仏は、「尊い」のであって、
決して、「気持ち悪いもの」ではありませんからね~



 


  

 

 
 
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする