ドクウロコイボダイ科の魚は世界で3種ほどが知られます。日本産は2種。
本種は日本産のもう1種、ドクウロコイボダイTetragonurus cuvieri Rissoのご紹介です。
ドクウロコイボダイとツマリドクウロコイボダイはそっくりですが、背鰭棘の数が16以上と多いことで区別できます。この写真はドクウロコイボダイの背鰭棘。14棘に見えますがあと3つほど短い棘が隠れております。そのほか眼がやや小さいことも同定のポイントとなっています。
この個体もやはりマグロ(メバチ)の胃の中から出てきました。他にもデメエソ科の魚2個体などが出てきています。