水槽にやってきて来月で1年になるタルボッツデムワーゼルさん。多く輸入されるインドネシア産のものではなく、フィジーなどに住むタイプ。体は灰色っぽく、頭部の黄色は通常の産地のものよりも明るく美しい。腹鰭は灰色。この種はほかのスズメダイ類よりも高価ではあるが、中身はスズメダイなので餌もよく食べ飼育しやすい。この仲間でマーシャル諸島に生息するものはトレイシーズデムワーゼルと呼ばれ、タルボッツデムワーゼルとは別の学名である(記載はトレイシーズデムワーゼルのほうが早い)が、そうなるとこのフィジータルボッツも新種記載されるのではなかろうか。
混泳水槽の中のタルボッツデムワーゼル。この写真に写っているものだけでもキヌベラ、ロイヤルグランマ、ロイヤルデムワーゼルなどと混泳している。もちろんサンゴ水槽でも全く問題なし。浅場にすむスズメダイであり、ミドリイシ水槽では本来ヤッコの類よりも本種のような魚が似合う。リーフタンクの住人にふさわしい魚だ。
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