本日はポルト→富士フイルム→オマージュ→三越→スカイホール→さいとう→ivory→SCARTS→チカホ→ミナパ→小樽市民→小樽美術館→小樽文学館の13か所。
冬に逆戻りしたかのような中、出発。
■ポルトギャラリー「局地風2019」。
手塚昌広「ten」:灰緑色の地に、卵のような点と動きを表現する色彩が流れている作品。
佐藤一明「TBP in P(Banana peel in paraffin」:パラフィンワックスをスキー板の形状に固め、その中にバナナ果皮を埋め込んだ実に滑りやすそうな作品。
■SCARTSスタジオ「川上りえ個展 Landscape Will 2019」。さすがの迫力。
■チカホ北1条イベントスペース「THINK SUPER MARKET2」。
ぴゅーてぃ~「ぴゅーてぃ~とゆかいな仲間たち」。
鷲尾幸輝「Hi!」:左側のライトが一方的に押し込んでいる。
岩崎麗奈「190103_N43'E141」:カラスが白鷲を追っていたシーン。白鷲の方は逃げているところのようでうつりが悪い。カラスがあまりにも堂々としている。
じゅんこ「寛容と不寛容の間で、アンバランスがいい」。
■ミナパ アイヌ文化を発信する空間。地下鉄札幌駅にできた新しい場で、いくつかの展示があった。
貝澤徹「IWOR-UN-PASE-KAMUY」:ダイナミックなシマフクロウ。
貝澤幸司「ぬし」:パソコンを操作するイトウかな?
下倉洋之「KENI TUK」:芽吹きという意味のタイトルのようである。
アイヌの物語が映像として流れている。まだ新しいため見ている人も多かった。
荒木繁「CUK RERA」:秋の風という意味のタイトルらしい。見栄えのする鮭の木彫作品だ。
おそらく管理は違うと思うが、札幌駅からチカホに入ってすぐのところにアイヌ文様の布地があるのだが、ライトのせいか色落ちがはなはだしく、かなりみすぼらしい感じになっている。あれを早期に何とかしてほしいものだと思う。
ここで迷っていたのだが思い切って小樽に向かう。なぜ迷っていたかというと、午前中はJRの運休・遅れが発生し、小樽への高速バスも高速が50キロ制限とあって、行き帰りに問題がある可能性を考えたからである。
だけどなあ、今日はちょっとどこか行きたい気分だしな。ということで、何本かの運休を除いて運行が正常に回復した電車に乗る。混雑はしているが、何とか席に座ることができた。
1時間弱で小樽に到着。やはり小樽の方が札幌より少し寒いような気がする。早速、市立小樽美術館&文学館へ。
■市立小樽美術館中村善策記念ホール「二つの視点 中村善策×伊藤正」。
伊藤心「中村善策像」:伊藤正のご子息だったか。小学校(二ノ六と書いてあった)の時に描いた肖像画。しかし何と21歳でなくなってしまったとか。
中村善策「石狩」:初見か。グレーの空と縦に伸びるポプラの木。石狩を描くイメージがなかったが、やはり善策張りの特徴がでている。
中村善策「石狩の野」:これは木々が横に並んでリズミカルな感じを出している。善策といえば縦方向に特徴があり、ちょっと珍しい気がする。
伊藤正「サイロ・牧舎」:北20条西4丁目にアトリエ付き住宅があったそうで、近くにあるモデルバーンを描いたもの。建物や柵の質感ががっしりしている。当時(1950年代)だと、まさに郊外風景だったのかも。
伊藤正「凍瀑(層雲峡早春)」:木々と山肌の黒い線は、エルンストにも似た感じを出している。
■市立小樽美術館「絵画のなかの登場人物」。
坂東義秋「雪晴れの町」:雪の坂道を歩く人が二人。私が人物画よりも風景画の方が好きだということが、我ながら良く分かった。
白江正夫「稲穂1丁目」:稲穂にあった稲穂湯、床屋さん、工藤鳥獣店などを描いた作品。翌年、この一角が焼失してしまい、当時を思い起こす貴重な作品になってしまう。
■市立小樽文学館「守分寿男 全仕事」。あまりピンとこない…。
■市立小樽文学館「シナリオライター・石山透と少年たちの60年代」。
熱狂的な手塚ファンであるイラストレーターの宮澤英子のコレクションより。「家宝」の手塚治虫サイン入り「リボンの騎士」。
目を覚ます直前のアトムか。
少年マガジン表紙に水着姿が掲載された山口百恵。なんかすごいですな。
喫茶コーナーでありがたくコーヒー休憩(お金はドネーションという形で払っています)。そろそろ飲みに行くか。