朝起きたら、なでしこジャパン世界一のニュースで沸きかえっていた。(試合まで起きていられなかったので^^;)
ニュースを追いかけて見ていたが、アメリカは2度リードして、少なくとも延長戦でリードしたときは“勝てる!”と思っただろう。あと3分で追いつかれたショックは大きかったと思われる。澤穂希選手のシュートは、ほとんどゴールに背を向けながら足に当てただけ。しかし相手は反応できなかった。
そしてPK戦。決勝進出が決まった時、強豪アメリカが相手と聞いて、なんだかPK戦になるような気がしていた。でもPK戦は120分戦った末に行うわけだから、そうなる前に勝負がつく可能性が高いだろう、と思っていたら・・・
アメリカの1本目、横に跳んだけどボールはほぼ真ん中に来た。それを右足で弾いたキーパー海堀。よく足が出た、、、2本目も読み通り。日本は読まれて手に当てられながら、ボールの強さでねじ込む。ワンバックはさすがにがつんと入れてきた。そして熊谷、左上に力強く決めた。
元気で、強くて、明るくて、、、このチーム、とにかく楽しそうだった。もちろん、体力的にはきつそうな場面もたくさんあったが、最後まで走る走る。女子サッカーって、こんなにスピーディーでスリリングだったのか~。
英語のニュースの中で、"resiliency"という単語が使われていた。弾力性とか、回復力とかいう意味らしい。2度リードされても2度追いついた、あきらめない粘り強さを上手く言い表している。
ウィキペディアによると、「なでしこジャパン」の愛称は2004年に公募で決まった。JFAの女性スタッフが、オーストラリア代表が「Matildas」という愛称で親しまれているように、日本代表にも愛称をつけて認知度を高め、発展につなげたら?」と提案したのがきっかけだそうな。(オーストラリアがMatildasって、国歌に次ぐ愛唱歌の「Waltzing Matilda」から取られたんだろうな♪)
ちなみに「撫子」の花言葉は「純愛」「大胆」「勇気」など。なんか、「しとやか」とか「清楚」のイメージとはちょっと違う 名付けた人がどんなイメージを持っていたかわからないが、実はものすごくぴったりだった?! 昔から愛されて園芸用の品種改良も多くされているが、元々野山に普通に自生する花。温室で手をかけて育てられるというより、風雨に耐えて逞しく咲く花なら、まさに相応しい。
実は経済的に苦労が多いらしい女子選手たち。今回の優勝でサッカーを始める女の子が急増すると思われるが、女子リーグでもプロ契約のところばかりではなく、バイトせざるを得ないというのでは、先々大変だ。女子リーグの観客動員を増やすには、、、まずテレビ(地上波)で定期的に放送するとか?
日本国内での試合がどの程度のレベルなのか、ちょっと見てみたくなったし。
なでしこの花の上に「ありがとう Danke」とプリントしたTシャツで会場を回る選手たち。おめでとう