Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

陳奐仁(ハンジン・タン)

2007年05月17日 00時38分30秒 | 

 この人の名前を知ったのは5、6年前だったろうか。作曲家・プロデューサーで、歌ってもなかなかだという話。シンガポール人で、この漢字の読み方からすると、福建系と思われる。
 陳奕迅(イーソン・チャン)のコンサートでいっしょに歌ったのを聴いて、本当に上手いのでびっくり。ぽっちゃりした体型と人懐こそうな顔立ち、あんまりアーティストっぽくない(笑)イーソンとの遊び心いっぱいのからみも面白かった。
 最近聴いたなかでは、容祖兒(ジョーイ・ヨン)の「心花怒放」(<Close Up>収録)がとてもよかった。このところ声がかなり変わってきて、声そのものがかなり魅力的になってきたジョーイの力を引き出している。陳奐仁自身のコーラスも光る。
 中華ポップスファンに定評があるだけでなく、初めて聴く人にもそのセンスは伝わるようだ。先日、つれあいがやってた中国茶の会を引き継いでくださったもちまきさんお茶会で、年配の男性が「この曲はどこの曲?モロッコあたり?」とお訊ねになった。かけていたCDは「叱咤新一代」で、ちょうど鄭融(ステファニー・チェン)「愛得耐」が流れたとき。イントロに中東風のフレーズが使われていて、陳奐仁がラップで参加している。「歌ってるのは香港の女性歌手で、曲とプロデュースはシンガポール人なんですよ」と説明したら、「面白いね~」と感心されていた。ちょっと嬉しかった。
 プロデュースの現場を、陳柏宇(ジェイソン・チャン)デビューアルバムの付録DVDで見ることができた。少し平板になってしまうジェイソンの「萬中無一」に対して、お手本を見せている。表現のふくらみ方の違いをパソコンの分析画面で目の当たりにしたジェイソン、「もう一回やってみる」と録音室へ。要求するところをやって見せることができるだけの歌唱力があるのはすごい。
 香港での仕事も多いせいか、広東語は問題なく話せるようだ。ジェイソンについての感想を求められて「真係歌手(まさに歌手だね)」と言っていた。
 個人名で仕事するときもあるが、音楽家グループ・The Invisible Menとしての活動が多い。(The Invisible Menには馮翰銘アレックス・フォンがいる。他にメンバーがいるのか、誰がいるのか今のところ私は知らない
 歌唱力があるのはみんな知ってるんだから、自前のアルバム出してみたらいいのに~と思うのだが、プロデュースやフィーチャーと自分のアルバムはまた別かしら。馮翰銘みたいに、せめて「自作自樂」シリーズに参加しないかな
<訂正>参加してました! 「自作自樂Demo ProjectⅡ」で、「愛得耐」英語バージョン「Road Runner」を歌ってます。

コメント (4)
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