散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20130622最近読んだ本

2013年06月22日 23時41分24秒 | 読書
■「琅邪の鬼」丸山天寿
秦代の中国を舞台に、奇怪な事件が発生。まあ何とか論理的な解決にこぎつけたか。

■「ヘンな日本美術史」山口晃
単に美術史や技法解説だけではない面白さがある。

ここから、酒マンガ4連発で、楽しい週末。
■「バーテンダー a Paris 4」城アラキ、加治佐修
主人公に茶道家であった父との確執が。ああ、美味しんぼか…。ところで、世の中の父子って確執ができるものなのか?

■「ワカコ酒 1」新久千映
酒好き女子26歳が、一人で酒場を巡る。酒肴も抜け目なし。

■「口福三昧 1」ラズウェル細木
雑誌「おとなの週末」で連載されているマンガを集めたコミックス。時々読んではいたが、まとめ読み出来るのは嬉しい。内容は、粉山椒はかば焼き以外の何に合うか、とか、コンビニ中華まん比べとか、東海林さだおっぽい所もある。

■「酒のほそ道 33」ラズウェル細木
ホッピーの瓶にマドラーを入れると、瓶が傷つく可能性があるからやめろというのは本当なのか…。まあ、プラスチックマドラーなら大丈夫かという気もするが、以前、マドラーを伝って泡が口から出たこともあるので、あまり良い置き場所ではないのかもしれない。しかし、そうなるとマドラーの置き場がないな。そもそもマドラーを使うべきではないという議論もあるのだろうが。

以下、図書館の1冊。
■「誰も教えてくれなかった「源氏物語」の本当の面白さ」林真理子、山本淳子

割と早い時間から

2013年06月22日 15時57分07秒 | 飲み歩き・すすきの界隈
15時に開店する居酒屋「S」が最近すすきのにできたとのことで、珍しく36号線の南側に行ってみることにした。15時過ぎに入店すると、先客はなし。相変わらず不安になる札幌の昼酒事情ではある。

まずはハイボールとガツ冷製を注文。ハイボールはウイスキーではなくて、いわゆる下町ハイボールだな。ガツはさっぱりした味と歯ごたえを楽しむ。キュウリの浅漬けが通しになるのかな。



続いて焼き物が1本づつ行けるので、かしらから。



シロは黙ってお任せしたら、タレで出てきた。この方が私も好きだ。



定番、キンミヤ焼酎の梅割りを追加。



今度は肉っぽいハラミ。ネギが良い状態に焼き上がっている。



ナンコツは薄い部分ではなく、立体的に歯ごたえのある所。これはいい。



ということで、値段安く、一人注文にもってこいの量とあって、近々再訪したいと思う。今日の問題点は後ろに座った信じられないほどうるさい客で、特に女の笑い声は「お前、マリーアントワネットかよ!」と言いたくなるような「オーホホホホ」という感じの笑い声だった。場をわきまえて欲しいものである。


20130622ギャラリー巡り

2013年06月22日 15時54分56秒 | ART
6月19日に新さっぽろギャラリー。
本日は資料館→ivory→ARTスペース201→さいとう→スカイホール→三越→CAI02→富士フイルム→道新→時計台→たぴお→クロスホテル→大同→紀伊国屋→サテライト→エッセ→アリアンスの17か所。


→工事用柵シリーズ。キリンが工事用スコップを持っている。

■ARTスペース201「三面個展」。
村上恵実「ウミウシシリーズ12点」:薄いベージュ1色を下地に、カラフルでふわふわしたウミウシを描いた作品。

■さいとうギャラリー「菅定展「鏡の裏側」」。
「Untitled」:幾何学的な浮彫をしたところに、色彩を載せた半立体作品とでも言おうか。何となく見ていて面白い。

■CAI02「自分のためにアートを買いたい -U50,000- 展2013」。久野志乃の作品等欲しくはあるのだが、どう考えても飾るスペースが無いように思う。

■時計台ギャラリー「「森の誘い」安積徹日本画展」。
「輪」:森を描いた作品。葉の重なりで奥の方の幹が見えづらくなることで、奥行きを感じさせている。
「静夜思」:陽の落ちた暗い森を青で表現。くねるような枝が一段と暗い。

■クロスホテル札幌「JAZZ展」。野沢桐子さんの作品があるので、行ってきた。札幌シティジャズをテーマにした展覧会とあって、黒人ミュージシャンが楽器を演奏している作品である。隣に置いてある赤のピアノとの色の取り合わせが面白い。



■大同ギャラリー「世界書票作家展」「大きい版画と小さな版画展」。いつも期待している蔵書票を中心にした展覧会。安藤康弘の銅版作品が良かった。眼鏡の片方のレンズに深みのある青が写っている作品である。

次は大通の病院入口に飾ってある安田侃の「天泉」。存在は知っていたのだが、今日は病院のドアが閉まる前に撮影することができた。


今、あえて伝統的札幌ラーメン(6)

2013年06月22日 11時54分16秒 | 食べ歩き
私は結構狸小路を歩くことが多い。中でも西7丁目以西の少ししょぼくれた(最近は注目度が高いのかも)エリアが好きだ。そんな中で、いつも気になっていたラーメン店が「S」である。佇まいは、あまりにも昔ながらのラーメン屋さんすぎて、そう簡単には入れないよという雰囲気がある。



12時前に入店すると先客はなし。壁のメニューを見ると、ラーメンとチャーハンなどを組み合わせたセットが多い感じだ。しかし、若干の二日酔いを抱えた私は、醤油ラーメン単品にしてみた。

値段が500円と安いせいか、若干少なめの感じのラーメンが到着した。早速、麺から行ってみる。



うむ、札幌ラーメンらしい中太麺だが、何となく麺の縮れ具合が強めの感じだ。そして割と柔らかめにゆで上げてあるが、その後はあまり伸びずに同じ食感を維持している。

具はチャーシュー、メンマ、鳴門、海苔、ふ、ネギ、そして緑のものはほうれん草と白菜の混じったものだろうか。鳴門に”ふ”という、昭和の具材がたっぷりだ。チャーシューは味がしっかり付いており、かなり柔らかい。なかなか昔風ラーメンにしては侮れない仕上がりである。

そして寡黙な店主が作り、お母さんが運んでくるという鉄壁の陣容が素晴らしい。お母さんがラーメンを持ってきてくれた時に「はい、お待たせしました~」とふわっとした感じで言われると、実に優しい気持ちになれるのだ。

多少、化学の後味がするのは間違いないけれども、これまた伝統のラーメン間違いなしなのであった。勘定を払う時に、つい「いやー、美味しかったです」と心から言ってしまう私であった。