高校の同窓会に行ってきた。
“同窓会”は英語でalumni meetingとか、class reunionというらしい。alumniはalumnusの複数形で、本来は男子の卒業生のことだが、共学校の男女卒業生の意味にも使う。(女子校の卒業生なら、ひとりはalumna、複数でalumnae。元ラテン語はややこしい^^;)私が出た高校は共学で男子が全体の3分の2を占めるので、alumni meetingということになるだろう。実際、出席者のうち女子は4人だけだった。
今年の初めに学年全体での大規模な同窓会があったのだが、私は香港で引越し準備中だったので出られなかった。しかし、それをきっかけに多くの人に連絡がつき、各クラスやクラブ、あちこちで集まりが始まったらしく、所属していたバドミントン部の同輩からも連絡があった。
今回は3年C組のみのクラス会。毎年クラス替えがある学校で、文系・理系に分かれないので(3年生では単位の半分が選択制)、いろいろなタイプの学生がごちゃごちゃしていた。初夏の合唱祭はブラスバンド部の誰かがはりきって指揮をとり、夏休み前の体育祭では各運動部員が技術&作戦指導(所属する部の種目には出られないから)。受験生だというのに夏休みは文化祭の劇の練習なんかしてたし(汗)、文化祭当日は劇に出ないグループがしっかり喫茶店をやって稼いでた(?!)。そんな調子で受験はどうだったかって?・・・まあ、それなりに^^; 休み時間、ひとり静かに問題集を解くやつ、いつもトランプしてるやつ、下駄はいて学校に来るやつ、、、駅ビルの新装開店のときにはみんなしてサボって見に行くし、運動部の練習の帰りは近所の菓子屋前でアイス食って、喫茶店ではインベーダーゲーム(歳がばれる^^;)。私服だったのでおしゃれな女の子はサンダルやミニスカートで来てたりした。
卒業して25年、みんな相応に歳とったり、体重が変化したり^^; でも高校の時の雰囲気はそのまんま。声のでかいやつ、仕切りが得意なやつ、物静かな人におだやかな人。可愛かった女の子はお母さんになってもきれい(羨ましい~)。みんなそれぞれ仕事が忙しい年代で、のんきに暮らしている私はなんだか申し訳ない みんなに「変わってない」と言ってもらったが、高校の頃老け顔だったので、今ちょうど外見と中身のバランスが取れてるのかも?
大学もかなり変な、バラエティに富んだ学生がいるところだったが、なにぶん、××語とそれを話す地域の文化や社会や歴史ばっかり学ぶ大学なので、相当偏りがあったことは否めない。でも高校はほんとにいろんなやつがいて、つくづく面白かった。知的な刺激をたくさん受けたと思う。(理系バリバリの子たちの会話にはついていけなかったけど)
2次会のカラオケ屋で突然火事騒ぎ、あわてて避難!ただの報知器の故障だったので戻ったら、なぜかそこへ3年E組・F組の数人が乱入 E・Fでもクラス会を企画中で、その打ち合わせに集まったところで、C組と遭遇したらしい。いっしょになって3次会へ突入。終電近くまでまったり飲んで、実家へ帰ったのだった。
最近、若い時の自分が本当に今の自分とつながってるのか、自分で信じられない時がある。でも、まだ何者でもなかったあの頃、何者かになろうとして集まっていた連中の中に、私は確かにいた――あの頃の私も、確かに私だった。
みんな何者かになっているのに、未だに何者にもなっていない私に、「やりたいこと、やらなきゃだめだよ。○○(私の旧姓)さんなんか、やろうと思えば何でもできるんだからさ。」乱入組のKくんが言ってくれて、元気が出た。よし!やりたいこと、がんがん、やるぞ!(その前にやるべきことやれよ>自分)
幹事さん、お疲れ様でした 来年も楽しみにしてますので、よろしく~~~