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チームチャレンジカップ2016<SP>

2016年04月24日 01時42分32秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・チームチャレンジカップ2016、開幕
 前夜祭で、通常の大会のバンケットに出るときのように、選手たちがお洒落して一人ずつ登場。チーム毎にキャプテンが意気込みを述べるという、華やかな趣向で始まった。
 第1日のショートプログラム、本当に男女3人ずつで6分間練習を行った 男子のスピードは女子には少し怖かったんじゃないかと心配 とりあえず問題は起きなかったようだ。

<第1グループ>
 男子はデニス・テンがトウ・トウ4-3、トリプルアクセルと決めて92.63、1位12ポイントとアジアがリード。アダム・リッポンが86.05とベストに近い得点で2位10ポイント、ミハイル・コリャダはトウ・トウ4-3予定が3回転トウループ単独になってしまい、転倒もあって出遅れる。
 女子は各チームのエース対決の様相、エフゲニア・メドヴェージェワがまたまたベストを更新する77.56 浅田真央の歴代最高を抜く日も近いのか 宮原知子も73.28のベスト更新と頑張った。グレイシー・ゴールドはルッツが2回転になったが頑張って3回転トウループをつけ、71.34を出したがそれでもこのグループでは3位
 アジア22ポイント、ノースアメリカ18ポイント、ヨーロッパ20ポイント。

<第2グループ>
 今度は女子が先。各チーム3番手が集まった形になった。今季成長著しいガブリエル・デールマンがベスト更新の68.45で1位、ロベルタ・ロデギエロもトウ・トウ3-3などジャンプを全部決めてベスト更新の61.75と頑張る。本郷理華はフリップが2回転になって無効0点になったのが痛かったが、最後までエネルギッシュに演じた。
 そして男子、歴史的快挙が 予定要素リストに「4回転フリップ」と書いた宇野昌磨、本当に跳んだ 下りた 回転不足もなく、GOEは0.76のプラス。-2や-1をつけたジャッジもいたが、単独ジャンプは複数のステップやムーブメントからただちに跳ばなくてはならないので、それが足りないと見なされたんだろう。
 トウ・トウ4-3スムーズに、イーグルからのトリプルアクセルはGOE2.80、満点に近い。レベル4のステップにGOE1.82、演技構成点44.85は項目平均ほぼ9点。105.74、世界で3人目の国際大会SP100点越えでグループ1位。
 宇野と同世代のナム・ニュエンは4回転トウループとトリプルアクセルで転倒、今季はどうしても調子が上がってこない ミハル・ブレジナはフレッド・アステアの曲に小粋な振付で素敵なプログラムなんだけど、サルコウがシングルに、3回転フリップ転倒、ステップの最後でも転倒 肩をすくめていた。僅差でニュエンが2位、ブレジナが3位。
 ここまででアジア42ポイント、ノースアメリカ40ポイント、ヨーロッパ38ポイント。まだ大きな差はついていない。

<第3グループ>
 また男女交代して男子が先。ミスター4回転の金博洋(Boyang JIN)が今日もルッツ・トウ4-3を決めた(ちょっとフェンスぎりぎりで危なかったけど^^;) 4回転トウループも根性でこらえ、93.18と期待に応える。
 怪我で全米選手権に出場していなかったジェイソン・ブラウンが、見事に復帰 4回転がなくても、美しいスケートと音楽表現で魅了し、87.72は自己ベスト。ロシア選手権でふるわず、ヨーロッパ選手権や世界選手権出場を逃したベテランのセルゲイ・ヴォロノフは、頼みの4回転で転倒、アクセルがダブルに。。。来季の復活なるか。
 チームの最終順位がかかる女子。ここまでのポイントはアジア54、ノースアメリカ50、ヨーロッパ46。アジアとノースアメリカ、優勝はどちら?
 まだ小柄ながら身のこなしが大人っぽくなって、肩をきゅきゅっと動かす仕草が可愛らしいエリザベト・トゥルシンバエワが、安定したジャンプやきれいなビールマンスピンなど会心の演技。ベスト更新で65.44を出す。
 アシュリー・ワグナーが、鮮やかなジャンプとノリノリのダンスで、世界選手権銀メダルが“まぐれ”じゃないと証明するかのよう。キャメルスピンを回りながら手拍子で観客を煽るなんて、今季最後の試合を楽しみまくっている さらにベスト更新の74.54。
 最終滑走となったエレーナ・ラジオノワが、、、コンビネーション予定のルッツがこらえて単独に、フリップに3回転トウループをつけたところで転倒。アクセルは完全にすっぽ抜けてしまった。終わって呆然としてたが、大きな拍手にようやく笑顔。61.36の3位に終わった。
 最終結果は、アジア64ポイント、ノースアメリカ62ポイント、ヨーロッパ54ポイント。接戦を制してチームアジアがショートプログラム優勝

 インタビューで宇野昌磨は「(4回転フリップを下りたときは)まだジャンプが2つ残ってるのに喜びすぎた」「(最高得点を出した選手に贈られる賞金5000ドルの使い道は)引退してから考えます」

 国別対抗戦と違って、多国籍のチーム。ノースアメリカは英語が共通語だからいいけど、ヨーロッパやアジアはお互いあまり通じてない 北米で練習していて英語が上手な選手たちが、うまいこと取り持っていたかな。
 今日はペアとアイスダンスは競技がないので、気楽そうに応援していた。
 明日はペア、アイスダンスの後、男女シングルはまた3人ずつのグループで。どんな戦いになるかな

コメント
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