ネズッポ科の魚の天ぷらは東京名物、とても美味しいですよね!ただ釣り人にとってネズッポ科の魚は厄介者。今回はネズッポ科のヨメゴチCalliurichthys japonicus (Houttuyn,1782)の天ぷらです~
ヨメゴチは西部太平洋の暖かい沿岸に生息するネズッポ科の魚です。その中ではやや大きくなり、全長で35cmを越えてきます。やや沖合の海にいることが多く、投げ釣りやキス釣りではあまりお目にかかれないような種類といえます。ヨメゴチについては前にも軽く記事を書きました(2012/10/30 ヨメゴチ)。
ネズッポ科の魚は東京ではメゴチ、関西ではテンコチなどと呼ばれ親しまれていますが、メゴチという標準和名をもつものはコチ科の魚であるなど、なかなかややこしい。そしてキス釣りの外道としてはあまり歓迎されない種類です。
理由はおそらくぬめりがあったり、場合によってはかなりきつい臭いがするためだったりします。臭いについてはヤリヌメリが有名でひどい硫黄の臭いがしたりします。
調理の前、ネズッポの魚体をよく洗っておきます。
第2背鰭の後方から包丁を入れ、背鰭に沿うようにきっていきます。
このまま頭のすこし後ろまで包丁を入れます。
頭の少し後ろまできましたので、ここで包丁を止めます。
そして包丁の向きを変えまして、頭を落とすようにしますが、この際下の写真のような状態になるようにしてください。ようは頭を完全に落とさないで、腹の皮を残すようにします。
頭をもって、今度は後方の皮を引きます。普通は包丁でやるのですが、私は手で引きました。ただ包丁でやったほうが綺麗にできるでしょう・・・
あとは、尾鰭の付け根まで皮をむき、はがせばまずは下ごしらえ終了です。場合によっては臀鰭を落とすこともあります。内臓がついてる場合もありますので、その場合はよく流水で洗い流します。
あとは天ぷらの粉をつけて、油で揚げれば天ぷらの出来上がり・・・
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