ウツボ Gymnothorax kidako (Temminck and Schlegel)です。
これはもっともよく見られるウツボです。体は黄色黒の縞模様、そして口に鋭い牙があります。歯は網も噛み切ります。牙には毒がありそうに見えますが、実際に毒があるのは牙ではなく血液です。本種に限らずウナギやアナゴの仲間はみな血液に毒があります。この毒は加熱すると分解されます。
このウツボは6月2日に採集したものなのですが、もって帰ろうかリリースしようか悩みました。結局小さかったのでリリースしましたが。もってかえってどうするのかといいますと・・・食べるのです。ウツボを。
ウツボは当地ではたたきに加工されて販売されています。宇和島市内のスーパーでは小パックでよい値段で売られていました。でも見た目のグロテスクさから余り好意的な話は聞きませんな。でもとっても美味しいんですよ、コレ。偏見にとらわれず、ぜひとも食べてみてください。売ってることはあまりないでしょうが・・・
ウツボ類についてはまだまだ逸話がいっぱい。順次UPしていきましょうかね。