散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

灼熱の東京(5)

2014年08月03日 23時15分11秒 | Weblog
途中のコンビニで、今日の締め(ご飯ものも麺類もいまひとつ気が乗らなかった)として、みぞれ金時を購入。



一旦部屋に戻り冷蔵庫に入れたのだが、ホテルのラウンジでマッサージ椅子を使い、風呂に入ってから出してみると、かなり溶け加減になっていた。まあ、これが今日の晩飯代わりだ。

そして最後に、私らしからぬ、夏のキウイチューハイを飲んで本日も終了。ちなみにチューハイは香料の香りばかりであったと言っておこう(ジュースっぽくて美味しいと言えば美味しいのだが)。


灼熱の東京(4)

2014年08月03日 19時12分40秒 | 飲み歩き・東京
JR田町駅を越えて、東口へと移動。もう面倒くさくなって、こちらも前回やってきた居酒屋「D」である。前回も日曜日とあって、他に誰も客がいなくて困ったのだが、今回は先客が2名いた。少しは気が休まると言えようか。

前回、非常に旨かったのが馬刺しだったのだが、ちゃんと切り替わるお勧めメニューらしく、今日はないようだ。そこで鹿児島の芋焼酎「さつま司」を頼み、里芋とイカ煮の通しを食べながら、今月のメニューからまず選んだのは、「手作り!カニさつま揚げ」である。「手作り!」に勢いを感じたのだが、果たしてどうだろう。





やってきたのは揚げたこ焼き状の丸いものが4個。早速、何も付けずに一つ行ってみようか。おお、これは魚のすり身も軽やか、カニの風味もしっかりとある。これだけ良くできたさつま揚げなのだから、マヨネーズなんて無くてもいいのにと思いつつ、2個目はパセリ(香草風に)とわずかな醤油で食べる。これは塩をもらったほうが良いかも知れないな(でも面倒くさい)。

3個目も同じように食べ、最後の1個で初めてマヨネーズ+醤油を少し付けてみたのだが、まあ、確かにこれも旨いよ。いわゆるさつま揚げというよりは、ふわふわ蟹ボールとネーミングしたくなるような感じだが、間違いない味だった。

さて、もう一杯、鹿児島の芋焼酎「黒麓」を頼んで、どうしようかなあ~。今月のお勧めの中から「金目鯛の塩焼き」にするかな。こちらもさほど待たずに金目鯛がやってきた。



早速箸を付けると、塩焼きのせいかかなり身がみっしりしている。やはり普段食べるホッケなんかに比べると、身のきめの細かさがあるよね。それほど塩気が強いわけではなかったので、大根おろしに醤油を落として合わせると、これはお魚万歳とでも言いたくなるような味わいであった。

1軒目の焼き物も効いてきて、今日は時間も早いがこのくらいでホテルに戻ることにしよう。




灼熱の東京(3)

2014年08月03日 17時08分42秒 | 飲み歩き・東京
ということで、東京国立博物館で特別展を見て、常設展にはまり約3時間が経過。恐るべき東博マジックである。あわよくば、世田谷美術館で「ジャポニスム展」を見ようかと思っていたのだが、気温も高すぎるしとても無理だ。最低限、東京ステーションギャラリーか出光美術館に行こうと思っていたのだが、その気力ももう尽きた。

諦めとともに、上野から田町に移動。少々早いが「G」ホテルにチェックインしよう。空調を効かせて一休みするうちに1時間以上が経過してしまい、夕方になった。

さて、晩飯にいこうかと事前に多少調べておいたエリアに足を向けたものの、今日は日曜日。個人店の居酒屋はまあ開いていない。暑さで頭が朦朧としかけてくる中、結局、一回行ったことのある三田駅前の立ち飲み「Y」へ。

カウンターに場所を確保し、最初はビールから。おっと、この店はかごにお金を入れておくキャッシュオンデリバリーであった。千円札と小銭を入れて、テッポウ、ハラミ、つくねをタレで注文。前回は馬刺しと肉豆腐だったのだが、今日は焼き物で行ってみよう。



早速やってきたハラミから食べてみよう。うーむ、これはなかなか肉のエキスが満載で相当旨いぞ。テッポウは少々噛み切れない感じが困ったものの、つくねも肉々しく味わいたっぷり。これはいい。

カレーマカロニサラダが非常に気になったのだが、第2シリーズはバイスサワー、ナンコツ、カシラを塩で注文。バイスのウメシソ味を楽しみつつ、今度は塩気のある肉を食べる。ちなみにこの店は焼き物の皿に必ず辛子が添えられてきて、それで食べるのもおつなものではある。





2軒目にも行きたいので、このくらいにしておこう。ここはいい店だ。




灼熱の東京(2)

2014年08月03日 15時00分43秒 | ART
山手線に乗り上野に移動。暑い中を東京国立博物館へと向い、まずは「台北國立故宮博物館印 神品至宝」を見る。例の「翠玉白菜」は恐ろしいほどの待ち時間(3時間以上の時もあったとか)だったが、それが帰ってしまい、現在の本展は待ち時間ゼロ。まあ、良かった。


→東京国立博物館の入口のあたりが新しくなっており、(ミニ)ミュージアムショップ兼カフェになっていた。

王義之筆「草書遠宦帖巻」:周りに蔵書印がたっぷり押してある。皆「我こそ認めたり」と押したのかな。
蔡襄筆「草書脚気帖頁」:脚気が良くなってきたという記録書らしい。いろいろあるね。
李嵩筆「市擔嬰戯図頁」:物売りが何と500個の品物を売っているという、実に細かい画。

馮大有筆「太液荷風図頁」:蓮と水鳥。なんとも優雅な図。これは相当良い作品だと思う。
「松蔭図玉山子」:松の下にたたずむ人を立体彫りにした驚きの作品。
「明皇幸蜀図軸」:いわゆる青緑山水。これからやまと絵が生まれ、日本画につながったと言う解説が書いてあった。中国ではこの後、水墨画が発展し、青緑山水は廃れたらしい。

楊維禎筆「行書晩節堂詩冊」:宮廷から下賜された墨を使ったせいか、実に黒々とした字なのである。こういうのも良し悪しがあったのだろうな。
張中筆「桃花幽鳥図軸」:画はともかく、18人もの賛があり、もはや見づらくなっている。
景徳鎮窯「白磁雲龍文高足杯」:ライティングのせいかもしれないが、この白い肌はすごい。

景徳鎮窯「青花葵花文椀」:ふちの薄い器が私のお気に入りである。
「緙絲吉祥喜金剛像軸」:これはまったく刺繍に見えない細かさである。
「刺繍咸池浴日図軸」:雲のうねうね感、海の流れ、岩のグラデーションを刺繍で表現した作品。

「玉帯飾」:帯を飾る玉を使った透かし彫り作品。中国にはこういう透かし彫りが多いような気がするのだが、日本にはあまりない気もする。玉があまり算出しなかったのか、それ以外の素材は透かし彫りにむかないのか?
「「天地人」三連玉環」:穴の開いた円環を3つ重ねたもの。平たくもなるし、展開すると球状にもなる。どうも私のイメージと違うのが、一番内側が「天」ということである。普通は外側なのでは?
「玉」:新石器時代の玉。四角柱で軸に沿って穴が開いており、まだ未解読の記号が彫られているのだそうだ。

「動物文玉鏡台」:青銅器時代の文様を玉で再現したもの。乾隆帝の所蔵していたものらしい。
「鰲魚玉花挿」:鯉が跳ね上がるところと、その水しぶきを表現したもの。
「暖硯」:冬に墨が凍らないように、下から炭火で暖める形式の硯。ふーん、なるほど。
「載湉入承大統詔」:公用語が漢文と満文で書かれている。満文は満州語なのか、モンゴル語なのかねえ?

「朱批奏摺」:地方の豪族? からの手紙に対し、中国皇帝が朱でコメントを入れたもの。マンゴーを知らなかったという皇帝に対して干しマンゴーを送ったところ、皇帝の返事がマンゴーは再送無用である、とのこと。何だか面白い。
「古希天子之宝」「八徴耄念之宝」玉璽:まさに緑色の玉で作られた、15センチ四方くらいの皇帝印。これは押されたら重みがありそうだ。
「紫檀多宝格」:箱から隠し扉のように中の引き出しが現れ、そこにさまざまな小物・宝物が入っていると言うもの。

景徳鎮窯「臙脂紅椀」:外側のピンク色、薄いふち。これは実に良い。
景徳鎮窯「藍地描金粉彩游魚文回転瓶」:器の中に金魚を描いた器が入っており、回転させて泳ぐ様子を見て取れるというもの。



もう少し私に見る目があれば、すごさに驚くのかも知れない展覧会であった。暑いので外を避け、連絡通路を通って本館へ。今回撮影した作品群はどこかでご紹介の記事を作ることにしよう。忘れないように、とりあえず国宝だけメモしておこう。

熊野速玉神社「桐蒔絵手箱及び内容品」:なかなか充実したセットである。
久隅守景「納涼図屏風」:いや、これ有名な作品だけど初めて見た。男女子どもは家族ではなく、守景本人と離散した娘・その息子という説や、「憧れの家族像」という説もあるらしい。



「秋草文壺」:多分、「形が良い」と言われそうな大きな壺。



東洋館もちらりとのぞいておこう。
「青磁下蕪瓶」:やはり中国の青磁はいいものがあるねえ。



この日は35度。死ぬほど暑い。


灼熱の東京(1)

2014年08月03日 12時44分19秒 | 食べ歩き
この何とも暑い時期に東京出張なのである。札幌も相当暑かったらしいが、やはりその濃密な湿度と夜も気温がさほど下がらぬ具合は、東京の方が上なのだろう。

8月3日、7:59の琴似発のJRで新千歳空港へ。琴似駅までの途中に温度計があるのだが、既に27度とあって、少々汗ばむ。先が思いやられる天候だ。

ところで、電車は信じられないほど混雑していた。夏休みはやっぱりすごいなと思ったら、千歳で航空際があるためらしい。私はたまたま恵庭で座れたのだが、通路もほぼ満員の状態であった。南千歳で大勢の人が降りる。ここから会場までシャトルバスがあるらしい。

なんだかんだで、新千歳空港到着。結構待合室は人が多く思えたのだが、飛行機に乗って見ると、幸い私の隣は空席だった。ほぼ寝ながら羽田空港に到着し、モノレールで浜松町へ。一番都合が良い、世界貿易センタービルの地下飲食店街へ行く。最近ここでばかり食事を取っている。

今日は何度か訪問した「K」カレーを再訪だ。トッピングに野菜コロッケ(つまりジャガイモ主体の普通のコロッケである)を乗せ、初めての辛口カレーにしてみた(いつもは中辛)。恐ろしく辛いのではないかと恐れていたが、まあ、ほどほどの辛口でよかった。これならどっちかと言うと、辛口がいいかな。



※とりあえず(1)を掲載したが、これ以降の記事は週末アップになると思う。しかし、今週末は忙しいため、さらにずれ込む可能性もある。まあ、仕方が無いと言えよう。