フィギュアスケート・第84回全日本選手権(2015年)、女子ショートプログラム滑走順と、今季のベストスコア(SP/フリー)一覧。
・・・もう始まってるので、速報と非公式リザルト。
大会略号:東=東日本 西=西日本 J=ジュニア GP=グランプリシリーズ JGP=ジュニアグランプリシリーズ GPF=グランプリファイナル JGPFジュニアグランプリファイナル
数字は予選順位、名前右カッコ内の数字は昨年の順位。スコアはSP/フリーの今季ベストと出した大会・順位。
W・4・Jは世界選手権・四大陸選手権・世界ジュニアで、最低技術点(ミニマムテクニカルスコア)と年齢でクリアしているもの。(j)はミニマムポイントはないがジュニアに出られる年齢。
<G1>
1 J2 白岩優奈 J 62.77(J2)/124.29(JGPスペイン1)
2 西9 大庭雅(12) W 57.53(中部1)/91.05(西9)
3 東4 鈴木春奈(18) (j) 49.72(東3)/82.61(東7)
4 西4 谷口美菜 (j) 54.97(中部2)/102.55(西2)
5 西3 磯邉ひな乃(25) 54.77(西3)/102.12(西3)
6 J7 青木祐奈 J 62.70(西J1)/109.51(J8)
<G2>
7 西8 大矢里佳 (j) 54.42(西4)/92.27(中部3)
8 J5 坂本花織(6) WJ 58.96(J5)/112.20(JGPラトビア2)
9 J4 新田谷凜(13) WJ 61.03(J3)/116.99(サマーカップJ1)
10 西11 小槇香穂(23) (j) 46.01(西14)/89.54(西10)
11 西12 安原綾菜 (j) 45.57(西15)/87.81(西11)
12 西7 細田采花(17) 49.83(近畿3)/94.01(西7)
<G3>
13 西5 上野沙耶(16) 47.94(西10)/101.65(西4)
14 東3 土橋亜海 (j) 49.43(東4)/90.38(東北・北海道2)
15 J3 横井ゆは菜 WJ 62.09(愛知フィギュア3/117.24(J3)
16 西6 加藤利緒菜(7) W 61.84(オンドレイ・ネペラ2/105.30(GPロステレコム9)
17 J6 本田真凜 J 63.69(JGPF3)/123.30(JGPクロアチア1)
18 西10 森千夏 (j) 48.25(中部3)/98.24(中部2)
<G4>
19 西1 松田悠良(15) WJ 65.71(JGPスペイン2)/113.27(JGPスペイン3)
20 本郷理華(2) W 67.39(愛知フィギュア1)/129.97(GP中国杯1)
21 今井遥(11) W 58.17(SCオータムクラシック3)/116.72(SCオータムクラシック2)
22 永井優香(4) WJ 63.35(GPスケートカナダ2)/109.57(GPスケートカナダ7)
23 村上佳菜子(5) W 62.42(愛知フィギュア2)/111.80(GPスケートカナダ6)
24 中塩美悠(10) WJ 59.71(中四国九州1)/96.28(GPスケートアメリカ11)
*中塩美悠は怪我のため棄権
<G5>
25 浅田真央 W 71.73(GP中国杯1)/125.75(GP中国杯3)
26 東2 高橋美葉(30) 51.03(東2)/89.03(東2)
27 西2 木原万莉子(8) WJ 57.45(近畿1)/108.23(GP・NHK杯8)
28 東1 西野友毬(14) 54.97(東1)/103.70(東京1)
29 樋口新葉(3) W 66.83(J1)/122.40(J1)
30 宮原知子(1) W 69.53(GP・NHK杯1)/140.09(GPF2)
放送は18:30から。
フィギュアスケート・第84回全日本選手権(2015年)、男子ショートプログラム。
18:30からの放送で、第3グループの4人目(16番)から生中継。その前に録画で演技を放送されたのは、中村優、友野一希、山田耕新、佐藤洸彬の4人。夕飯の支度とかしてて、あんまりよく見てないので^^; 後でまた
<G3>
16 笹原景一朗 SP:51.28(26)
「リベルタンゴ」♪ 黒に左肩の赤いバラ。フライングキャメルスピンから入り、ルッツ・トウ3-2を決めるがフリップで転倒l。バタフライなどを織り込んだステップのあと、ダブルアクセルをきれいに決めた。
17 湯浅諒一 SP:50.69(28)
「フラメンコ」♪ 赤いシャツに黒のベスト。印象的なギターで、3回転トウループから。スピン2つのあと、サルコウ・トウ3-2、ダブルアクセルと決める。予定では冒頭にトウ・トウ3-3を跳ぶ予定だったので、少し口惜しそう。
解説の本田武史氏がコーチでもあるそうな。
18 島田高志郎 SP:58.41(17)
「トスカ」プッチーニ♪ コンビネーション予定のルッツはステップアウト気味で単独に、サルコウに2回転トウループをつけた。黒を着ているせいか、キャメルスピンで伸ばした足が糸のように細い^^; ダブルアクセルがきれいに入ったあと、ターンがスムーズなステップ。
少し成長痛もあるとか、そういう年頃 シーズンベストと同じスコアを出した。
ここまでで12位の片田龍太までフリー進出確定。
<G4>
19 日野龍樹 SP:74.03(7)
「アルメニアン・ラプソディ」♪ サルコウ・トウ3-3から入った。トリプルアクセルは空中で少し曲がったが、難なく下りる。3回転ルッツを決めるとガッツポーズ。会場の手拍子にのって、スピンやステップも滑らかだった。
・・・会心の出来ではあるが、相変わらず、細かいところの腕や上半身の動きが、なんとなくやる気なさそうに見えてしまう。音を待っている瞬間がぼうっとして見えるのかな^^; ジャンプが安定したなら、表現をもっと磨こう!
20 川原星 SP:66.72(9)
「タンゴ・デ・ロス・エクシラドス」♪ トリプルアクセルをこらえて下りる。ループ・トウ3-3が決まり、3回転ルッツも入った。タンゴらしくリズムを刻む意識のステップ、動きに強弱もある。音楽に少し遅れてスピンを回り終えた。
21 服部瑛貴 SP:61.94(13)
「ダウンヒル・スペシャル」♪ 黒のシャツにベスト、ドラムのイントロで指を鳴らしてスタート。トウ・トウ3-3はややステップアウト、単独3回転は大丈夫。顔の表情、服を直す仕草の振付、ステップではポケットに手を入れたり出したり、音を豊かに表現した。
22 羽生結弦 SP:102.63(1)
「バラード1番」♪ いつものように、静かに始まる。4回転サルコウで転倒、しかしすぐ起き上がってイーグル。落ち着いてトウ・トウ4-3を決めた。イナバウアー、バックアウトカウンターからのトリプルアクセルは下りてからもしっかり表現を入れる。ステップを細かく、きっちりと踏んでいるようだった。
終わってすぐ、サルコウまでのルートを指差しながら確認。キス&クライでも、オーサーコーチとあれこれ話して反省会
23 磯崎大介 SP:57.15(19)
「マシュ・ケ・ナダ」♪ 直前の羽生に投げ込まれた花やぬいぐるみの回収に手間取り、ちょっと待たされたスタート。アカペラコーラスの曲。3回転ループ転倒、ルッツ・トウ3-2は頑張る。肩や首をうまく使いながらのステップがなかなか魅力的。キャメル、シットとスピンの姿勢がきれいで工夫されていた。
今季いっぱいで引退して、今後は振付に携わりたいという。フリー進出決定。
24 宇野昌磨 SP:97.94(2)
「Legends」♪ きりっとした顔で滑り出す。トントンと氷をつく動作を音にあわせ、スムーズなトリプルアクセルを決める。後半の4回転トウループをややこらえて着氷、フリップ・トウ3-3は問題なし。きびきびとした動きのステップは、グルーブ感いっぱいでわくわくさせる
スピンも強さを感じさせる。もう、この高得点も当たり前
<G5>
25 田中刑事 SP:74.19(6)
「ブエノスアイレスの春」♪ 冒頭の4回転サルコウが2回転に しかしトリプルアクセルはきれいに決める。フリップ・トウ3-3は高さと流れが美しかった。タンゴの動きにめりはりがあって、手先や腕の表現が素敵。
26 鈴木潤 SP:61.82(14)
「Dementia」♪ 地元・北海道大学に通う選手。冒頭のトリプルアクセルを膝を深く曲げてなんとか下りる。ギターの細かい音で盛り上るところで、3回転ループ、ちょっとステップアウト。
後半アップテンポになって、手拍子のなかでステップを踏んでいった。
27 小塚崇彦 SP:78.19(5)
「レスペート・イ・オルグージョ~誇りと敬意」♪ 黒のVネックに赤いサッシュが映える。ゆっくりした動きから入り、4回転トウループは両足着氷っぽかったがこらえる。トリプルアクセル、久々にたかちゃんのきれいなアクセルを見た ルッツでやや傾いて、続けた2回転トウループで片手をついた。
氷の上に糸で絵を描いていくような、美しいステップワーク。
28 村上大介 SP:83.49(4)
「彼を帰して」♪ 柔らかく滑り出していく。4回転サルコウの回転の速いこと! トリプルアクセルも曲に溶け込むように決まる。ルッツ・トウ3-2でややバランスを崩したが、指先、爪先まで感情をこめながら美しい姿勢での滑りは、ずっと見ていたくなる。
29 無良崇人 SP:93.26(3)
「黒い瞳」♪ 強かった! トウ・トウ4-3をいきなり決める。そして代名詞のトリプルアクセルは、高さときれいな着氷。後半の3回転ルッツは着氷後に大きく流れを見せる。
細かくて力強いステップのキレが素晴らしく、めっちゃカッコよかった
30 山本草太 SP:62.92(11)
「ポエタ」♪ じっくりとした動きから。トリプルアクセルで軸が傾いて転倒、ジュニアではSPで跳ぶことがない4回転に挑戦したが2回転になってしまった。3回転ルッツは少し流れが止まりかけたが、根性で3回転トウループをつける。長い手足を存分に使って、フラメンコを踊った。
結果、羽生結弦がトップに立ち、4.69点差の2位に宇野昌磨、その4.68点差の3位に無良崇人。無良と4位村上大介とは10点近い差がある。5位小塚崇彦、6位田中刑事までがフリー最終グループ。
7位日野龍樹、8位中村優、9位川原星、10位宮田大地、11位山本草太、12位友野一希までが後半第3グループということになる。
フリーもみんないい演技になりますように