本日二度目の更新。
ドジョウ大量死と思いきや、実はスーパーの売れ残り(読売オンライン、リンク先はアーカイブ)
どこが問題なのかは、このぶろぐの読者の皆様には説明する必要もなかろう。
「かわいそう→放流」というパターンは放生会やら、なんとかポストとか、未来の荒川をなっちゃら会などとは異なり大体が個人でおこなうものであるが、これの危険も大きいのである。特に今回は明らかに外来生物とわかるキンギョやニシキゴイではなく、日本在来のものと思われがちなドジョウが放流されたことにより、美談として受け取られかねないのでさらに危険度が増しているといえる。
「生きているのなら人として正解だと思います」
売れ残って、まだ弱っていても生きている個体を放流したらしい。しかし基本的に食用として販売されているドジョウは中国や台湾のものが多いと聞いており、実際にスーパーで売っているドジョウもほとんどが中国ないし台湾産であった。
以前にこのぶろぐでも紹介した書籍「日本のドジョウ 形態・生態・文化と図鑑」の中では中国大陸のドジョウも紹介されており、「在来のドジョウとは交雑する可能性もあり、販売されているドジョウを野外に放流することは決してしてはならない」とある。このような一見「善意」とされるような行為により外国産のドジョウは勢力を強め、その一方で日本在来のドジョウは追い詰められているといえるかもしれない。
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