散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20121124最近読んだ本

2012年11月24日 21時54分57秒 | 読書
■「ロング・ドッグ・バイ」霞流一
犬の探偵が犬の密室(ニオイの密室なので、人間には分からない)等の謎を解くという探偵物語。スペシャリストチーム(当然犬の)が登場したり、ハードボイルド調だったり、楽しめる本だ。

■「塔の断章」乾くるみ
再読。

■「死ねばいいのに」京極夏彦
死んだ女性の話を聞くために、どこかだらしなく口のきき方がなっていない若造が現れる。いわゆる会話のお約束が通じない若造の正論に、ことごとく相手側は怒りだしてしまうが…。まあ、面白いといえば面白い。

■「ペルセウス座流星群」ロバート・チャールズ・ウィルスン
SFというよりゴシックホラーのような感じと思っていたら、壮大なスケールのSF話へと転じ、最後にまたゴシックっぽい話で終わる。一体なんだったのやら。

■「宇宙軍士官学校2」鷹見一幸
士官候補生たちは宇宙船に乗り込んで、訓練を開始した。しかし訓練とはいっても、仕掛けられている試練が実に油断ならないものばかり。果たして無事に訓練をやりとげることはできるのか?

以下、図書館の2冊。
■「どちらとも言えません」奥田英朗
いわゆるスポーツエッセイ。最初はどうかと思ったが、スポーツを語るのは面白いね。

■「ウソが9割健康TV」三好基晴

最後はいつものバーで

2012年11月24日 21時24分15秒 | 飲み歩き・北海道内
何とか居酒屋で腹を満たした私は、いつものバー「A」へ。あれ、今日の小樽はあちこちに人が出ていたが、ここは静かだね。マスターSさんと近況報告をしながら、最初の1杯目はジンフィズから。アルコール強化バージョンである。

腹が一杯だったが、通しは何となく食べてしまった。左端の海苔入りせんべいにチーズを載せると、実に美味い。



2杯目は久々にマティーニ。ドライさを控えめにしてもらうために、ジンはゴードンの40度にしてもらった。うむ、落ち着いて飲める味だ。それから国内産のオリーブがさっぱりしていておいしい。



3杯目は前回作っていただいた、シャーロックホームズ。本で見かけた時はシェークだったのだが、絶対ステアの方がいいと思ってお願いして見た(検索して見た所、やはり原型レシピはステアとのこと。我ながらさすがだ)。



少ししつこいドランブイだが、ジンとウイスキーという強力ペアにほんの少し入るといい感じになる。

しかし、この辺で急速に酔いが回ってきたので、珍しく3杯で帰ることにする。寒い中、小樽駅まで戻り、バスで札幌へ。居酒屋探しで迷走したものの、小樽へ行くのはいつも楽しい。

小樽迷走

2012年11月24日 17時55分06秒 | 飲み歩き・北海道内
さて、すっかり暗くなってきたので、一杯やって行くことにしよう。ところが店探しで40分くらい迷走することになった。1軒目=満席、2軒目=誰もいないので退却、3軒目=満席、4軒目=満席、5軒目=開店時間と思われるのに開いてない(私の勘違いで、開店30分前だった)とぐったり気味。

やっと落ち着いた感じで良さそうな「O」という店に入って見た。外のメニューに値段が書いていないのだが、ここまで来たら自分の勘にかけてみる。戸をあけるとカウンター9席位の所に3人座っていたので、ちょうど良い感じだ。

すっかり体が冷え切ってしまったので、燗酒を注文。手がかじかんで、動きにくい。

まずは刺身の盛り合わせから。ブリ、マグロ、赤貝?、ホッキ、ホタテ、エビ、イカ、ゲソと入っている。



ブリはかなり脂ののった部分。口の中で滑らかにとける。マグロもしっとりしていて良い。それからエビの歯ごたえに驚いた。トロリと甘いというよりは、歯触りがブリっとしている。

これはブリが良かろうと、今日のお勧めメニューの中から鰤かまの煮付を注文。



これはもちろん間違いがない。鰤の味わいが濃厚ながら、魚臭くないというか、あっという間に食べてしまった。しし唐の香りや白髪ねぎなどもいいアシストっぷりである。

結構満腹感が湧いてきて、最後はうめちそ巻を注文。隣の常連ぽい人がやっていたので、巻物1本注文に便乗して見たのだ。



さっぱりとした梅の味で最後の腹の隙間を埋めて、満足だ。この店、どうやら通しが出ないようである。ちょっと常連さんが多そうだが(最終的にカウンターはほぼ満席)、店の人は真面目な感じで、かつ気さくとあってなかなかいい店だと思う。



再訪ありだな。

20121124ギャラリー巡り

2012年11月24日 16時35分36秒 | ART
本日はエッセ→大丸→紀伊国屋→大同→たぴお→時計台。ここで小樽へ移動。小樽駅→小樽市民ギャラリー→小樽美術館→小樽文学館→オーセントギャラリーの11か所。

■ギャラリーエッセ「北村哲朗彫刻展」。サブタイトルに「水脈の構図」とあって、水の流れ等を木彫で表現したもの。確かに水と樹木には共通性がある。

■大同ギャラリー「2012北海道版画協会作品展」。
岡本葉子「精霊の森」:緑色でけだるい目をした女性形の精霊。雰囲気がある。

■ギャラリーたぴお「祭りと神楽」。(多分)江差町の神楽を見せていただいたのだが、あのリズムは何となく耳に残るものがある。しかし、何百年前と同じ踊りやリズムが継承されているのだろうか?

ここで予定通りに、バスで小樽へ。優勝パレードなど見ない!



■小樽駅「ガラス・アート展示会」。
ガラスワークfu~ga「Cat Party」:猫がダイニングバーでくつろいでいる、可愛らしい作品。



前回、遠くに彫刻を見かけたのだが、行くのが面倒でパスしてしまっていた。あらためて、今回再訪である。

高橋剛の「友達」。この寒空に元気に駆け回る子どもはいるのか。



鈴木吾郎「ひびき」。ランニングに半ズボン。こっちも寒そうだね。



小樽運河に「おれの小樽」の歌詞が張ってあった(他に「小樽のひとよ」もあり)。しかし、オルゴールは故障中。こういうのを直す予算はないのかね。





■小樽市民ギャラリー「堂堂展 Vol.21」。サブタイトルが「企画展:Deep稲穂」とあって、札幌在住の私にもしみじみ来る展覧会であった。「小樽か、何もかも懐かしい…」というところかな。

■小樽市民ギャラリー「澤田千香子のI LOVE OTARUポスター展」。観光ポスター仕立ての作品だが、これも小樽を見て回りたくなること請け合いだ。つい感想ノートに「札幌の人が羨ましくなる小樽であって下さい」と勝手な希望を書き込んでおいた。住む人にとって「レトロでいて下さい」というのも、大きなお世話なのだろうが。


→どっちも、いい展覧会である。

■小樽美術館「中村善策コレクション名作展3 山のある風景」。
「小樽風景」:恐らく初見。天狗山の頂上って、くぼんでいたっけ?
「富士山」:中村善策の富士山も初めて見るのではあるまいか。遠くに巨人のように富士山が見える。
「木崎湖」:湖の向こうの少し開けたところに小さな集落がある。奥には左右中央と全て山。
「赤岩朝陽」:横長の作品で、下から岩や木々が頭を突き出している、中村には珍しい作品。

■小樽美術館「輪島進一展 疾走するストローク」。
「形而上1」:女性の視線の動きを描き、見る側の視線も誘導している作品だ。
「時の化石2」:石から掘り出されつつある女性像。
「ノイズビートで行こう」:1980年代後半の作品は、音と光、メカニズムを描いている。バブル時代の表現ということらしいのだが、そんなに恩恵を受けていない私は、そんなものなのかなと思う。

「ノイズメーカー2」:音を色や動きで表現している、共感覚的作品。
「飽食」:こちらは味覚を色彩や動きで表現している。面白い。
「扁桃体の反乱」:1990年代に入って、メカが異常に上手い。コラージュかと疑ってしまう程だ。

「フーガ」:休憩中のバレリーナたち。誰かの動きに反応し、動きが連鎖するように線が描かれている。微妙な女性たちの関係性が見えるようで、怖い作品なのだ。
「オブリガート」:「上へ、もっと高く!」という精神を表現した作品。
「ラルゴ」:そして最近の作品は、倒れて眠るような女性の姿となる。これは死を意味しているのか。休息、はたまた静寂なのだろうか。
「雨上がる」:緊張感のある作品が続くと、いわゆる飲み屋街の一角を描いたこの作品に落ち着く。



■小樽美術館「幻視者 一原有徳の世界3 一原有徳の1960年代を振り返って」。
「TOY」:今回のモノタイプは小品で、周りに黒い空間がある作品が多い。周囲に空間があることで、浮かんでいる物体が宇宙コロニーっぽく見える。
「KYO(c)」:こちらは宇宙艦隊の向こうにブラックホールが見える。
「窓」:ビルのように見えるものの間に、赤い空間が見える。具象とは言えないが、珍しい作品だ。

■小樽文学館「違星北斗と口語短歌」。なにより、分かりやすいのがいい。
「暦無くとも鰊来るのを春としたコタンの昔したはしきかな」←これ、いいと思う。

ふう、ここでコーヒー休憩だ。


検査明けはここ!

2012年11月24日 10時46分05秒 | 食べ歩き
無事、検査が終了。各種の数値は完全に私が健康体であることを示している(薬のおかげで)。さて、昨日の晩から既に腹が減りだしていたのだ。10時に食事ができるところといえば、(他にもあるだろうが)札幌駅北口の「SZ」だ。

まずはセットのサラダ。もちろん赤ワインも注文して、飲む気も満々だ。



次にガーリックトースト。



そしてメインは若鶏のグリルディアボラ風。鶏肉の上に乗っている玉ねぎ的な部分とソースの相性が結構良いのだ。



ボリュームが結構あって、腹が一杯だ。ギャラリー巡りを開始することにしよう。