魚のぶろぐ

2006/5/28~。現在復旧作業中です。ご容赦願います。 ぶろぐの写真はオリジナルです。無断転載はお断りします。

鹿児島の旅

2022年05月26日 21時11分19秒 | 

喜界島からはいつも、船を使って帰ります。無事に鹿児島に到着し、いつもお世話になっております田中水産の社長、田中積さんに市場など、案内していただき、さらにはお土産までいただいてしまったのでした。ありがとうございました。

まずは魚市場、残念ながら水曜日は市場お休みらしい...。奥は桜島。今日も元気に噴火。ドアには「火山灰が入るので閉めておくように」という鹿児島ならではの注意書き。

 

そのあとは鹿児島の町を案内していただきました!

西郷隆盛さんの像

西郷さんの眠る墓地にある南洲公園。ほか顕彰館や神社などもあり、観光地、なんですが大型連休中にもかかわらずお店が営業しておらず、ちょっと寂しい。

西郷隆盛終焉の地。ここで介錯の刃が入れられたのでした。県指定の記念物です。

順番が前後しますが、西郷さんが最後に立てこもっていた洞窟。その名も「西郷隆盛洞窟」です。死を決してこの洞窟を出たあと弾が腰に命中、先ほどの場所で介錯の刃が入れられたのでした。このあたりは城山という地区で、かなり急な坂道。

城山公園からの眺め。いおワールドかごしま水族館も、奄美・平土野・知名方面や三島・トカラ・種子島方面のふ頭もよく見えます。若干ガスもありましたが、天気は良好。

そのあとはお寿司をいただきました。「廻る寿司めっけもん」。

このお寿司屋さんのこだわりは天然の魚がほとんど、ということ。だから美味しい。これはカンパチ。こちらで見かけるのはほとんど養殖ものなのだが、この個体は甑島の定置網で漁獲されたものとのこと。あまりにも美味しくてハッピーな気分。その後は駅まで送っていただき、再会を約束して帰路。田中積さん、ありがとうございました。

その後は昼過ぎのさくらで博多駅~臨時のぞみで東京着。東京着後は上野東京ラインで帰宅。これで、GWの旅行の記録はすべておしまい。また来年いけるといいな。

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イボシマイモ

2022年05月25日 21時58分03秒 | 軟体動物(貝類・頭足類)

苦手なイモガイの一種。しかたなくFacebookのコミュニティ「44の海の談話室」で問い合わせてみたところ、「イボシマイモ」という回答を加藤さんからいただいた。ありがとうございます。加藤さん曰く「角皮がついているので本当の色が出ていない」とのこと。貝殻には白い帯があるものが多いのだが、この個体ではそうなっていない。しかしこの個体にもうっすらとではあるが、白い帯のようなものが見られる。本州中部以南、インドー太平洋の広域にみられるようで、和歌山県産の個体も検索で多数ヒットした。これも毒があるかもしれないので、あまり触らないほうがよいかもしれない。

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マダライモ

2022年05月24日 21時26分02秒 | 軟体動物(貝類・頭足類)

二日連続で軟体動物門・腹足綱のご紹介。

イモガイ科の巻貝である。おそらくマダライモという種であるようだ。マダライモは琉球列島ではよく見られるイモガイの一種で、全体的に白っぽく、黒い斑点が多数入るのが特徴である。そのような貝殻はよく販売されている。しかしそれは生時の姿ではない。生きているときは貝殻に黄色っぽい薄い皮のようなものがある。ほかのイモガイもこのような皮をかぶっていることが多い。またこの皮にアオサなどの海藻類が付着していることもある。

写真撮影のために掌に載せた。この種はゴカイ類などを食うようであまり強い毒をもっていないと思われるが、念のためまねはしないように。おそらく幼貝である。成長するともっと違った形になる。

マダライモは先述のとおり、琉球列島の潮だまりでは最もよく見るイモガイの一つであると思われる。喜界島のほか、沖縄や石垣島でも見ているし、高知県でも一回だけ見たことがある。喜界島ではごくふつうに見られ、本種の殻に入るイモガイヨコバサミもまた、港内の磯の潮だまりではよく見られるのである。

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イソアワモチ

2022年05月23日 11時38分58秒 | 軟体動物(貝類・頭足類)

この写真の中央に写っているのはイソアワモチという生物である。軟体動物門・腹足綱の生物で、ウミウシの仲間とされている。しかしながら鰓は見えていない。有肺類とされていたこともあるようで、だとすると空気呼吸するのだろうか。干潮時は全く水のない場所に見られたのはそういうことなのだろうか。分類学的にも面白い生き物であり、本でその存在は知っていたのだが、実際に見たのは初めてである。

イソアワモチの背中には小さないぼ状の突起がある。ナマコの仲間のように見えなくもない。結構サイズは大きめで、10cm弱ほどはあったのではないだろうか。

ちなみにこんな場所にいた。この日は干潮時の潮位が10cmほどであった。それほど浅い場所に見られる種類である。本種は食用になり、沖縄では「ほーみ」と称する。意味は各自ググられたし。食してみようかとも思ったが今回はやめた。1匹しか見られなかったし。というかそもそも数が少ないのは乱獲がたたったということでなければいいのであるが。

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ユカタイシモチ

2022年05月22日 12時02分29秒 | 魚紹介

テンジクダイ科・カスリイシモチ属のユカタイシモチ。

この種類は出発前にかごしま水族館でも見ていたが、喜界島で釣ることもできてうれしい。もっとも、喜界島ではほぼ毎回、訪れるたびに本種は釣れているのであるが。体側に一本の縦線があり、尾鰭の付け根に黒い点が縦線のやや上方にあるのが特徴である。しばしば色彩を変える種類で、以前もこの色彩を変えることについてはぶろぐのネタにしていたと思う。

これは以前に喜界島で釣れた個体。夜間に釣れていたもので、体がシルバーメタリック。第2背鰭後方の背部がキラキラしている。

 

こちらは奄美大島で釣れた個体。昼間に釣れたもので体色が濃く、体側の縦線は不明瞭(というか白っぽくなっている)。

今回釣れた個体は夕方の6時頃に釣れたもので、中間的な色彩なのかもしれない。体色がもっとも濃い色をしていて、体側の黒色縦線も一番濃い。お持ち帰りしてもよかったのだが、このときは持ち帰らないつもりで竿を出しており、写真を撮影した後すぐにリリースした。

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