魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

アブラガレイ

2017年01月05日 22時16分26秒 | 魚紹介

カレイの仲間はすべての種が食用となるが、北方の大型種は切り身で売られることも多く、なかなか全身の姿を見ることができないものがいる。カラスガレイというカレイは北方の大型種で全長1mくらいになるが、大体が切り身で販売されている。そして2011年にはじめてカラスガレイとお会いすることができたのであった。

そして今回ご紹介するアブラガレイ。アブラガレイも切り身で売られていることが多いし、たまに市場でも見られる。しかしながら尾の部分や内臓などが抜かれていることが多い。今回は尾鰭も内臓もしっかりついていた状態(ただし内臓はどろどろでしたが)でみることができた。アブラガレイも2012年ごろに見たことがあったのだが、このたび久しぶりに見ることができたのであった。坂口太一さんに感謝です。

アブラガレイとカラスガレイは眼の様子がやや異なっている。アブラガレイの上眼は頭部背縁にはなく、両方の眼間隔はあまり広くない。一方でカラスガレイの眼は頭部背縁にあり、両眼間隔は広い。いずれも口が大きく鋭い歯をもち、扱いには若干注意が必要だ。

分布は富山湾・茨城県以北の沿岸で、北海道ではすべての沿岸に生息している。今回の個体も北海道の羅臼近海で漁獲されたものだ。海外ではロシアからアリューシャン列島、アラスカのブリストル湾までのオホーツク海、ベーリング海、日本海。この属は2種のみからなり、もう1種はロシアからアメリカのカリフォルニアにまで分布するが、日本には生息していないようである。一方カラスガレイは北太平洋だけではなく、北米の東海岸やヨーロッパ北部の大西洋沿岸にまで分布している。

肉は脂が多く、今回はムニエルにして食したが、かなり美味しかった。煮ると肉がなくなってしまうということで、これが正解だったかもしれない。今回も美味しいものを食すことができてうれしい。いつもありがとうございます。

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水作エイトが…

2017年01月04日 23時39分44秒 | 魚介類飼育(淡水)

年末年始の大掃除で水作エイトや他社から出ている同等の商品がたくさん発掘された。これでもうしばらくはこの手の商品を買う必要はないだろう。明日は仕事はじめ。

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スケトウダラ

2017年01月03日 12時02分30秒 | 魚紹介

昨日は日記をさぼりましてごめんなさい。

タラ科の魚をぶろぐでしっかり紹介するのは6年以上ぶり。タラ目・タラ科・スケトウダラ属のスケトウダラ。スケトウダラは以前も紹介してきたが、確り紹介するのは今回が初である。

スケトウダラは日本産タラ科魚類の中で最大の種であるマダラに似ているが、マダラよりも体がやや細めで、下顎は上顎よりもやや突出するのが特徴。普通スケトウダラの下顎先端にはひげがあるはずなのだが、今回の個体には見られなかった。小さいうちにすれてしまったのだろうか。コマイもひげは短いが、コマイでは上顎が下顎よりも突出している。

タラ科の魚は日本に3種が分布している。このほかに日本にはヤマトヒゲダラという種がいるのだが、この種は今はタラ科ではなく、ロタ科Lotidaeとされることが多いようだ。ヤマトヒゲダラは日本のほか韓国や北米東岸、西アフリカ~グリーンランドと広い範囲に分布している。しかしながらヤマトヒゲダラは日本においては現在のところMotella pacificaのタイプ標本しか知られていないよう。これは現在Enchelyopus cimbriusの新参異名とされている。

タラ科の魚は背鰭が3基あるというのがユニークである。メルルーサの仲間はタラ科ににているが、背鰭と臀鰭の中央が凹むのが特徴。日本産のタラ科の魚は各鰭が完全に分かれている。

臀鰭もどうように完全に分けられている。臀鰭は3つではなく2つで、一番前にあるのは腹鰭である。

スケトウダラは食用として重要である。肉は白身でやわらかく、鍋物や煮物が美味しい。また加工品の原料としても有名で、卵(めんたいこ、たらこ)は有名だし、生卵も美味である。このほか練製品の原料としてもよく知られた魚である。

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アカゴチ

2017年01月01日 11時57分56秒 | 魚紹介

 

 

あけましておめでとうございます。平成29年がはじまりました。本年もよろしくお願いいたします。

さや姉勝利!おめでとうございます(あまり好きではないけれど)。7位、10位、12位にも感動。しかし6位の名前は聞いたことがない。いつもの選挙(有料)は難波は守銭に忙しいのと、栄は財布のヒモが緩いこともわかった。こじはる、レモンちゃんことみおりん、しーちゃんに入れていただいた皆様、ありがとうございました。

ことし一発目の魚は昨年の終わりにやってきた魚。スズキ目・カサゴ亜目・アカゴチ科のアカゴチ。日本産アカゴチ科の魚は本種のみ。または本種とバラハイゴチを含む2種のみ。なお、バラハイゴチは魚類検索第三版ではヒメキチジ科に入れられている。

アカゴチとよく似たウバゴチ、バラハイゴチとの区別の方法は臀鰭を見れば容易。アカゴチには臀鰭棘がなく、軟条数は13~15である。ウバゴチには臀鰭棘があり、3棘5軟条。バラハイゴチは臀鰭が10~11軟条であること。これらの特徴によりほかの種との区別は容易だ。残念ながらここで挙げた3種の中で入手したことがあるのはアカゴチだけなので、ここでご紹介することはできない。このほかアカゴチ科とされるものに、ハイゴチというものもいる。魚類検索の付記ではホカケトラギス科ではないかとされているが、現在はFishbaseにタイプ標本の写真が掲載されている。それをみればあきらかにホカケトラギスではなかろうか、と思うのだが。

アカゴチの分布域は駿河湾以南の太平洋岸、富山湾、島根県~九州までの日本海岸、東シナ海。海外では済州島、台湾、中国沿岸。なおFishbaseに掲載されているものは台湾とオーストラリア産のものだが、台湾産のものは臀鰭の軟条数が少ないことから、ウバゴチではないかと思われる。一方オーストラリア産として掲載されているものは別種もしくは未記載種の可能性があるらしい。やや深海性で水深100~200mの海底に生息する。魚類検索ではウバゴチはやや浅海にすみ水深は60~100m。バラハイゴチは逆にアカゴチより深場を好み水深300~800mに生息する。

漁法は基本的に底曳網。西日本で水深150mあたりをひく、イボダイやアマダイ類、マトウダイ、あるいはアカムツ狙いの底曳網漁業ではごくふつうに見られた。上の写真のものは沖合底曳網漁業で採集されたもの。採集直後で、鰓蓋付近の緑色の光沢がきれい。今回は三重県の尾鷲で採集されたもので、やはり底曳網漁業だという。

今回は京都のシーフーズ大谷さんより。クサカリツボダイを頼んだ際におまけで入れて頂いたものであった。ありがとうございました。コチの仲間で刺身でも食べられないことはないと思うが、この仲間の唐揚げはかなり美味しい。

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