さて、前回のチャバネセセリさんから3日も開いてしまった。久しぶりのぶろぐ更新となる。今回は久しぶりに魚の記事を。そうでないとこのぶろぐが、いつのまにか「昆虫のぶろぐ」に変わってしまう危険性があるからだ。
イソギンポ科・カエルウオ族・タネギンポ属のタマギンポさん。このぶろぐで紹介するのも久しぶり(なんと2023年3月以来!)である。最近までグラステリアAGSのほうにいたのだが、わけありで急遽クロスミニに移動。もともとクロスミニで飼育していた魚なので、急遽「帰還」ということになる。2021年の秋に採集してきたものなので、もうすぐ我が家にやってきて3周年ということになる。前回2023年の3月にこのぶろぐにアップしたときは、水槽の中に緑色の海藻(クビレズタ)が多数入っていたので、このタマギンポも海藻のような茶色というか、緑色というか、微妙な色彩になっていた。しかし現在は海藻は枯れて消えてしまったので、よく見るような灰色の色彩になっている。一見地味だが、青く輝く斑点が美しい。
基本的には飾りサンゴの上でたたずんでいるが、餌の海藻70を落としてあげれば、真っ先に、某映画のヴェロキラプトルのごとくとびかかる。もともと藻類食が強い本種だからか、配合飼料を食べるようになってもサンゴ岩に付着している藻類などもよく食べてくれる。
混泳相手は後ろに写っているハゼ科のミナミイソハゼのほか、ナンヨウミドリハゼ、ナメラハゼ、シマギンポ、ゴテンカエルウオ、コガシラベラである。この子が一番大きいからか、後から入れてもほかのカエルウオたちはタマギンポを攻撃することはない。また、ほかのカエルウオたちもタマギンポに怯えることも現状ない。写真の個体は雄らしく、正中線に皮弁が見られる。タマギンポと同じ属の魚にはカブキギンポ、タネギンポというのがおり、とくにタネギンポとは文体が似ているので、間違えてしまいやすい。ほかにタマカエルウオというものもいるのだが、こちらは完全に別属である。
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