フィギュアスケート・四大陸選手権2017、女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
エイミー・リン(台湾) SP:45.40(18)
「Skyliner」♪ ターコイズブルー。3-3を狙ったかもしれないコンビネーションはトウ・トウ3-2になった模様。ループで少しふらついた。元気よく軽快なステップはスピードもあってよかった。得点には少し残念そう。
シューラン・ユー(シンガポール) SP:43.26(20)
「Blues Instrumental」「Maria Maria」♪ ワインレッド。飛距離のあるトウ・トウ3-2は悪くなかったが、サルコウが2回転に ウォーレイからのダブルアクセルはよかった。キャメルやビールマンの姿勢がきれい。
メイジー・ヒウ・チン・マ(香港) SP:43.55(19)
「Ambush from Ten Sides(十面埋伏)」♪ 赤に金をあしらう。笑顔でコーチとハイタッチをして出て行った。3回転ループはこらえたが回転が足りなかった感じ。3回転サルコウの着氷で乱れ、1回転しかつけられなかった。イナバウアーからのダブルアクセルはとてもきれい。
基本に忠実なスピン、足首のあたりをホールドするビールマンは魅力的。アメリカ育ちらしい、はっきりした表現もいいが、ジャンプを決めたい・・・。
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:54.70(13)
「Dream a Littler Dream」エラ・フィッツジェラルド♪ ピンク、白手袋。髪をアップにして大人っぽいイメージになってきた。しっとりと滑り出してフリップ・トウ3-2を決める。アップテンポに変わると、やっぱり元気印の軽快なステップ。3回転ループ、片手上げダブルアクセルも決まった。要素と要素の間の動きが生き生きしている。
少しだけど自己ベスト更新。
ブルックリー・ハン(オーストラリア) SP:48.44(16)
「Dans la maison」♪ 白と黒。ルッツはミスになったが、サルコウ・トウで3-2。ダブルアクセルはきれいに入った。以前とあまり変わってない印象。
<G2>
李香凝(Xiangning LI)(中国) SP:55.73(11)
「コッペリア」♪ 黒にピンクなど。スピードに乗ってフリップ・トウ3-3を下りたが、ルッツは転倒。軸がぶれないキャメルスピンの回転が速い。
趙子荃(Ziquan ZHAO)(中国) SP:49.97(15)
「虹の彼方に」♪ ミントブルー。アコースティックギターと女性ボーカルで、しっとりと滑る。トウ・トウ3-3はセカンドがぎりぎりだったが頑張った。3回転ループで惜しい転倒。ダブルアクセルは流れもきれい。長身を大きく伸びやかに使って曲想を表現していて、引き込まれる。エッジと足元をホールドするきれいなビールマンでフィニッシュ。
ソン・スヒュン(韓国) SP:38.61(22)
ハチャトゥリアン「スパルタカス」♪ グリーン。初めて見るけど、この選手も長身ですらっとしている。振付はジェレミー・アボットらしい。
3回転フリップ?を下り、なんとか2回転トウループをつけた。3回転ルッツは転倒、アクセルがパンク 動きは優雅で、レイバックから足の甲を持つビールマンスピンなどは素敵。
三原舞依 SP:66.51(4)
サン‐サーンス「ロンド・カプリチオーソ」♪ ブルー。コーチに背中を叩いてもらって、笑顔で出て行った。しっかりエッジにのってスピードを増していくスケート、ルッツ・トウ3-3を鮮やかに下りる。ダブルアクセルを跳ぶ前も大きなステップから。回転の速いスピン、最後の要素3回転フリップを決めてぴたっとフィニッシュ、ガッツポーズ
まだ腕の動きなどは単純で幼いけど、そのあたりはこれから。
ミケラ・デュ・トイ(南アフリカ) SP:33.39(23)
「ラ・ヴィ・アン・ローズ」ルイ・アームストロング/「I Love Paris」♪ 紫がかったピンク。サルコウ、トウループと2本続けて転倒、コンビネーションができなかった。後半のダブルアクセルが跳べてよかった 要素をこなすことでいっぱいいっぱいに見えるが、コーチはブライアン・オーサー、これから安定させられるかな。
クロエ・イン(シンガポール) SP:41.61(21)
「Can't Help Falling in Love」♪ 淡い藤色。情感たっぷりに滑り出し、ダブルアクセルを下りる。3回転サルコウ?は着氷が乱れたがこらえ、3回転ループは転倒、コンビネーションにできず。
エッジを使って緩急をつけるのは上手で、歌詞の世界を体全体を使いながら表現。ミスがあっても心のこもった演技。ちょっとたれ目の笑顔が可愛い
<G3>
樋口新葉 SP:58.83(10)
「ラ・カリファ」♪ ブルーから黄色。切なげな表情から滑り出したが、ダブルアクセルでちょっとステップアウトのような形に。ルッツ・トウ3-3上手く跳んだか?と思ったら転倒 最後のフリップは決まった。
ステップで「緩急の使い方、間がいい」と解説・荒川静香さんに褒められていたが、もう少しダイナミックさやエネルギーがあるといいのかな。
マライア・ベル(アメリカ) SP:61.21(7)
「シカゴ」♪ シルバー。ミュージカルの世界そのままに、キュートな振付で滑っていく。ルッツ・トウは無理せず3-2でまとめた。細かい音にのって元気よく表現。フリップの着氷でやや乱れたが、ダブルアクセルはきっちりダンスジャンプにつなげた。
チェ・ダビン(韓国) SP:61.62(6)
「ラ・ラ・ランド」♪ 緑。この大会から変えた新しいプログラムで、まずルッツ・トウ3-3を着氷して地元の声援が上がる。フリップもきれいに下り、ステップに入ると手拍子が後押し。腕の動きなどはちょっとワンパターンなところもあるが^^; ダブルアクセル、ビールマンとミスなくこなして、ほっとした顔。
自己ベストを大幅更新!
キム・ナヒュン(韓国) SP:45.95(17)
「I Will Always Love You」ホイットニー・ヒューストン♪ 黒にストーンきらきら。体調不良で午前の公式練習には参加しなかったという。ループ・ループ3-3を予定していたが、無難にループ・トウ3-2に。サルコウで踏ん張り切れず転倒、やはり調子が悪そう。
拍手をたくさんもらいながら、懸命にステップを踏む。本来なら感情をこめて大きく滑りたいところだったろう。終わって顔を覆った。
李子君(Zijun LI)(中国) SP:60.37(8)
「Le Diable Matou」♪ 黒で首から指先まで。「悪魔のバイオリン」という意味の曲、前より大人っぽい雰囲気。フリップ・トウ3-3、少しつまったようだが大丈夫。レイバックから片手ビールマンのスピンは美しい。ループとダブルアクセルも安定していた。ちょっと蠱惑的な表情のステップ、なかなかいい。
アレイン・シャルトラン(カナダ) SP:53.64(14)
「Pina」♪ 絞り染めのようなピンク。最初のルッツでオーバーターン、これは単独にとどめる。次のループで転倒、コンビネーションにできなかった。途中で曲調が変わったところで、しっかり雰囲気を変えて表現している。全体に少し動きが重かったかも。
<G4>
本郷理華 SP:59.16(9)
「カルミナ・ブラーナ」♪ 赤に黒やカラーストーンを加えて。力強い表情で滑り出し、フリップが2回転になったが3回転トウループを根性でつける(回転不足)。後半のルッツは決めて、ダブルアクセルから勢いよくステップに入った。体を大きく使いながら頑張る。
カレン・チェン(アメリカ) SP:55.60(12)
55.60 「On Golden Pond」♪ 白、そでにフリル。鳥の声に合わせて手を鳥の頭の形にしたポーズから、3-3予定のルッツ・トウが途中で開いた3-2に。ループも回転が足りずに(ダウングレード判定)転倒、「今日はタイミングが合ってない」と荒川静香さん。スパイラルでそでのフリルが羽のようになびく。本調子ではなかった・・・
長洲未来(アメリカ) SP:62.91(5)
ショパン「夜想曲第20番」♪ 紫にストーンたくさん。フリップ・トウ3-3をしっかり決めて波に乗るかと思ったが、ループで大きく乱れ、そのあとステップに入っていくときに手間取ってしまった。レイバックスピンの中のヘアカッターのところ、好き。
ケイトリン・オズモンド(カナダ) SP:68.21(2)
「パリの空の下」「ミロール」エディット・ピアフ♪ 紺、スカーフと手袋も。シャンソンに似合う雰囲気を醸し出しながら、飛距離のあるフリップ・トウ3-3を決める。珍しくダブルアクセルで転倒したが、音をとらえておしゃれなポーズを決めながら、のびのびと滑っていた。
ガブリエル・デールマン(カナダ) SP:68.25(1)
マスネ「エロディアード」♪ 黒のシースルーにカラーストーン。幅のあるトウ・トウ3-3、後半のルッツとアクセルとジャンプが強い。細かい動きがたくさんある高いレベルのステップを見せた。
エリザベト・トゥルシンバエワ(カザフスタン) SP:66.87(3)
「アイ・ガット・リズム」♪ 黒にストーンで襟。ルッツ・トウ3-3は両方とも両手上げ! 曲調がアップテンポンになるところで、きゅきゅっと肩を動かす愛らしい振付で魅了する。ダブルアクセルでも両手を上げ、回転が速く姿勢のきりっとしたスピンでフィニッシュ。
結果、トップに立ったのはミスなく全ての要素を高いレベルでできたデールマン、僅差の2位にオズモンドでカナダ勢が好調さを見せた。3位にジャンプのレベルを上げてきたトゥルシンバエワ、三原が4位に食い込む。長洲未来が5位、地元韓国のチェ・ダビンが6位。
日本勢は本郷が9位、樋口が10位。トップから樋口までが10点くらいなので、まだまだ表彰台のチャンスはあるのでは? フリー頑張れ~~~
フィギュアスケート・四大陸選手権2017、ペア・ショートプログラム(ジャッジスコア)。出かけていたので、前半はまたあとで。
<G2から>
須崎海羽/木原龍一 SP:50.48(12)
「Out of the Garage」「Mission Impossible」♪ 黒系。3回転トウループをきれいに決めて拍手。ツイストは慎重に2回転、スロー3回転サルコウはステップアウト。スピンは丁寧に合わせていった。曲が変わってからのステップはスピード感があって、フィニッシュは海羽ちゃんが龍一くんをピストルでバン!
これがこのペア初めてのISU大会、最初のベストスコアをゲット。
彭程(Cheng PENG)/金楊(Yang JIN)(中国) SP:66.44(7)
「My Drag」♪ 黒に青や赤など。おなじみの頭ポンポンから。3回転トウループを決め、力強くぶん!と高く投げられたスロー3回転ループ。ステップ中のコミカルな振付で楽しませる。スピンで女性が転倒してしまい、無効になったのが痛かった。
<G3>
須藤澄玲/フランシス・ブードロ=オデ SP:58.14(10)
「さくら」森山直太朗♪ 女性は白、男性は黒に桜を散らして。スムーズに3回転ツイスト、3回転サルコウジャンプはフランシスがちょっと回転不足? でもコケなかったから大丈夫。スロー3回転サルコウはきれいに決まった。スピンはキャメル姿勢でちょっとバラバラになってしまったが^^; ちょっと澄玲ちゃんの回転が遅かったのかな。
とはいえ、全体にまとまった演技で自己ベスト更新
カースティン・ムア‐タワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) SP:70.89(5)
「Hardrock Hotel」♪ 黒系、スカートがピンク。スピードにのって3回転ツイスト、3回転トウループがぴったり揃う。スピンのシンクロも半端ない。スロー3回転ループも着氷してからぐーんと伸びた。リフトから下ろすとき、ぶんぶん回して迫力! ステップの中のちょっとした動きがうまく曲に合っていて、表現も十分。
リチャード・ゴーチエ/ブルーノ・マルコットの指導らしく、きめの細かいプログラム。自己ベスト更新に満足そう。
ヘイヴン・デニー/ブランドン・フレイジャー(アメリカ) SP:63.39(8)
「ドン・フアン」♪ 赤をメインに。高さのある3回転ツイスト、きれいなスロー3回転ループが決まったが、3回転サルコウで女性が転倒、惜しい。マーチ風の曲で後半テンポよく進んだ。
コーチがステファニア・ベルトン、高橋成美/柴田嶺と同じ。
于小雨(Xiaoyu YU)/張昊(Hao ZHANG)(中国) SP:75.20(2)
「Eternal Flame」「Fearless」♪ ブルー系。4回転余裕で回れそうな3回転ツイスト、3回転トウループもきっちり。スロー3回転ループの高さに観客から声がもれる。リンクをいっぱいに使うステップ、スピード感がある。技術力の高さを見せつけた。自己ベストまであと少し。
<G4>
隋文静(Wenjing SUI)/韓聰(Cong HAN)(中国) SP:80.75(1)
「Blues for Klook」♪ 紺のドレス、黒ジャケット。アイスダンス顔負けのカッコいいダンスリフトから、音の切れ目にぴったり合わせた3回転トウループ。スロー3回転ルッツ鮮やか。前髪を大きく横に流したボブの髪をきゅっと振り立て、大人のムードを醸し出す。ステップはサーキュラーで、これも斬新でいい。
ほぼ自己ベスト、80点超え。
アレクサ・シメカ・クニーリム/クリス・クニーリム(アメリカ) SP:69.10(6)
「ムーラン・ルージュ」より「Come What May」♪ 薄紫と濃い紫、結婚後初めての国際大会。3回転ツイストは問題なく、3回転トウループでややこらえたが大丈夫。スローは片手をついたが、大きなミスにはならず。
全米選手権を欠場したが、ここでしっかり復活を見せた。
リュボフ・イリュシェチキナ/ディラン・モスコヴィッチ(カナダ) SP:73.04(4)
「タンゴ・ジェラシー」♪ 白のフリルスカート、黒シャツ。3回転ツイストの着氷が音とぴたっと合って気持ちいい。スロー3回転もうまくはまった。3回転トウループはそれぞれこらえた。リフトのアクロバティックなポジションは体格差のあるペアならでは。
自己ベストに嬉しそう。
メーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード(カナダ) SP:74.31(3)
「Killer」♪ 黒でパンツスタイル。世界チャンピオンが満を持して登場。余裕のある3回転ツイスト、得意の3回転ルッツは男性が転倒してしまった。スロー3回転ルッツは問題なし。スピンもきれいに合っている。ミスした部分以外はさすがの貫禄。
結果、隋/韓がトップ、2位于/張と中国勢が1、2。デュハメル/ラドフォードが3位につけ、4位イリュシェチキナ/モスコヴィッチ、5位ムア‐タワーズ/マリナロとカナダ勢が続いた。アメリカ勢は6位クニーリム夫妻、8位デニー/フレイジャーとやや出遅れ。
須藤/ブードロ=オデ、須崎/木原、フリーでもベストが出せるといいな
フィギュアスケート・四大陸選手権2017がいよいよ開幕
最初の種目はアイスダンス・ショートダンス(ジャッジスコア)。日本から平井絵巳/マリオン・デ・ラ・アソンション、村元哉中/クリス・リードが出場。頑張れ~~~
<G1>
アデル・モリソン/デミド・ロカチェフ(オーストラリア) SD:37.87(14)
「Mustang Sally」「Land of a 1000 Dances」♪ 黒系。落ち着いてツイズルを合わせ、全体に力強い滑り。一組目なのであまり比較できないけど、スピードはそれほどでもなかったのかな。
陳宏(Hong CHEN)/趙研(Yan ZHAO)(中国) SD:51.34(11)
「Mon mec a moi 」「Pigalle」♪ ピンクのスリップドレス、ブルーのシャツ。全体に切れのいい動きで、スピード感もあった。女性がすらっとしてスタイルがいい。コーチはソチ五輪に選手で出てた人。
キンバリー・ヒュウ‐ロウ/ティモシー・マッカーナン(オーストラリア) SD:33.54(15)
「Flashing Lights」「Famous 」♪ 紺のスリップドレス、男性はデニムのベスト。ツイズルで男性がバランスを崩してしまった。まだリフトのポーズがシンプルかな^^; でもコーチはマリナ・ズエワとマッシモ・スカリ。ということは、平昌五輪に向けて強化してきそう。
宋林書(Linshu SONG)/孫茁鳴(Zhuoming SUN)(中国) SD:51.60(10)
「Hello」「Single Ladies (Put a Ring on It) 」♪ 黒のワンショルダー、黒系Vネック。ツイズルは若干ずれたか。全体ではまとまっていて、後半リズムが変わってから楽し気な雰囲気を出していた。振付担当なのか、カメレンゴさんがキス&クライに。
<G2>
平井絵巳/マリオン・デ・ラ・アソンション SD:49.35(12)
「I Just Want to Love」「Puttin' On the Ritz」♪ 明るいブルー、ブルーグレーのジャケ。セクシーなムードでスタート、ツイズルに入ったが…回転数が合わなかったか、何かレベルを取りこぼした模様。ステップ途中でマリオンが一瞬バランスを崩して氷に手をついた、かな? 出来が悪いというわけではなかったが。
マチルダ・フレンド/ウィリアム・バダウィ(オーストラリア) SD:32.75(16)
「Real Hip Hop Instrumental」「Skyfall」♪ グレー系。ツイズルで男性がバランスを崩した。パーシャルステップシークエンスの伸びがいまいち ステップ途中で2回くらい交差するのが特徴。男性イーグルの靴の上に乗るリフトで、降り際に女性が転倒してしまい、惜しいフィニッシュ。
ミン・ユラ/アレクサダー・ガメリン(韓国) SD:59.01(8)
「Your Heart is as Black as Night」「I Am the Bet x Bang Bang Bang」♪ 黒のワンショルダー、濃紺のスタンドカラー。丁寧にパーシャルステップシークエンスをこなし、女性が逆立ち姿勢のリフトが迫力ある。曲が変わるところで衣装のボタンをはずすと、鮮やかな柄にチェンジ。ノーミス演技に男性が終わってガッツポーズ
国籍が違うからオリンピックには出られないと思われるが、世界選手権で五輪出場枠獲得が期待されるカップル。
イ・ホジュン/リチャード・カム・カンイン(韓国) SD:44.57(13)
「Creep」「That Man」♪ ワインカラー、男性白シャツにほどいたボウタイ。パーシャルステップシークエンスではいい感じのグライドを見せる。ツイズルで女性が転倒 気を取り直して軽快にノータッチステップ。コーチはパトリス・ローゾンのチームらしい。
<G3>
テッサ・ヴァーチュー/スコット・モイヤー(カナダ) SD:79.75(1)
「Kiss」「Five Women」「Purple Rain」プリンス♪ 紫のホルダーネックでパンツスタイル。優勝候補が後半いきなり登場 気持ちいいくらい伸びるスケート。歌詞に合わせたちょっとした仕草も素敵。イーグルの上に乗るカーブリフトは、それ自体がガッツポーズ。
わずかにベストに届かず、会場は少しがっかり?!
村元哉中/クリス・リード SD:57.80(9)
「The Sun's Gonna Shine Again」「I've Got a Woman」「Mess Around」レイ・チャールズ♪ 黒トップに白スカート、男性はチェックのジャケ。ムードたっぷりに滑り出し、パーシャルステップシークエンスをしっかりと動く。ツイズルは前よりスピードが増した。よかったんだけど、得点はもう一息!
パイパー・ギルス/ポール・ポワリエ(カナダ) SD:61.21(7)
「Oh What a Night for Dancing」「Disco Inferno」♪ 赤系、男性がその昔のアフロみたいな髪型。順調にパーシャルステップシークエンスをこなし、男性の足の下を女性がくぐってそのままツイズルからステップに入る工夫。しかしステップ途中で女性が転倒 ツイズルなどは2人が重なって見えるほどシンクロしてただけに、惜しい。
王詩玥(Shiyue WANG)/柳鑫宇(Xinyu LIU)(中国) SD:61.45(6)
ゲイリー・ムーア♪ ブルーのシースルー、黒Vネック。ムーディーなエレキにのって、パーシャルステップシークエンスもノータッチステップも、一歩を着実に見せながら滑る。ツイズルがきれいに合って、女性が男性の首を足で挟む形のリフトで沸いた。自己ベスト更新 カメレンゴさんも嬉しそう。
<G4>
ケイトリン・ウィーヴァー/アンドリュー・ポジェ(カナダ) SD:71.15(5)
「The Way You Make Me Feel」「Dangerous」「Jam」♪ 黒Vネック、男性はベスト。ゆったりと大きな滑りのブルースと、きびきびしたヒップホップのめりはり。
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) SD:74.67(3)
「Bad to the Bone」「Uptown Funk」♪ 黒のパンツスタイル。肩口まで持ち上げるリフトが多い中で、男性の腰くらいの位置で次々ポジションを変えるリフトはかえって斬新。はじけすぎないように抑えながら、技術の高さをしっかり見せてきた感じ。
マイア・シブタニ/アレックス・シブタニ(アメリカ) SD:76.59(2)
「That's Life」フランク・シナトラ♪ 黒パンツ、アレックスは黒ジャケ。オールディーズな曲が似合う、オーソドックスな滑り。ツイズルは寸分の狂いもないシンクロぶり 同じ曲を後半はリミックスでヒップホップにしているのも面白い。踊るけど、あくまで滑っている。最後はポニーテールをきゅっと持ち上げてフィニッシュ。
マディソン・ハベル/ザカリー・ドナヒュー(アメリカ) SD:73.79(4)
「Feeling Good」/ヒップホップ・メドレー♪ こちらも黒系でパンツ、上半身の柄がおそろい。おなじみの曲だが歌手が違うので、ちょっと雰囲気が変わる。このカップルもツイズル上手い。ヒップホップは少し重たかったかも^^;
結果、やはりヴァーチュー/モイヤーがトップに立ち、シブタニ組が2位、チョック/ベイツが3位、ハベル/ドナヒュー4位とアメリカ勢が続いた。5位ウィーヴァー/ポジェも表彰台は狙えそう。やや差があるが6位に王/柳がつけ、ミスがあったギルス/ポワリエが7位。8位に韓国期待のミン/ガメリン、フリー後半で滑る。
村元/リードがベスト出せず 16組なので9位では前半になってしまった。平井/アソンション12位。フリーでどこまで上げられるか。頑張れ~~~