散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20100405最近読んだ本

2010年04月05日 23時10分22秒 | 読書
■「イノセントゲリラの祝祭 上下」海堂尊
これが例の、死亡時における画像分析の話か。これまでの一病院内の事件から、大きな社会・病理・法律をテーマした作品となった。テーマが主で、これまで主人公だった田口の出番が薄い。

■「ボッコちゃん」星新一
久々に再読。しばらく読んでみよう。実は一つ、星新一作品に関しては気になることがあるのだ。

■「綺羅の柩」篠田真由美
30年前に消えたシルク王と、現代の富豪の殺人の関連は? 推理小説というより、物語めいている。

以下、図書館の5冊。
■「池波正太郎 男の世界」中村嘉人
池波正太郎は星新一との共通点があるな。文章が平易すぎて「文学作品」という扱いをされていないこと。原稿の締め切りを非常に良く守ったこと、等である。

■「池波正太郎の食卓」佐藤隆介、近藤文夫、茂出木雅章
池波の好物を和・洋の料理人が再現(再読)。

■「名作の食卓」大本泉
小説中の食を紹介した本。

■「日本SF全集総解説」日下三蔵
日本を代表するSF作家の代表作を選定し、架空の全集として編集したもの。こうしてみると、やはり30年以上を越えて、一定レベル以上の作品を発表し続けている人はいないのだな。一番は筒井康隆になるだろうか。