my 1st collectionについてきたライブDVDではちょっと逞しくなった体型が、今回のコンサートにむけてみっちり練習してる間ににまた絞れてしまったのか^^; 見るからに細くなっているのがわかる。イヴァナとのダンスで最後の決めポーズなんかは、しっかりヒンズが支えないといけないので、イヴァナとしては「ちゃんと支えてよっ!」と必死だったかも?!
ヒンズは自分の細さとイヴァナのぽっちゃり感(そんなに太ってないけど)をもじって、「排骨蒸五花腩(スペアリブ&豚バラ肉)」なんて言ったらしい。イヴァナの胸の谷間を見せる衣装にヒンズの視線がちらちら、「なんか視線が?」とイヴァナが突っ込むと、「我鍾意睇有料(中身がつまってるのを見るのは好き)」と返したり
このへんのやりとりは新聞(明報・東方日報)で確認したが(リアルタイムではとても聞き取れず)、YouTubeにも山ほどUPされていた。コンサートで録画されたものらしい。明らかに録画している人には警備員が注意していたが、デジカメを構えているのは普通の写真を撮ろうとしているようにも見えるから、完全に防ぐのは今や不可能 日本のコンサートのように荷物チェックして、普通のカメラまで預けさせるしかない。
おかげで私も“復習”できてしまって、「やっぱり1日目は下手だった^^;」とか再確認したり(笑)
少し前(06年11月)のインタビューなどを見ると、「病気の学生みたいなイメージを変えたいから(笑)健康のために少し運動始めた」「近眼だけどメガネをかけてると人との距離ができてしまう気がして、芸能界に入ってからはあまりメガネかけない」なんて話をしている。「香港に来て長いのに『張敬軒が広州から来てくれました』とか、『広州でTVB見られるの?』とか」「もっと内地(大陸)のこと知って欲しい」なんて話も。
お母さんは自分で商売をしたりして意外と男っぽいとか、自分の性格はおっとりしたお父さん似だとか。「いつもパフォーマンスは100%出したい」と真面目なこと。「仕事が忙しいから恋愛してる暇ない」「付き合ってくれる友達はたくさんいるし」。当然「王[艸/宛]之は?つきあってないの?」と突っ込まれ、「どう思う?」と切り返し。「事務所の社長まで『あれ、今日は王さんは?』とか言うけど(笑)何でも話せるいい友達だよ。いい彼女だと思うよ、もし彼女だとしたら」
あまり細かいところまではわからないけど、香港デビュー以来ずっと、香港での成功を志向してきているようだ。このあたりが同じ大陸といっても上海や北京出身のアーティストと違うところ。今回紅館コンサートを成功させて、香港の歌手としての地位は確立した。次はどんな路線で、何を目標にしていくだろうか。
ずっと前、宇多田ヒカルのライブ評を新聞で読んだ。「彼女の歌に独特の“切なさ”が、ビートをきかせたバンドで消されてしまう」
同じことをヒンズのコンサートでも感じた。CDでけっこうぎりぎりのところまで出しているので、CDと同じように歌うのはそもそも難しいタイプの歌手。小さい会場でシンプルな編成のバンドのほうが、本来の魅力を引き出しやすい。とはいえ、厳しい条件での経験を積めば必ずクリアできるようになる。
2日目ゲストのイーソンの、野太く力強い歌を聴いてしまうと、ときに耳をそばだてるようにして聴かないといけないヒンズの歌は、聴衆にはしんどかったかもしれない。でもその細さがこの人の魅力だと再確認したのだった。
映画「十分愛」にもヒンズって出てたのね買わなきゃ^^;