散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

普通に酒を飲む

2011年03月19日 21時15分32秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
本日の一軒目はギャラリー巡りの途中で「第3Mセンター」へ。1杯目は燗酒とサンマ煮。



2杯目はハイボールと厚揚げ焼。



普段と何も変わらないこの店がありがたいね。

ギャラリー巡り終了後、すすきのの「WY」へ。まずは通しから。海老、ソイ?、マグロの刺身、牛タタキ、煮つぶと、これまたありがたい品ぞろえだ。



なぜかレモンサワーという軟弱なものを飲みながら、焼鳥を食べていこう。まずは鳥精。写真では分かりにくいが、肉がかなり大きめのサイズにカットされており、良く汁気を含んでいる。



続いて噛みごたえのあるセセリ。



次はもつ。硬そうに見えるが、中央部は肝で、いい感じに焼けている。



最後に肉団子タレ。このハンバーグ状の団子は、何だか心を幸せにするものがある。



本日の最終3軒目はいつものバー「N」へ。1杯目は恥ずかしながらついに頼んでしまった、サウダージ。東直己の小説に出てくるカクテルなのだが、レシピをメモして行き、作ってもらったのである。ジンとティオペペ、ビタースをシェイクして、丸氷の入ったグラスに注ぎ、さらにビタースを一振り、レモンピールというカクテルだ。



結構強めの感じもあるが、シェリーの香りが程良く立って、これはなかなかの傑作カクテルである。またぜひ飲んでみたいと思う味だった。Nさんが「サウダージってどういう意味でしたっけ」というと、カウンターにいたおじさんが「郷愁です」と教えてくれた。なかなか名前も素敵だ。

2杯目はカウンターにあったボウモアテンペスト。名前の通り「甘い嵐」という感じか。



なかなか気にいったので、これを使ってアクアビットスモーキーマティーニを作ってもらうことにした。出来上がりは、強さと甘味を兼ね備えた味わい。これはなかなかの組み合わせだ。

最後にデュワース+カンパリ+チェリーヒーリング+ベルモット+ビタースという、大人びた味わいのカクテル。今日はこの位にしておこう。



スーパームーンなんて戯言は聞くに値しないが、月がきれいに見えたのは事実だろう。


20110319ギャラリー巡り

2011年03月19日 16時54分37秒 | ART
17日に時計台→たぴお。
本日はエッセ→大丸→プラニスホール→大同→レタラ→近美→資料館→さいとう→スカイホール→三越→らいらっく→富士フイルム→パルコ→趣味の郷の14か所。

■時計台ギャラリー「北翔大学 芸術メディア学科美術コース作品展2011 芸芽-げいめ-」。
坂本雅「遠い何処か」:人のいない異国の風景。空の色が良い。
加藤愛梨「縄文杉」:複数のキャンバスに木の部分を描いて、縄文杉の大きさを表現しようとしている。

■ギャラリーエッセ「キセキ展」。
川嶋みゆき「みえないチカラ」:以前にも取り上げたような気がするが、巨大なクジラに寄り添うように泳ぐアザラシ。そして鯨の背中には鳥の影が写っている。力量が相当ある。
渡邊ゆかり「One community」:これまでの作品は、なすすべなく力尽きたような人が描かれていることが多かったのだが、少し人の表情に立ち上がるものが見えてきたような気がする。今後も期待。

■プラニスホール「アメリカ映画ポスター展」。オリジナルのポスターと日本版を比較して見られるようになっている、面白い展覧会。日本版は一言説明が入っているのと、俳優の写真が入っているのが多いような気がした。後は「全米で…」というおなじみのキャッチコピーが結構多い。

「今そこにある危機」:英語の説明では「TRUTH NEEDS A SOLDIER」。それが日本語版になると「真実と向きあえるのは勇気ある者」となる。これはまだ良い。もう一つの版では「真実と向い合えるのは愛を知る者」と全然ダメなキャッチコピーになってしまっている。
「ラストアクションヒーロー」:これは英語版でもアメコミ調の字体で「SCHWARZENEGGER」と描かれている。俳優の魅力に依存する作品だと、日米あまり違いがないようだ。

「硝子の塔」:日本語のキャッチコピーが「見たいですかそれとも見られたいですか」とあって、下らねえなあーと思ったら、英語でも「YOU LIKE TO WATCH DON'T YOU」とあまり違いがない。
「スタートレック ジェネレーションズ」:英語版は「TWO CAPTAINS. ONE DESTINY」と、巡洋艦の艦長の厳しい宿命を表現しているのだが、日本語版は「愛は時を越え宇宙を救う」だって。本当に救われねえな。

■ギャラリーレタラ「サッポロ国際現代版画ビエンナーレ コレクション展」。こういうコレクションがあるのか。ぜひ、今後もいろんな展覧会を開いてほしいと思う。中で一番気に行ったのは、山本珪石「光、時間、静寂(Ⅲ)」。タイトル通りの室内風景が美しい。

■北海道立近代美術館「ノマディックサーカス サッポロ未来展10th」。美術館の中をテント見立てで仕切って展示をしていた。

村山之都「鳥打ち」:断片的な小さなイメージを描く所に特徴のある人だが、今回は何となく全体感のある作品を出品している。タッチからこの人の作品だとは分かるのだが…
川上大雅「decided.(反応しないスイッチのための)」:実に押したくなるようなスイッチが展示されている。
同「What is your trust?」:壁に男性用小便器が設置されているので、「安易なデュシャン真似?」と思ったら、センサーがあって便器に近付くと「○○○○」と声がするのだ。何を言っているかがポイントなので、ここでは伏せておくことにしよう。

「曲芸」とタイトルがつけられた第1室は、日比谷で高橋コレクションを見た時のような印象を受けた。何となく、ニューロチックというか、恐ろしい人物画が多いのだ。
第2室「イリュージョン」は、自分の好みとしてはあまり感心しない。第3室以降はまた面白かった。

加藤広貴「太陽」:今回の私の収穫はこの人の作品だ。町並みの上空に真っ赤な太陽が描かれ、何となく労働党のポスターというか、古めかしい印象を与えるところが面白い。
同「アパート」:暖かいような、夢の中に出てくる高層住宅のような、不思議な印象。
池田光弘「untitled」:石の隙間に金色やその他各色の花びらが集まっている。人の来ることのない場所に、何万年もかけて宝物が集まったかのような感じがする。

堀一浩「パレード」:女子高生のスカートの中に向けて、ぬいぐるみ達が行進している作品。上手いだけに妙な気持ちになる。
棚澤寛「氷のある嬢空」:以前に時計台ギャラリーで作品を見たことがある。その時と同じ、空に女子高生たちが浮かんでいる図なのだが、同じく浮かんでいるキューブアイスは何を表しているのだろうか。
高松和樹「来週ノ浮遊者(自作自演モシクハ不特定多数)」:人体に等高線を描き、白から黒へのグラデーション化した作品。

大泉佳広「O-WORLD」:小さな手作りカーコースのようなものを描いた作品。表面の仕上げも良く、愛情を感じる。

■らいらっくぎゃらりい「會田千夏展」。とても楽しみにしていた個展である。今回は「Katari-jima」シリーズの変遷について聞くことができて、すっきりした。

■パルコ新館「THE BEGINNING」。札幌ビエンナーレ関連の展覧会のようだが、パルコに入るの緊張するなあ。展覧会場はコンクリート打ちっぱなしのようなスペース。普段のギャラリー巡りで見かける層とは、若干異なる人たちが見に来ているようだった。それだけでも価値があると言えよう。

色々と作品はあったのだが、私は大好きな野沢桐子の大作2点(見たことはあるのだが)で、ハート突かれまくり。この作品の印象が全てを圧倒してしまった。でも、色々な人にぜひ展覧会を見てほしいと思う。


20110319最近読んだ本

2011年03月19日 16時39分50秒 | 読書
■「探偵は吹雪の果てに」東直己
45歳になった<俺>は道北の田舎町へと人の使いで旅立つ。実に閉鎖的な町から果たして生きて札幌に帰れるのか? ススキノを舞台にするのとはまた違った緊迫感(街の人々にどんなことでもすぐ伝わる)がある(再読)。

■「暁英」北森鴻
来日したジョサイア・コンドルが明治政府と外国商社の暗闘に巻き込まれる。コンドルは河鍋暁斎に弟子入りし、日本への愛着が深まっていくが…。残念なことに作者逝去により未完で終わっているが、非常に面白い小説だった。

■「コンプとサイバネティカー ペリーローダン396」マール、ダールトン
超越知性体から与えられた任務を一つ果たした人類だが、約束通り地球のポジションを手に入れられるのか。久々にエネルギー生物ハルノが登場したが、これが何らかのターニングポイントになるのだろうか。

■「駆けてきた少女」東直己
今度は47歳になった<俺>の元に女子高生が飛び込んできた。若者とのジェネレーションギャップを感じつつ、殺人事件の背後を探るが…。

■「落下する花」太田忠司
人間が死ぬ時の最後の思いが、形をとって(目に見えないこともあるが)残るという設定の世界。その思いは「月読」という、特殊な人にしか読み取ることができない。死の直前の思いを読み解く、ミステリ形式になっており、なかなか興味深い。

■「キラレ×キラレ」森博嗣
ミステリではないな。電車の中の切り裂き事件が発生し、その犯人が分かるまでの普通小説。

以下、図書館の1冊。
■「老後が危ない!」畠中雅子
健康保健や年金の制度がややこしすぎるのではないだろうか。公正を目指すために結果的になってしまったというより、ちょっとおかしな所があると思う。また申請主義は、必ず誰にでも子供がいて、その子が申請してくれるという前提になっていると思う。もはやそんなことが通じないことに、まだ眼をつぶっているのだろう。

11時開店

2011年03月19日 11時41分31秒 | 食べ歩き

本日は病院にて、定例の検査。検査結果は良好なるも、薬は手放せない。

朝食抜きだったので非常に空腹である。ということで、11時開店のいつもの店にやってきた。そしていつものカレースパゲッティ。先週も来たので、「また来たのね」とお店の方に思われているかもしれない。

2011年3月の夢

2011年03月19日 07時06分19秒 | Weblog
3月19日
住宅街で大きな建物に突然、男がガソリンをかけだす。最初は誰も気が付かず、やがて発見する人がいて辺りは騒然とするが、あまりにも男が不気味で近づく人はいない。しかし男も火をつける様子はなく、結局は警察が到着して取り押さえられる。男は「お前たち、平和とか言いながら、自分たちじゃ何もしないじゃないか!」と叫んで退場。残された人たちは微妙な雰囲気を漂わせながらも、何も議論することなく日常が戻る。

3月14日
モーリシャスかモーリタニアの料理を入れたお弁当を販売しに来る人がいて、困惑する。

3月11日
カーペットが敷かれた飛行機に乗り込む。席はもちろん、寝転んだりするのも自由らしい。