アクアリウムバスで購入した魚。前回はタイワンドジョウの仲間「コウタイ」を紹介したが、今回はもう一種。
ゼブラアーチャ―というミャンマー産の美しいテッポウウオ。写真の幼魚はマーブル模様なのだが成魚では縞模様のようになる。ただし本種は色彩や斑紋のバリエーションが多いといわれ、別種になるのかもしれない。テッポウウオ属の魚は一般的には「汽水の魚」というイメージが強いものの、本種は純淡水で飼育可能なようだ。
観賞魚として近年に入ってきた種。当時は数万円で販売されていたというが、今ではだいぶ安価になった。淡水の熱帯魚だと(海水魚に比べると)養殖しやすく入手のハードルも下がる。しかし逆に入手のハードルが下がって飼いきれなくなったものを河川や湖沼に放流したり、奇形の個体が流通するなどしたりと、あまり歓迎すべきではないのも事実。ちなみにゼブラアーチャ―は近年に入ってきた種ではあるが記載はBoulengerにより、1892年になされている。
我が家に来た当初はなかなか餌を食べてくれなかったが、フタだけでなくカバーをかぶせてタオルなどで「暗幕」をつくり、キョーリンのメダカの餌を流してあげたらよく捕食した。その後は同社製のメガバイトなどもよく捕食した。ほかには昆虫や乾燥エビなどを与えている。「らく熱」のテッポウウオ特集によれば、幼魚のときから同じ餌を与え続けるとそれしか食しないので注意が必要、とのこと。注意したいのは水質で塩分を加えなくてもよいということだが、やはりアルカリ性の環境をたもつのが重要とのことでサンゴ砂を底面に敷いている。
成熟したサイズがどのくらいになるのかは不明だが、大きく育てたい。しかし大きく育てるのにはもっと大きな水槽(90cm以上)が必要になるということである。ろ過装置は以前にぶろぐで書いたことがあるもの。B-Box八潮で販売されていたのを購入。水槽はキンギョ用の水槽で幅40cm。これで様子をみて大きくなったら60cmにステップアップしたい。
テッポウウオの仲間はインドー西太平洋にかけて分布し、ある種は日本でもみることができる。口から水を出して木の上にいる昆虫などを捕食することで有名であるが、小さいうちは水鉄砲はださないようだ。
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