また新しいフィギュアスケートの大会が始まる
日本時間の明日からスポケーン(アメリカ・ワシントン州)で開催される、チーム・チャレンジ・カップ。北米・ヨーロッパ・アジアの3チーム対抗戦だ。
ん?何か似たようなの、毎年やってなかったっけ?と思った方も多いだろう。毎年10月初めに日本で開催されているジャパンオープンも北米・ヨーロッパ・日本のチーム戦だけど、これは男女シングル2人ずつ&プロ(現役競技からは引退している)選手も参加するシステム。
チーム・チャレンジ・カップは、男女シングル3人ずつ、ペア&アイスダンス2組ずつでチームを構成。キャプテンを往年の名選手が務める。男女シングル各2人、ペア&アイスダンス各2組は今年1月1日時点の世界ランク上位から選ばれた。男女シングルの3人目は、ファン投票からキャプテンが選んだ。
試合は1日目の男女シングル・ショートプログラム戦と、2日目のフリー戦に分かれる。
SPは、各チームが3人の選手のオーダー(順番)を#1から#3で提出、#1グループの男子3人と女子3人、#2グループの男子3人女子3人、#3グループの男子3人女子3人が男女混合で6分間練習をしてから滑る。
男女各グループ内での1位・2位・3位に順位ポイント(仮に12、10、8)をつけ、その合計が一番多いチームがSP優勝となる。
(・・・男女混合で6分間練習って見たことない 普段の練習リンクでは普通だろうけど、女子としてはけっこう怖くないかな)
順位ポイントは全体でのポイントではないようなので、どの選手をどのグループに入れるか、他チームの思惑も読みつつ、キャプテンの作戦が問われるところかも。なお、SPの結果は2日目のフリーに持ち越さない。
フリーは、まずペア&アイスダンスが行われる。各チームで得点の高いほうだけを合計。続いて男女シングルは、各チームSPで一番高い得点を出した選手が第3グループに入り、あとの2人はチームが第1と第2グループに割り振る。男女とも得点の高い2人の得点を合計、ペア&アイスダンスの得点の高いほうの合計に加えて、最も高い得点を挙げたチームが優勝となる。
フリーは普通に得点での争いなので、滑走順やグループはあまり関係ないけど^^; SPで高得点を出した選手たちの最終グループに優勝がかかって、盛り上りそう
各チームのメンバー。怪我やなんやらで、当初の予定からけっこう変更があった
<アジア>
キャプテン:荒川静香
男子:デニス・テン(カザフスタン) 宇野昌磨(日本) 金博洋(Boyang JIN)(中国)
女子:宮原知子(日本) エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) 本郷理華(日本)
ペア:王雪涵(Xuehan WANG)/王磊(Lei WANG)(中国) 須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデ(日本)
アイスダンス:レベカ・キム/キリル・ミノフ(韓国) 王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国)
<ヨーロッパ>
キャプテン:クリストファー・ディーン
男子:セルゲイ・ヴォロノフ(ロシア) ミハル・ブレジナ(チェコ) ミハイル・コリャダ(ロシア)
女子:エレーナ・ラジオノワ(ロシア) ロベルタ・ロデギエロ(イタリア) エフゲニア・メドヴェージェワ(ロシア)
ペア:クセニア・ストルボワ/フョードル・クリモフ(ロシア) ニコーレ・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア)
アイスダンス:ペニー・クームズ/ニコラス・バックランド(イギリス) アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア)
<北米>
キャプテン:クリスティ・ヤマグチ
男子:ジェイソン・ブラウン(アメリカ) ナム・ニュエン(カナダ) アダム・リッポン(アメリカ)
女子:アシュリー・ワグナー(アメリカ) ガブリエル・デールマン(カナダ) グレイシー・ゴールド(アメリカ)
ペア:メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) アレクサ・シメカ/クリス・クニーリム(アメリカ)
アイスダンス:ケイトリン・ウィーヴァー/アンドルー・ポジェ(カナダ) マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ
こうして見ると、北米チームが実力者がそろっている感じ。チームアジアはペアとアイスダンスが若手中心で、ちょっと厳しい 世界選手権のアイスダンスで、アジア勢最高成績を挙げたのは村元哉中/クリス・リードだったんだけど、なにぶん今季組んだばかりなので世界ランクが高くないのだった^^;
今季よかった選手も、いまいちだった選手も、楽しみながらいい締めくくりになるといいな
競技は日本時間の23日11時30分から。日テレが3時から放送予定。