17日に時計台→たぴお。
本日はエッセ→大丸→プラニスホール→大同→レタラ→近美→資料館→さいとう→スカイホール→三越→らいらっく→富士フイルム→パルコ→趣味の郷の14か所。
■時計台ギャラリー「北翔大学 芸術メディア学科美術コース作品展2011 芸芽-げいめ-」。
坂本雅「遠い何処か」:人のいない異国の風景。空の色が良い。
加藤愛梨「縄文杉」:複数のキャンバスに木の部分を描いて、縄文杉の大きさを表現しようとしている。
■ギャラリーエッセ「キセキ展」。
川嶋みゆき「みえないチカラ」:以前にも取り上げたような気がするが、巨大なクジラに寄り添うように泳ぐアザラシ。そして鯨の背中には鳥の影が写っている。力量が相当ある。
渡邊ゆかり「One community」:これまでの作品は、なすすべなく力尽きたような人が描かれていることが多かったのだが、少し人の表情に立ち上がるものが見えてきたような気がする。今後も期待。
■プラニスホール「アメリカ映画ポスター展」。オリジナルのポスターと日本版を比較して見られるようになっている、面白い展覧会。日本版は一言説明が入っているのと、俳優の写真が入っているのが多いような気がした。後は「全米で…」というおなじみのキャッチコピーが結構多い。
「今そこにある危機」:英語の説明では「TRUTH NEEDS A SOLDIER」。それが日本語版になると「真実と向きあえるのは勇気ある者」となる。これはまだ良い。もう一つの版では「真実と向い合えるのは愛を知る者」と全然ダメなキャッチコピーになってしまっている。
「ラストアクションヒーロー」:これは英語版でもアメコミ調の字体で「SCHWARZENEGGER」と描かれている。俳優の魅力に依存する作品だと、日米あまり違いがないようだ。
「硝子の塔」:日本語のキャッチコピーが「見たいですかそれとも見られたいですか」とあって、下らねえなあーと思ったら、英語でも「YOU LIKE TO WATCH DON'T YOU」とあまり違いがない。
「スタートレック ジェネレーションズ」:英語版は「TWO CAPTAINS. ONE DESTINY」と、巡洋艦の艦長の厳しい宿命を表現しているのだが、日本語版は「愛は時を越え宇宙を救う」だって。本当に救われねえな。
■ギャラリーレタラ「サッポロ国際現代版画ビエンナーレ コレクション展」。こういうコレクションがあるのか。ぜひ、今後もいろんな展覧会を開いてほしいと思う。中で一番気に行ったのは、山本珪石「光、時間、静寂(Ⅲ)」。タイトル通りの室内風景が美しい。
■北海道立近代美術館「ノマディックサーカス サッポロ未来展10th」。美術館の中をテント見立てで仕切って展示をしていた。
村山之都「鳥打ち」:断片的な小さなイメージを描く所に特徴のある人だが、今回は何となく全体感のある作品を出品している。タッチからこの人の作品だとは分かるのだが…
川上大雅「decided.(反応しないスイッチのための)」:実に押したくなるようなスイッチが展示されている。
同「What is your trust?」:壁に男性用小便器が設置されているので、「安易なデュシャン真似?」と思ったら、センサーがあって便器に近付くと「○○○○」と声がするのだ。何を言っているかがポイントなので、ここでは伏せておくことにしよう。
「曲芸」とタイトルがつけられた第1室は、日比谷で高橋コレクションを見た時のような印象を受けた。何となく、ニューロチックというか、恐ろしい人物画が多いのだ。
第2室「イリュージョン」は、自分の好みとしてはあまり感心しない。第3室以降はまた面白かった。
加藤広貴「太陽」:今回の私の収穫はこの人の作品だ。町並みの上空に真っ赤な太陽が描かれ、何となく労働党のポスターというか、古めかしい印象を与えるところが面白い。
同「アパート」:暖かいような、夢の中に出てくる高層住宅のような、不思議な印象。
池田光弘「untitled」:石の隙間に金色やその他各色の花びらが集まっている。人の来ることのない場所に、何万年もかけて宝物が集まったかのような感じがする。
堀一浩「パレード」:女子高生のスカートの中に向けて、ぬいぐるみ達が行進している作品。上手いだけに妙な気持ちになる。
棚澤寛「氷のある嬢空」:以前に時計台ギャラリーで作品を見たことがある。その時と同じ、空に女子高生たちが浮かんでいる図なのだが、同じく浮かんでいるキューブアイスは何を表しているのだろうか。
高松和樹「来週ノ浮遊者(自作自演モシクハ不特定多数)」:人体に等高線を描き、白から黒へのグラデーション化した作品。
大泉佳広「O-WORLD」:小さな手作りカーコースのようなものを描いた作品。表面の仕上げも良く、愛情を感じる。
■らいらっくぎゃらりい「會田千夏展」。とても楽しみにしていた個展である。今回は「Katari-jima」シリーズの変遷について聞くことができて、すっきりした。
■パルコ新館「THE BEGINNING」。札幌ビエンナーレ関連の展覧会のようだが、パルコに入るの緊張するなあ。展覧会場はコンクリート打ちっぱなしのようなスペース。普段のギャラリー巡りで見かける層とは、若干異なる人たちが見に来ているようだった。それだけでも価値があると言えよう。
色々と作品はあったのだが、私は大好きな野沢桐子の大作2点(見たことはあるのだが)で、ハート突かれまくり。この作品の印象が全てを圧倒してしまった。でも、色々な人にぜひ展覧会を見てほしいと思う。