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何を言った?

2009年09月13日 23時42分54秒 | スポーツ

 全米オープンテニス、女子準決勝。セリーナ・ウィリアムズvsキム・クライシュテルス。最後のところをたまたま見た。
 第1セットを失い、第2セット5-6とリードされ、15-30での2ndサービスをフットフォルトとコールされたセリーナ。頭にきて線審に向かって何か叫んだ。主審に呼ばれた線審が何か話すと、主審はトーナメントディレクターを呼んだ。セリーナが“I said.”“Are you serious?”というのが聞こえた。
 やがてセリーナはコートの向こう側へ、クライシュテルスのところへ行って握手を求めた。クライシュテルスは何がなんだか?という顔。観客も???
 結局、フットフォルトで15-40となったところで、線審に対する暴言が違反ということでポイントを失い、それがそのままゲームセットにつながったらしい。
 暴言1回ならまず警告があるはずだが、この日はその前にもラケットをたたきつけて警告を受けていて、2回目の警告なので1ポイント失ったようだ。(詳しくはこちらのブログで)
 上記ブログのtennisnakamaさんによると、ラインのイン・アウトコールに関しては、選手がチャレンジして映像で確認することができるようになったが、フットフォルトは主審のオーバーコールもなく、線審の判断を客観的に確認する手段はないのだそうだ。
 重要な場面でのフットフォルト宣告は選手にとって非常に重く、「ビデオなどで判定できるシステムがあれば」というご意見だった。
 めったにフットフォルトは見ないけど、だからこそ、「なんで今?!」ということになるのだろう。セリーナの怒りは、「自分がフットフォルトなんかするわけない!」ではなくて、「もっと前にコールしといてよ!」なのかも。疑わしいところでコールされてれば、その後は気をつけたのに!みたいな。
 でも、線審としては、明らかに「線踏んじゃった」のが見えたのが、たまたまこのタイミングだったわけで、どうしようもないだろうけど・・・
 線審の女性は、小柄な東洋系(日系・中国系・韓国系のどれか)だった。違う人種の人だったらどうだったろう? とは、あまり考えたくないが。

 バドミントンでも、大事なところで「オーバーハンド(サーブ打球面が手首より上)」「オーバーウェスト(サーブ打球面がウェストより上)」「フットフォルト(サーブ動作の開始から終了までの間に足が床から離れる)」といった反則をとられて、大きく局面が変わることがある。北京オリンピック4位のスエマエこと末綱・前田組、末綱選手が以前はときどき反則になってたが、五輪ではほとんどなかった。安定度も強さの秘訣。
 五輪では混合ダブルスの中国ペアが、サーブの反則をとられると、ラケットを観客に向かって掲げ、抗議の意思を表していた。観客も支持してブーイング。それで判定が覆ったりはしないけど、審判にプレッシャーにはなる。それくらいしたたかな試合運びをしないと、国際大会のトップで勝ち抜けないのか・・・
 ぎりぎりのところで戦う選手を、納得させられるか? 審判も真剣勝負なのだ

コメント
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