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Thank you for the music

好きな音楽のこと、あれこれ。その他諸々もあり。

GPS2016・NHK杯男子SP

2016年11月27日 18時06分05秒 | スポーツ

 今更だけど^^;
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2016第6戦、NHK杯男子ショートプログラムジャッジスコア)。

ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:78.18(4)
 「Nightingale Tango」「John Gray」♪ ロシアで放送されていたアニメ「ヌー、パガジー!」からの曲。昨季からの持ち越しプログラムで、ひょうきんな振付はもう堂に入っている。4回転トウループが3回転になってしまったが、トリプルアクセルは見事に決め、3回転フリップに2回転トウループをつけてリカバリー。スピン3つレベル4でそろえてきた。

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:70.50(10)
 「Voodoo Child」♪ グレーのグラデーションTシャツ。ジミ・ヘンドリックスのエレキにのって、トリプルアクセルから。ルッツ・トウは3-2になった。3回転フリップは惜しくも回転不足。
 ワイルドな動きのステップも魅力的。得意のシットスピンはお地蔵さんのような姿勢がユニーク。
 コーチのステファン・ランビエールがハイタッチしようと待っていたら、エッジカバーが先だった(笑)

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:87.94(2)
 「海賊」♪ 黒っぽいレース。バレエらしいしなやかな動き。4回転ルッツ転倒、4回転フリップ+3回転トウループは鮮やかに決める。トリプルアクセルは両手をついたので転倒扱いになってしまった。
 ジャンプにミスがあったが、フランス杯のときよりしっかり踊れていたと思う。プログラムそのもので惹きつけられるようになってきた。

田中刑事 SP:80.49(3) 
 「ブエノス・アイレスの春」アストル・ピアソラ♪ コーチの話にうん、と頷いて出て行く。昨季から持ちこしのプログラムはマッシモ・スカリ振付。4回転サルコウはステップアウトしたが、トリプルアクセルとフリップ・トウ3-3は余裕。つなぎやステップの中の動きは、柔らかい部分とダイナミックな部分の両方があって、疾走感のあるタンゴになった。
 自己ベスト更新

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:74.33(8)
 「Writing's on the Wall (James Bond - Spectre) 」♪ 白シャツ。しっとりしたボーカル曲。4回転トウループは両足着氷でダウングレード判定となった。トリプルアクセルも両足着氷になって加点がつかず、ルッツ・トウはセカンドが変な下り方の2回転になってしまった。コンビネーションスピンが2姿勢としてV得点になったのも、ちょっと痛かった。
 目を瞠る高さのバレエジャンプ、美しいイナバウアーなど、見せ所は満載。フリーは巻き返せるか。

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:75.13(7)
 「Chambermaid Swing」♪ 茶系の燕尾服風にボウタイ。軽やかなトリプルアクセル、4回転トウループは手をついてしまった。コンビネーションスピンはちょっとトラベリング(スピンの位置が移動してしまうこと)が目立ったかな^^;
 フリップ・トウ3-2は3-3にしたかったところ。ノリのいいステップで会場を沸かせたが、レベルは2止まり。細かいところで取りこぼしがあった感じ。

日野龍樹 SP:72.50(9)
 「Artsakh」♪ 握手しようとした長久保コーチに、グータッチをして出て行った。黒に銀の飾りの衣装。曲はアルメニアの民族音楽。ルッツ・トウ3-3、トリプルアクセルと滑らかに下りる。丁寧にスピン、足を換えた後に少しスピードが落ちたかな^^; 3回転ループもきれいに下りたが、GOEでマイナスをつけているジャッジがいるのは、「コネクティング・ステップまたはそれと同等のスケーティング動作からただちに行う」が不十分と見なされたと思われる。
 気持ちを込めてステップを踏み、大きなミスなく終わった瞬間にこみあげる感情。自己ベストも更新。

エラジ・バルデ(カナダ) SP:76.29(5)
 「The Sound of Silence」♪ グレーのグラデーション。渋い声の男性ボーカルで、なめらかな伸びのあるスケーティング。3回転フリップは高さがあり、トリプルアクセルはややこらえたが頑張る。ルッツ・トウ3-3も決まり、ラウンジポジションから入るシットスピンなど、細かいところに工夫があった。流れの美しいプログラム。
 コーチをブルーノ・マルコットに変えて正解だった。

羽生結弦 SP:103.89(1)
 「Let's Go Crazy」プリンス♪ 衣装を紫系に変えてきた。肩の動きひとつでもしっかりと音楽を表現する。4回転ループは惜しい!ステップアウト。サルコウ・トウ4-3に2.29、トリプルアクセルに3.00と物凄い加点を得た。フライングキャメルの姿勢の美しさ、掲げた手は指を一本立てたり開いたり。シットスピンは「ヘ」の字姿勢から入るなど、工夫も多い。
 エレキの音を全部拾っていくようなステップは、片膝をついて仰向けになるところで盛り上がり レベル4に加点1.80、これも満点に近い。
 終わってちろっと舌を出し、指で「あと少し」。ループね 得点を待って両手をこすりあわせる動作に笑いがもれる。自身も会場も楽しめたプログラム

グラント・ホックスタイン(アメリカ) SP:68.31(11)
 「Due Tramonti 」♪ グレー系。4回転トウループ転倒、後半のルッツ・トウは間にターンが入って3-2。ジャンプは不本意だったが、イーグルなどは素敵。

ナム・ニュエン(カナダ) SP:75.33(6)
 「Love Me or Leave Me」♪ 水色の半袖ポロ。サルコウ・トウで4-3、決まった!トリプルアクセルも大丈夫。どうしてか3回転ルッツで転倒^^; 肩や視線、手先の動き等をうまく使って、ジャズのグルーヴ感をしっかり表現。こういう曲が得意そう。
 もう少し全体にスピード感があるとよかったかな。

 結果、羽生がトップに立ち、2位にネイサン・チェン、3位に田中刑事がつけた。4位コリヤダ、5位バルデ、6位ニュエン、7位ビチェンコ。ブラウンが8位と出遅れたが、3位との差は6点くらいだから、表彰台争いには絡めるか。初出場の日野は9位。

 やはり盛り上る男子

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NHK杯2016エキシビション

2016年11月27日 17時28分20秒 | スポーツ

 NHK杯エキシビション フラッグスケーター、スピード感があってよかった。

<前半>
エラジ・バルデ(男子10位)
 「Uptown Funk」♪ 今日もバック宙返り2連続!

エリザベート・トゥルシンバエワ(女子8位)
 「リトル・シークレット」♪ 3回転サルコウもさりげなく、肩や視線の使い方が可愛い。

須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデ(ペア7位)
 「バラ色の人生」♪ ピンクのバラ、黒シャツのダーツにバラ色。高いツイスト、ダブルアクセルときれい。

ジェイソン・ブラウン(男子7位)
 フェンスに座ったポーズから。カラフルなシャツにサスペンダー。シットスピンからそのままお尻でくるくる。I字スパイラルからルッツ、バレエジャンプ3連続。最後はスプリットで氷にぴたっと。
 何でもできちゃう!

ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アイスダンス4位)
 ディスコ・メドレー♪ 女性はフェンスに座って、男性はひとりでアピールから。ディスコらしいノリノリのダンス。

マリア・ソツコワ(女子3位)
 「All By Myself」♪ 赤の上に紫を重ねた衣装は、昨年のフリーのもの? 今日のほうがのびのびしてたかな。

王雪涵/王磊(ペア3位)
 「Hurt」♪ 白ドレス、白シャツにほどいたボウタイ。しっとりした曲で高いツイスト。二人が大きく離れてそれぞれ踊るところもなかなかいい。

田中刑事(男子3位)
 「千と千尋の神隠し」♪ 黒に紫の帯。映画の世界を縦横無尽に動いて表現。

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(アイスダンス2位)
 「Belvedere」♪ ピンクの長いシャツ、男性はランニング。二人がベッドから起きて始まる。リフト中女性が次々姿勢を変える間、男性のイーグルがびくともしない。ドラマに惹きこまれる。

樋口新葉(女子4位)
 「白夜行」♪ ブルーのグラデーション。おろした髪がなびく。3回転サルコウ、音にぴたりと合わせてダブルアクセル。スピンで逆回転も。この曲を丁寧に、からだ全体から指先まで使って心をこめて表現してくれた。
 町田樹のプログラムに並ぶような、素敵なものになっていきそう。

<後半>
佐藤駿(全日本ノービスA男子優勝)
 グリーグ「ピアノ協奏曲」♪ ピアノの鍵盤やト音記号、音符がかかれたベスト。フリップ・トウ3-3とか、3回転サルコウとか、大人なみ?!

住吉りをん(全日本ノービスA女子優勝)
 「アメリカン・パトロール」♪ ブルーのドレスに白長手袋。ループ、フリップ・トウ3-3、イーグルからダブルアクセル。パールスピン、すごい~

デニス・ヴァシリエフス(男子6位)
 「踊るリッツの夜」♪ ボウタイにベスト。昨年のSP曲をアレンジして、おしゃれに踊る。スピン中は指を鳴らしてリズムを取る。パーカッションで軽快に踏んだステップ、これから使えそう。

長洲未来(女子5位)
 「Shake It Out」♪ 赤のチューブトップ。得意のループに、ダイナミックで美しいスパイラル、レイバック姿勢のイナバウアー。技術はそれ自体美しい。

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(アイスダンス3位)
 「タンゴ・レッスン」♪ 手鏡を見ながらカッコつけてるラノッテ、そこへ眼鏡にショールでカッペリーニ登場。先生がダメダメな生徒にレッスンする設定で、カッペリーニのドタバタする(ように見える)動きが笑わせる。お見事
 
宮原知子(女子2位)
 「Hernando's Hideaway」♪ 黒に赤い花。ステファン・ランビエール振付で、妖艶に踊る。いい感じにグルーブ感も表現できている。

彭程/金楊(ペア2位)
 発明家がおもちゃの人形を作るというストーリー。空気を入れたら動く人形、投げたら3回転して下りる 途中で空気を入れ直すとまた踊る

ネイサン・チェン(男子2位)
 「Stole The Show」♪ 黒シャツ。3回転はもう軽やか。いきいきと躍動感たっぷり、きれいなイーグル、バレエジャンプも高い!

テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー(アイスダンス1位)
 「Sorry」ジャスティン・ビーバー♪ 紫のスリップドレス、黒Tシャツ。ポップな曲で、肩や視線の動きも二人の息がぴったり。低い位置から一気に肩まで持ち上げるリフトなど、わくわく。
 アンコールは「Kiss」。

アンナ・ポゴリラヤ(女子1位)
 「Into You」♪ 椅子に横たわって登場。ブルーのレース。セクシーでしなやかな動きを存分に見せる。18歳というと、ロシアではもう大人なんだな~。
 アンコールは「セント・オブ・ウーマン」のステップ。

メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(ペア1位)
 「ピアノ・マン」♪ 黒ドレス、白シャツ。男性は椅子に腰を下ろして、ピアノを弾いている。女性を椅子に乗せて回してみたり。高すぎる3回転スローは4回転用なので^^; ラドフォードの雄大なイーグルもよい。女性をぶんぶん振り回して、放り投げて着氷、初めて見る人はびっくりするかな。
 アンコールは「水に流して」リフト。今度はちゃんと、下りるところで股くぐりできた。

羽生結弦(男子1位)
 「Notte Stellata」♪ 白に羽根。サン=サーンス「白鳥」にイタリア語歌詞の曲。ただ片足で滑っていくだけで、人を陶酔させるような・・・。イナバウアー、イーグル、ハイドロブレーディング、ただ振り向くだけの動きでも、心を洗っていくような。
 アクセルで抜けた?と思ったが、織田信成氏によると「ディレイドアクセル」。もう1本アクセルをばっちりトリプルで決めた。
 何か、美しいという言葉では足りない、清冽さ。この人は、この人しかいない。

 アンコールは「レッツ・ゴー・クレイジー」のステップからフィニッシュ。白鳥からロックスター

 フィナーレ。ペア2組ずつ一緒にデススパイラル、その場リフトなど。羽生と田中がそろってトリプルアクセル。
 選手たちが一列に並んだところへ、フラッグスケーターたちが混じり、ど~もくんたちも。
 札幌冬季アジア大会のマスコット「えぞもん」をノービスの佐藤くんと住吉ちゃんがエスコート。
 笑顔の選手たちを名残を惜しみつつ見送る観客。最前列の観客はタッチしてもらえて、いいなぁ~

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GPS2016・NHK杯アイスダンス・フリー

2016年11月27日 13時45分54秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2016第6戦、NHK杯アイスダンス・フリーダンスジャッジスコア)。

アナスタシア・カヌンシオ/コリン・マクマナス(アメリカ) SD:52.66(8) FD:86.81(8) 合計:139.47(8)
 「Time」「Beyond The Sky」♪ 水色。お互いに逆方向に回転するミラーのツイズル、男性の片足に女性が片手で逆立ちする姿勢のリフトが個性的。全体に流れはよかった。解説・宮本賢二氏は「ハンドトゥハンドのホールドが多め」。少し簡単なホールドが多かったということらしい。

平井絵己/マリオン・デ・ラ・アソンション SD:49.37(9) FD:70.98(9) 合計:120.35(9)
 「Kiss」「Purple Rain」プリンス/「U Got the Look」♪ オレンジに金、男性は黒。最初からしっかりビートに乗っていく。半回転ジャンプから男性の靴の上に逆立ちする姿勢のリフト、男性イーグルの膝に後ろから乗るリフト、安定している。最後のコレオリフトからはバック転で下りる。いきいきと動いていた。
 客席でクリス・リードが見守っていた

マリー=ジャド・ローリオ/ロマン・ルギャック(フランス) SD:58.21(7) FD:91.78(6) 合計:149.99(6)
 「Tonight」「Sorry Seems To Be the Hardest Word」エルトン・ジョン♪ プライベートでも結婚しているカップル。濃紺とグレーに黄色を少し。けっこう一蹴りが伸びる。男性の膝上に立つリフトでは、男性が片足にできなかったが、大きなミスではない。女性をぐるっと自分の周りを回してから膝の高さでホールドするリフトなど、工夫も多い。

ナタリア・カリシェク/マクシム・スポディレフ(ポーランド) SD:59.92(6) FD:88.01(7) 合計:147.93(7)
 「ダーティ・ダンシング」♪ ピンクのドレス、黒シャツ。ペシャラ/ブルザのエキシビションの印象が強い曲で、冒頭は髣髴とさせる動きから。女性を横向きにして膝の高さでホールドするステーショナルリフト、女性がジャンプして直立姿勢のままホールドするリフトなど。スピンで男性のフリーレッグと女性のフリーレッグを絡める姿勢が個性的。

ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) SD:68.85(4) FD:100.77(5) 合計:169.62(5)
 「タンゴ・バレエ」アストル・ピアソラ♪ 赤のスリップドレス、黒シャツ。タンゴらしい動きがカッコいい。ラウンジポジションの膝上に立つリフト、男性側からほぼ支持のないリフトがすごい。ツイズルでそれぞれ一瞬バランスを崩しそうになったが、持ちこたえた。

ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) SD:65.41(5) FD:104.34(4) 合計:169.75(4)
 「愛の夢」♪ 藤色のドレス、白シャツ。並んで跪いた姿勢から。一歩の伸びが半端ない。ツイズルがぴったり。女性を上下に動かしながらのリフト、男性のウエストに女性が両腕でつかまるリフト。二人重なってのイーグル、全ての動きが素敵 浅田真央のプログラムをふと思い出す。
 会心の出来で自己ベスト更新

ガブリエラ・パパダキス/ギョーム・シゼロン(フランス) SD:75.60(2) FD:111.06(2) 合計:186.66(2)
 「Stillness」「Oddudua」「Happiness Does Not Wait」♪ ブルーのグラデーション。最初のリフトはまるでステップの一部のように自然。ツイズルは見事。リフトから下ろすときに一瞬ぐらつく場面も^^; 全体ではさすがの雰囲気だけど、解説・宮本氏によると微妙に距離感がずれたり、いつもの出来ではなかったらしい。

テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー(カナダ) SD:79.47(1) FD:116.37(1) 合計:195.84(1)
 「Pilgrims on a Long Journey」「Latch」♪ ショートで歴代1位の得点をたたき出した今季復活カップル。モカ色のドレス、黒シャツ。ステップ、動き、ひとつひとつ凄い。低い姿勢でステーショナルリフト、「最後に立ち上がって終わるところが難しい」と解説・宮本氏。手を繋いで放してを繰り返すだけで、どきどきさせる表現。二人の動きがすべて溶け合っていた。
 トータルの歴代最高得点を更新

アンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ(イタリア) SD:72.00(3) FD:108.42(3) 合計:180.42(3)
 「ライムライト」「街の灯」ほかチャップリン・メドレー♪ ピンクのブラウスにワインカラーのスカート(NHK杯用に仕立てた)、燕尾服。スタートからチャップリンになりきって、ツイズルの間でも顔がチャップリン 男性が片足で前に伸ばしたフリーレッグと、膝上に立った女性の体のラインが一直線になってきれい。最後はしっとりとステーショナルリフトで「音楽に合わせてあえて回転を遅くした」と宮本氏。大会の最後を飾るに相応しい、素敵な演技だった。

 結果、優勝はヴァーチュー/モイヤー、2位パパダキス/シゼロンと同門のカップルが1、2となった。3位カッペリーニ/ラノッテ、4位にハワイエク/ベイカー、僅差の5位にシニツィナ/カツァラポフ。平井/デ・ラ・アソンションは9位だった。
 いい演技がたくさん見られて、満足

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我が家のメンバーがフィギュアスケートを見ると

2016年11月27日 02時15分20秒 | Weblog

 NHK杯女子の表彰式を見た長男が言った。
「すごいなぁ、小学生が銀メダルか」
 ・・・小学生じゃない~
「この並び方見たら小学生にしか見えないよ」
 ・・・2位・宮原知子、1位・アンナ・ポゴリラヤ、3位・マリア・ソツコワ。左から昇り階段みたい ソツコワが170cmもあるもんだから^^; でも宮原も150cmになったそうだし、日本人女性ならそのくらいの身長は珍しくない。まったく、番茶も出花の18歳をつかまえて、失礼な奴
「名前何ていうの?」「宮原知子、知子って書いて『さとこ』って読むの。愛称はサットン」「・・・ゼットン?」
 ・・・ウルトラマンと戦う怪獣じゃない~
 しまいに歌いだした長男。「さっとんはね、さとこっていうんだ、ほんとはね、だけどちっちゃいから~♪」なんやねん

 その後、男子フリーを見て長男が言った。「刑事!銅メダル取ってる場合ですか!仕事してくださいよ~」
 ・・・刑事は名前で、肩書きじゃない~

 実は今日、アイスダンス・ショートダンスの時間を間違えていて、終わった頃に気づいた。まあ録画してあるからいいや、と思ったら、なんと録画も忘れていた
 12:45からだったのに、どうして2時半ごろだと思っていたのか 単に、昨日1日目の開始時間がそのくらいだったせいと思われる。12時ごろ帰宅してテレビをつけて、2時半からのペア・フリー、続く女子フリー、男子フリーの録画予約はさっさとセットしたのに、なぜアイスダンスは気づかない ちゃんと番組表を表示したのに、、、
 ショックでぎゃあぎゃあ叫んでたら、夏休み明けから職場近くに家を借りていて、この土日に帰省している次男が「うちに帰った気がするね」という。何かドジって叫ぶ母の姿は、息子たちにとって「我が家の風景」であるらしい

 お恥ずかしい限りで

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GPS2016・NHK杯男子フリー

2016年11月27日 00時06分33秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリシリーズ2016第6戦、NHK杯男子フリージャッジスコア)。

グラント・ホクスタイン(アメリカ) SP:68.31(11) FS:123.09(10) 合計:191.40(11)
 「道化師」♪ ワインカラーにストーンきらきら。最初の4回転で転倒、アクセルがシングルに。次のトウループも3回転でバランスを崩した。後半立て直してルッツ・ループ・サルコウ3-1-3をこらえ、リンクを大きく使うコレオシークエンスなど頑張る。
 婚約者のキャロライン・ジャンといっしょに来日したらしいが、彼女の前でいいところ、見せたかったかな

デニス・ヴァシリエフス(ラトビア) SP:70.50(10) FS:153.23(5) 合計:223.73(6)
 ヴィヴァルディ「四季」♪ 黒っぽい透ける生地の上にカラフルな布を重ねる衣装。トリプルアクセル2本をまず決めると、しっかりスピードにのったスケートが冴える。3回転ならもう、十分な高さときれいな着氷姿勢で下りられる。ランビエールの指導でもともと得意だったスピンはもちろん、ステップも非常によくなった。ツイズルのとき、首や頭の使い方がカッコいい。
 ほぼミスなく終わって笑顔、コーチのランビエールが拍手で迎えた。フリーのベスト更新。

ジェイソン・ブラウン(アメリカ) SP:74.33(8) FS:144.14(7) 合計:218.47(7)
 「愛の香気」♪ 黒のシャツ。この選手が前半で滑るとは想定外だった。4回転トウループ転倒、トリプルアクセルが2本とも乱れる。しかし、その動きを見ているだけで幸せになるようなステップは、今コンパルソリーが復活しても高得点を出せそうなフットワーク。そしてあのバレエジャンプなどのコレオシークエンス、、、
 作品として素晴らしいだけに、ジャンプを立て直して完成した形を見たい。

日野龍樹 SP:72.50(9) FS:134.65(9) 合計:207.15(9)
 「キダム」♪ 紫の短いジャケット。4回転トウループは転倒したが、軸の細いトリプルアクセル2本、1本は3回転トウループとのコンビネーション。ルッツ・ループ・サルコウは3-1-2になったら、後半でダブルアクセルを3回転サルコウに変える冷静さも。着氷後の流れが以前に比べてきれいになっている。
 スピンの最後を高速クロスフットで締めくくるのは、中京大学の先輩・小塚崇彦をふと思い出させた。
 トータルで自己ベストを更新。ここから、刑事とゆづを追っていけ!

アレクセイ・ビチェンコ(イスラエル) SP:75.13(7) FS:154.74(4) 合計:229.87(4)
 「道化師」♪ ベージュ系に黒手袋。最初におそらく予定していたトウ・トウ4-3が3-3になったが、次に単独の4回転トウループを決めた。単独のトリプルアクセルは決まったが、2本目がステップアウトしてから2回転トウループをつけたので無効になり、トリプルアクセルだけのシークエンス扱いになってしまった。(基礎点の80%)
 情熱的なステップが見せ所のプログラム。

ミハイル・コリヤダ(ロシア) SP:78.18(4) FS:147.51(6) 合計:225.69(5)
 「La reve de la fiancee (from "La fiancee aux yeux de bois")」「A la lune」♪ 白黒縦じまに紫が散る。ルッツとトウループ、2つの4回転に挑戦したが転倒。トリプルアクセルの2本目がシングルになってしまい^^; コントを演じるようなステップはレベル4が取れていた。

エラジ・バルデ(カナダ) SP:76.29(5) FS:119.03(11) 合計:195.32(10)
 「Blood Diamond」♪ ふんわりした白いシャツ。4回転トウループは回転が足りず両足。トリプルアクセルはなんとか頑張ったが、後半の2本目がコンビネーションにできなかった。ほかにパンクもあり、思ったような演技にならず・・・

ナム・ニュエン(カナダ) SP:75.33(6) FS:137.10(8) 合計:212.43(8)
 「パリのアメリカ人」♪ 白シャツにほどいたボウタイ。4回転サルコウが決まって笑顔がはじける。トリプルアクセル下りたかと思ったら転倒、2本目が1回転に しかしその後、もう一度トリプルアクセルに挑戦、3回転トウループをつけて着氷。さらにルッツをやめてフリップ・トウ・ループ3-2-2も決める。
 ロマンチックになめらかな動きのコレオシークエンス、きびきびと音を表現しながら元気よく動いたステップ、最後はいいイメージで終われたかな。

田中刑事 SP:80.49(3) FS:167.95(3) 合計:248.44(3)
 フェデリコ・フェリーニ・メドレー♪ 縦縞にピンクの指し色。4回転サルコウ、片手をついたが下りる。2本目の4回転サルコウは2回転トウループとのコンビネーションで決まった トリプルアクセルの1本目は両足着氷っぽかったが、後半は2回転トウ+2回転ループの3連続コンビネーションで。フリップ・トウ3-3など他のジャンプもほぼミスなし。
 最後までエネルギッシュに動き、映画のようにコミカルな振付も楽しげにこなした。自己ベスト大幅更新でメダル確定

羽生結弦 SP:103.89(1) FS:197.58(1) 合計:301.47(1)
 「Hope & Legacy」久石譲♪ 紺、ブルー、緑、白と変わっていく衣装。柔らかなスケーティングから、4回転ループでやや傾いたがうまく着氷。4回転サルコウは余裕 後半の4回転サルコウで転倒したが、4回転トウループを決め、さらにトリプルアクセル+3回転トウループ、トリプルアクセル+1回転ループ+2回転サルコウ。。。
 心の中の風景とたわむれるような、丁寧なステップ。思いの丈をぶつけるようなコレオシークエンス。3回転ルッツも決まると、しっかりとスピンしてフィニッシュ。
 後半に入るあたりは疲れもあったように見えた。シットスピンでレベル4が取れなかったのは、回転速度が遅めで回転数が少なかったからかも。それでも、今感じていることをそのまま体で表すような演技に惹きこまれて、息を止めて見入ってしまった。
 終わって「ありがとうございました」と言いながらご挨拶。今日も「あとちょっと」と指で。300点を越えてほっとした笑顔 「緊張した~」そうだったんだ・・・

ネイサン・チェン(アメリカ) SP:87.94(2) FS:180.97(2) 合計:268.91(2)
 ボロディン「韃靼人の踊り」♪ 赤に金の飾り。4回転は何本決まるのか 最初のルッツは転倒したが、フリップ・トウ4-3、見事。単独4回転トウループはステップアウト、次の4回転トウループに2回転トウループをつけた。
 かなり構成を変えたがうまく調整、トリプルアクセルも頑張って下り、フリップ・トウ・トウ3-3-2も決まった。
 曲調の変化によって、ちゃんと柔らかな雰囲気や豪快な強さを出せるところがいい。プログラム全体の完成度が高くなって、魅力が出てきた。

 結果、優勝は羽生、2年連続3度目。2位ネイサン・チェン、3位田中刑事。同級生と嬉しい一緒の表彰台 4位ビチェンコ、5位コリヤダ。ヴァシリエフスが6位に順位を上げた。日野は9位だった。
 これで、羽生とチェンがグランプリファイナル進出決定。

 表彰式の前、羽生と田中が熱いハグを交わしていた。インタビューで羽生は「龍樹、もっと来いや」。3人でまた競い合えたらいいね

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