フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第4戦中国杯、ペア・フリー(ジャッジスコア)。
<前半>
唐菲遥(タン・フェイヤオ Feiyao TANG)/楊泳超(ヤン・ヨンチャオ Yongchao YANG)(中国) SP:61.85(7) FS:110.68(7) 合計:172.53(7)
「ザ・グレーティスト・ショーマン」♪ 濃紺、赤。3ツイストはきれいにはまる。3トウで詰まった男性と下りた女性がぶつかりそうになるアクシデント。2アクセルは女性が転倒。スロー3ループと3サルコウはきれいに決まった。
キャリーリフトの安定感、逆回転を入れるリフトもしっかり工夫して下ろすなど、ペアの技術は若手ながら高い。
リョム・テオク/キム・ジュシク(北朝鮮) SP:60.50(8) FS:119.05(4) 合計:179.55(5)
「Fly High, Doves」♪ 白、群青。女性はつなぎではない、普通のワンピースで女らしい雰囲気に。3ツイスト流れよく、3トウ+2トウ+2トウをそろって決める。スロー3ルッツばっちり、サルコウは少し両足だったような
リフトの上げ方は少し力ずくっぽいが、上げれば美しい姿勢を保つ。キャリーから逆回転、順回転とつなげたリフトは迫力があった
タラ・ケイン/ダニー・オシェア(アメリカ) SP:64.08(5) FS:114.71(6) 合計:178.79(6)
「レ・ミゼラブル」♪ ピンク、クリーム色シャツに薄茶ベスト。3ツイストの投げ方が他のペアと違う感じで、ちょっと不思議 3サルコウ+2トウ+2トウ、2アクセルと2人とも下りた。スロー3サルコウからデススパイラル、ペアスピンとシームレスできれい。
アイスダンスみたいに肩に乗せるコレオ。スロー3ルッツは転倒したが、リフトは安定感があった。
アリサ・エフィモワ/アレクサンデル・コロヴィン(ロシア) SP:63.97(6) FS:106.22(8) 合計:170.19(8)
「サウンド・オブ・サイレンス」♪ グレー、黒。3ツイストは比較的縦姿勢の回転。3トウ、3サルコウとソロジャンプは女性が転倒。スロー3ループは沈み込んだ姿勢の着氷に。スロー3サルコウはきれいに決まって大きな拍手をもらった。
つなぎの滑走中にまた女性が転倒してしまったが、キャッチフット姿勢を作ってから上げるリフトをしっかりこなして締めくくった。
<後半>
ニコーレ・デラ・モニカ/マッテオ・グアリゼ(イタリア) SP:64.24(4) FS:118.64(5) 合計:182.88(4)
「Pilgrims On a Long Journey」「Saturn」♪ グレーがかったブルーのつなぎ。3サルコウは男性がステップアウト。3ツイストは無難に、コンビネーションジャンプは2トウ+2トウになった。スロー3ループは入ったが3サルコウ転倒。
全体の流れは悪くなく、ベテランらしい味わいがある。
彭程(パン・チェン Cheng PENG)/金楊(ジン・ヤン Yang JIN)(中国) SP:68.50(3) FS:131.47(2) 合計:199.97(2)
「Cloud Atlas」♪ グレー系。冒頭のサルコウは2回転に変更して成功。3トウは男性がステップアウトしてセカンドがつけられず。3ツイストはいずれ4回転もできそうな高さが出る。
スロー3ループは低い姿勢でこらえ、3サルコウは素晴らしい高さで着氷後手を合わせるところまでの流れが完璧 ペアスピンで背中で手を組んだり、つなぎで離れたり近づいたりの振付、個性が出てきた。後半そろってスピードのある滑走もペアらしくて盛り上がった。
リュボフ・イリュシェチキナ/シャルリ・ビロドー(カナダ) SP:68.98(2) FS:121.75(3) 合計:190.73(3)
「Je voudrais voir la mer」♪ ブルー、黒。3ツイストは問題なく、3トウ+2トウは少し乱れる。スロー3フリップはすぐフリーレッグをついてしまった。
やはり圧巻は腕支持逆立ち姿勢のリフト、キャリー・順回転・逆回転とリンクいっぱいに使ってフィニッシュ。
隋文静(スイ・ウェンジン Wenjing SUI)/韓聰(ハン・ツォン Cong HAN)(中国) SP:80.90(1) FS:147.47(1) 合計:228.37(1)
「Rain, In Your Black Eyes」♪ 緑、青。離れたところから近づいて抱え込む振付から。3ツイストはレベル4で女性は片手上げ。3トウ+2トウがきれいにそろう。スロー3サルコウ、3フリップと高さ流れが半端ない。サルコウで男性が2回転になったが、手首の動かし方が独特の振付で魅せるコレオ(ダンスのコレオステップみたいにジャッジ席に迫ってくる)でぞくぞく
リフトも疾走感を持ってぐいぐいと、鮮やかに下ろしてフィニッシュ。
結果、当然のように隋/韓が優勝、2位に彭/金、3位にイリュシェチキナ/ビロドー、結成1年目でGP表彰台と結果を出した。4位デラ・モニカ/グアリゼ、リョム/キムがSPから順位を上げて5位、ケイン/オシェアが1つ下げて6位。GPデビューシーズンの唐/楊は2大会ともに7位だった。これから伸びていけるかな。
今大会は資生堂が冠スポンサーということで、表彰式では資生堂から記念品が贈られている。重慶では初めてのGPシリーズ開催だったが、観客は全体に静かだった
明日の午後エキシビション
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第4戦中国杯、男子フリー(ジャッジスコア)。
<前半>
曹志禕(チャオ・チーイー Chi-I TSAO)(台湾) SP:64.07(12) FS:122.75(11) 合計:186.82(12)
「House of the Raising Sun」「I'll Take Care of You」♪ 赤。冒頭の3アクセルは転倒したが、2本目をきっちり下りて2トウをつける。その後も慎重にジャンプを跳んできた。
あまりスピードが出ず、ジャンプ前は後ろを見て位置を確認するのが気になるが、スピンの基本姿勢などを丁寧に見せるのがいい。滑り終わってほっとした表情。
コンラッド・オーゼル(カナダ) SP:72.22(10) FS:120.38(12) 合計:192.60(11)
「レ・ミゼラブル」♪ 白シャツにブルーのベスト。冒頭のルッツは4回転?ではなく3回転。4トウ1本目は乱れたが、2本目はオーバーターンで耐えて2トウをつけた。アクセル1本目は中途半端な下り方になってしまい、2本目は転倒。。。
「民衆の歌」のところ、もう少し勢いがあるといいな
チャ・ジュナン(韓国) SP:69.40(11) FS:152.86(6) 合計:222.26(6)
「The Fire Within」♪ ベージュ。4トウ、下りた 4サルコウ、3ルッツ+3ループは少し着氷が乱れる。3アクセルが1本決まると、2本目も難なく入った。3フリップ+オイラー+3サルコウと後半も安定。
きれいなカーブを描くイナバウアーで会場を沸かせ、大きなスパイラルに繋げるコレオ。ツイズルからの3ループがきれいだった。レイバック姿勢を入れたスピンでフィニッシュ。
ちょっと回転不足が多い・・・
アンドレイ・ラズキン(ロシア) SP:74.31(8) FS:135.70(10) 合計:210.01(10)
「アランフエス協奏曲」♪ 暗めの赤。振付はブノワ・リショー。4ルッツに挑んだが回転不足で乱れた。4トウ転倒、3アクセルは下りた。もう一度4トウに挑戦、フリーレッグを引きずる感じでぎりぎり立って1トウをつける。3フリップ+オイラー+3サルコウと頑張った。
ギターの細かい音に合わせていくステップ、雰囲気出せていた。
ブレンダン・ケリー(オーストラリア) SP:73.96(9) FS:146.35(7) 合計:220.31(7)
「シャーロック・ホームズ」♪ 白シャツ紺ベスト。冒頭のジャンプは4トウに変えて成功 次のサルコウは2回転に。3アクセルに両手上げ2トウを繋げる。ステップに続く3ループがきれいに入ったが、2本目のアクセルでパンク。もう1本3アクセルを跳んで取り返した! 3ルッツ+オイラー+3サルコウはなんとか。
コレオに入る前の振付でアピール、挌闘場面らしいコレオ。全体に丁寧に取りにいった感じ。
田中刑事 SP:74.64(7) FS:158.98(5) 合計:233.62(5)
「シャーロック・ホームズ」♪ 白シャツ濃紺ベスト。同じ曲が続くことになった。4サルコウ+2トウ、決まった 2本目はきれいに3回転に 3アクセル+3トウはしっかり入る。後半4トウはステップアウトで手をついた。アクセルのパンクが 3ルッツ+オイラー+3サルコウはまとめる。
芝居っ気たっぷりのケリーとはまた違う、滑りのダイナミックさで見せるホームズ。
<後半>
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:78.92(4) FS:139.75(9) 合計:218.67(8)
「ラスト・エンペラー」♪ ブルー。4トウ予定が3回転に、3アクセル転倒、ループが2回転と序盤のジャンプは安定しなかった。3ルッツ+オイラー+3サルコウを根性で下りる。後半の3アクセル+2トウがビシッと入り、終盤の3フリップ+2トウも決まって少し印象が良くなった。
お母さんがタイ出身ということで、東洋的な風貌なのでこの曲は似合う。
キーガン・メッシング(カナダ) SP:76.80(5) FS:160.56(3) 合計:237.36(4)
「November Rain」♪ 黒。冒頭のルッツは3回転にした。4トウは片手をついたが立つ。3アクセル+2トウはきれいに決まり、スライドからツイズルに続けてシットスピンがいい流れ。後半4トウは手をついたが頑張って2トウをつける。3アクセル転倒が痛い
大きく傾けたイーグル、ハイドロのコレオで会場を沸かせた。スケーティングそのものが魅力。
張鶴(ジャン・ハー He ZHANG)(中国) SP:76.03(6) FS:141.39(8) 合計:217.42(9)
「Skin」「Another Love」♪ ブルーのグラデーション。GPシリーズは2年ぶりの出場。3アクセルやや乱れ、2本目は+3トウで決める。3ルッツも2本入ったが、2アクセル+オイラーのあとは2サルコウに。
後半曲が変わったところでのステップ、頑張っていた。
金博洋(ジン・ボーヤン Boyang JIN)(中国) SP:85.43(2) FS:176.10(1) 合計:261.53(1)
「The Path of Silence」「Yellow Moon」♪ 黒にストーンでラインたくさん。4ルッツが鮮やかに決まった 4トウ+2トウも入ったが、2本目は2回転に。3アクセル+オイラー+3サルコウ頑張る。後半の3ルッツ+3トウもしっかり入った。
ジュニアの頃に比べるとスピンもちゃんと見せられる。フィニッシュポーズを取る直前にバランスを崩したが、、、転倒扱いになってしまった でも全体にいい出来
閻涵(イエン・ハン Han YAN)(中国) SP:86.46(1) FS:162.99(2) 合計:249.45(2)
「ラ・ラ・ランド」♪ 黒シャツ、髭をたくわえて。空中を歩くような3アクセル+3トウ、素晴らしい 2本目の3アクセルも問題ない。ほかの3回転ジャンプも高さ、距離、流れと文句ない美しさ。
ポケットに手を入れてクロスロールなど足元の動きで見せるコレオ、曲とぴったり。終盤も一歩がよく伸びて、スケーティングがきれいだった。
復活の大会でメダル確定
マッテオ・リッツォ(イタリア) SP:81.72(3) FS:160.16(4) 合計:241.88(3)
「Galicia Flamenca」♪ 臙脂シャツに黒ベスト。振付はマッシモ・スカリ。スムーズな3ループから、4トウも滑らかに決める。3アクセル+3トウも鮮やか。めりはりのあるステップは背筋がピンと伸びてフラメンコらしい振付で魅せる。
後半3アクセルで転倒したのが惜しかったが、3フリップ+オイラー+2サルコウ、3ルッツと立て直した。細かい音でクライマックスに向かうコレオはきびきびした動き。いいプログラムになりそう
3位になってガッツポーズ
結果、優勝は地元中国の金博洋、意外にもGPシリーズは初優勝。2位も中国の閻涵、素晴らしい復活を飾った。3位リッツォ、昨年のNHK杯と2年続けて3位獲得。
4位メッシング、田中刑事が5位。チャ・ジュナン6位、ケリー7位、プルキネン8位。この大会でファイナル進出を決める選手は出なかった。
次はペア・フリー
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第4戦中国杯、女子フリー(ジャッジスコア)。
<前半>
カイラニ・クレイン(オーストラリア) SP:53.01(10) FS:96.82(10) 合計:149.83(10)
「Requiem For a Dream」♪ 黒にストーンきらきら。コンビネーションジャンプのセカンドが1回転になったり、回転不足があったり。この選手にしてはシリアスな雰囲気の曲なので、ちょっと弾け足りないかも
陳虹伊(チェン・ホンイー Hongyi CHEN)(中国) SP:49.44(11) FS:105.68(8) 合計:155.12(9)
「Dance for Me Wallis」♪ 青緑。冒頭の3トウ+両手上げ3トウを流れよく決めると、2アクセル+オイラー+両手上げ3サルコウ、3ループと立て続けに決める。後半少しスピードが落ちて3ルッツで乱れたが、2本目の3ルッツに2トウをつけて頑張る。大きなスパイラルのコレオで会場が沸き、美しいレイバックスピンで締めくくった。
中国では「火苗」と呼ばれているらしい
チェ・ユジン(韓国) SP:48.75(12) FS:82.73(12) 合計:131.48(12)
リムスキー=コルサコフ「シェヘラザード」♪ 紫に赤とゴールド。3フリップ、3ルッツと転倒してしまったが、3ループはなんとか。2アクセルは単独に、さらにフリップで転倒。終盤疲れが見えてつらそうだったが、最後までがんばった。
イー・クリスティ・リョン(梁懿)(香港) SP:53.90(8) FS:103.57(9) 合計:157.47(8)
「シルク・ドゥ・ソレイユ」より「Reveil」「Seisouso」♪ ワインカラー。冒頭の3ルッツは単独に、3フリップ、3ループと決めていく。丁寧に各姿勢を見せていくレイバックスピン。アクセルが変な1回転になってしまった 落ち着いてステップを踏み、2アクセル+オイラー+3サルコウが入った。最後の3フリップはオーバーターンしたが片手上げ2トウをつける。
最後はコンビネーションスピンの2連続だが、しっかりレベル4を獲得。スパイラルでもう少し表情をつけれたらいいと思う
ユ・ヨン(韓国) SP:61.49(7) FS:130.32(4) 合計:191.81(4)
「エビータ」♪ ブルー。3アクセルに挑んで転倒したが、3ルッツ+3トウ、3ルッツ+オイラー+3サルコウ、2アクセル+3トウなどシャープに決めてきた。アップテンポのステップは、ちょっと音と動きを合わせるのが難しそう 大きなイナバウアーのコレオがクライマックス。
朱易(ジュー・イー Yi ZHU)(中国) SP:53.19(9) FS:86.44(11) 合計:139.63(11)
ガーシュウィン「F調の協奏曲」♪ 紫。3ループ+2トウ、3ループはよかったが、3トウの転倒やアクセルのパンクなどがあって、実力は出せなかった感じ。全体にスピードが出ていないので、もっと体力をつけないといけないのかな
<後半>
ソフィア・サモドゥロワ(ロシア) SP:63.99(5) FS:121.30(5) 合計:185.29(5)
「ロクサーヌのタンゴ」♪ 黒。ジャンプの高さはあまりないが、予定通りきっちり跳んできた。2アクセル、コンビネーションのセカンド・サードの2回転ジャンプ以外は全て片手上げで跳んだ。
あまり緩急が感じられず、要素間のつなぎも少なかった。昨季の弾けるプログラムと比べると、ちょっとつまらないかも
エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア) SP:65.57(4) FS:143.53(2) 合計:209.10(3)
「You Don't Love Me」「Petite Fleur」「Cat Groove」♪ 黒のフリンジスカート。昨季のプログラムに戻してきた。コケットな表情で動き出し、ブラケットからの3アクセル+2トウ、やはりブラケットからの3アクセルを決めてきた 3ルッツは少し乱れたが、ステップ後の2アクセル+3トウ+2トウ、3ルッツ+2アクセルのシークエンスなど安定していた。
会場を煽りながらクリムキンイーグルのコレオで盛り上がる。指先や顔の表情で音を表現して、楽しませながら得点もしっかり
本田真凛 SP:61.73(6) FS:106.36(7) 合計:168.09(7)
「ラ・ラ・ランド」♪ ブルー。冒頭のジャンプを3フリップに変え、少しステップアウト。2本目の3フリップは転倒。3サルコウはきれいに決まった。アクセルがまた変なことに
ステップは思わず見入る流れの良さ。2アクセル+2トウ+2ループは入った。スパイラルから低いイーグルのコレオ、I字スピンの姿勢が美しかった。
アンバー・グレン(アメリカ) SP:67.69(3) FS:110.66(6) 合計:178.35(6)
「Gravity」♪ グレーがかったピンク。3フリップ+3トウをしっかり決めてスタート。2アクセル+オイラーのあと3つ目のジャンプを入れられなかった。ルッツはシングルに。
大きく反ったレイバックイナバウアー、キャッチフットのスパイラルを繋げるコレオ、続けて2アクセル、スピンでも曲をちゃんと表現している感じがいいと思う。
宮原知子 SP:68.91(2) FS:142.27(3) 合計:211.18(2)
「シンドラーのリスト」/ラフマニノフ「前奏曲嬰ハ短調」♪ グレー。凛とした表情から、美しい2アクセルは前後のつなぎが素敵。3ルッツ+3トウ、しっかり高さを出せた。スピンの中の表情、彼女が音を奏でているかのようなステップ。
3フリップ+2トウ+2ループ入り、スピンのI字姿勢はぐんと背伸びするよう。終盤3ルッツ、2アクセル+3トウ頑張った。世界一と言ってもいいレイバックスピンでフィニッシュ。
ここまで美しい、心揺さぶるプログラムが滑れるようになった・・・
アンナ・シェルバコワ(ロシア) SP:73.51(1) FS:152.53(1) 合計:226.04(1)
エリック・サティ「グノシエンヌ1番」/ストラヴィンスキー「火の鳥」♪ ブルー。4ルッツ(回転不足)+3トウ、下りた さらに単独4ルッツも決まる 2アクセルはカウンターからと高く足を上げてから。きれいなキャメルスピンの後で衣装替えで赤に、大歓声。3ルッツ+3ループ、3フリップ+オイラー+3サルコウと余裕。
ジャンプ以外も工夫しているけど、宮原のレベルにはもう少しかな
結果、予想通り(?!)シェルバコワが優勝、2位宮原 3位トゥクタミシェワ。ユ・ヨンが4位、サモドゥロワが5位。本田真凛は7位だった。
宮原は来週ロステレコム杯と連戦になる。ファイナル進出目指して頑張れ~~~
次は男子フリー
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2019第4戦中国杯、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
<前半>
小松原美里/ティム・コレト RD:56.60(10) FD:88.75(10) 合計:145.35(10)
「Lord of thd Dance」♪ グリーンにピンクの花、グリーンに紫のパンツ。大きな動きからのステーショナリーリフトで始まる。男性の膝上で前に支えるリフト、間でリフトを入れるツイズルがぴったり合った。持ち上げて一度下ろしてからのローテ―ショナルリフト、スライディングから股下をくぐって出るところは音とぴしゃりと合う。
ケルト音楽の曲で細かいステップを見せつけるコレオステップ、印象的で素敵なプログラム
郭雨竹(グオ・ユージュ Yuzhu GUO)/趙鵬昆(ジャオ・パンクン Pengkun ZHAO)(中国) RD:57.10(9) FD:93.81(9) 合計:150.91(9)
「One Thousand Years」「Dance for Me Wallis」♪ 紫、グレー。離れた位置から近寄ってコンボスピンから。ワンフットステップ、なかなか伸びがある。全体に流れがよく、ラストの低い姿勢のステーショナリーリフトからのフィニッシュがいい余韻を残した。高得点に会場が大拍手。
アナスタシア・スコプトコワ/キリル・アレシン(ロシア) RD:69.19(6) FD:100.05(8) 合計:169.24(7)
「Never Tear Us Apart」♪ 黒。間で女性の体をぐるんと回すツイズル、ストレートラインリフトでも膝上から肩からぐるぐる。ジャッジ席前でじっくり踊ってからのコレオステップ、後ろ手につなぐポジションで始めるコンボスピンが面白い。
終盤エレメンツを畳み掛ける構成、スピードよりパワーがある感じ。
ソフィア・エフドキモワ/イゴール・バジン(ロシア) RD:64.07(7) FD:105.20(6) 合計:169.27(6)
「シンドラーのリスト」「La Terre vue du Ciel」♪ クリーム色、黒。非常に情感豊かでスピード感もある。コレオスピニングから入り、きっちりレベルを取るツイズル、女性の膝下を抱えるリフト、男性の仰向け低い姿勢の膝上に仰向けで乗るリフト、難しいことをさりげなくやってのける。
僅差で暫定1位に立つ。
陳宏(チェン・ホン Hong CHEN)/孫茁鳴(スン・ジュオミン Zhuoming SUN)(中国) RD:61.83(8) FD:101.08(7) 合計:162.91(8)
「It's All Coming Back to Me Now」♪ ワインカラー、同色Tに黒ジャケ。女性を仰向けにする姿勢のステーショナリーリフトから。男性片足立ちの膝上高い位置に女性が片足で立つリフトから、スピードのあるローテ―ショナルリフトの連続で一気に盛り上がった。ジャッジ席にぐっと腕を伸ばす振付から情熱的なコレオステップ。
女性をぐるんと回す3連続、ラストの女性が体を大きく伸ばしてのスライディングなど、歓声が上がるポイント多数
観客はダントツで1位になると思ってたのか、得点が出るとちょっとしぼんだ
<後半>
王詩玥(ワン・シーユエ Shiyue WANG)/柳鑫宇(リォウ・シンユー Xinyu LIU)(中国) RD:74.77(4) FD:111.68(4) 合計:186.45(4)
「ブラック・スワン」♪ 黒にゴールド、白に黒。全体に勢いが凄い。女性の姿勢がきれいなステーショナリーリフトから、ワンフットステップ滑らか。女性の片腕と片足を持つスピニング、女性が後ろ向きで高く上げた片足を持ち上げて前に出すリフト、迫力 ツイズルは、浅田真央の「白鳥の湖」でのステップを思い出させる。
迫力のスライディング、跪いた男性の足の下を女性がくぐってフィニッシュ、大歓声
ケイトリン・ハワイエク/ジャン-ルック・ベイカー(アメリカ) RD:74.70(5) FD:105.26(5) 合計:179.96(5)
ベートーヴェン「交響曲第5番」/パガニーニ「24の狂詩曲第24番」♪ 黒、紫系花柄。フラメンコギターでクラシックの名曲を奏でる曲。たっぷり時間を使って見せるツイズル、イーグルでのカーブリフト連続はまた盛り上がる。随所に面白い振付があって単一楽器の曲なのに飽きさせない。
細かいところでもう少しレベルを取りたい、、、
ヴィクトリア・シニツィナ/ニキータ・カツァラポフ(ロシア) RD:85.39(1) FD:124.51(2) 合計:209.90(1)
「I Giorni」「我が母が教えたまいし歌」♪ ピンク、グレー。滑らかに回転の速いツイズルに入っていく。男性が膝をついた姿勢のストレートラインリフト、女性を軽くジャンプさせて肩上から前へ持っていくリフト。要素間の流れがスムーズで心地よかった。曲が終わって無音の中で静かにフィニッシュポーズ、余韻があっていい。
高得点に沸く会場
ローレンス・フォルニエ=ボードリー/ニコライ・ソレンセン(カナダ) RD:78.41(3) FD:112.33(3) 合計:190.74(3)
「サマータイム」「我が心のジョージア」「Cry Me A River」♪ 群青にストーン、紺のシースルー。しっとりとスピンからスタート、両腕をつかんで回したり背中に乗せたりとつなぎもダイナミック。リフトの乗せ方も体を大きく動かして
マディソン・チョック/エヴァン・ベイツ(アメリカ) RD:80.34(2) FD:128.21(1) 合計:208.55(2)
「Egyptian Snake Dance」♪ ゴールドに緑や茶をあしらい、男性はカーキ系。妖艶なスピニングから、カーブリフトの連続。各要素自体が豊かに表現していて、見ているほうは酔いしれるだけ くねくねの動きからのコレオステップ、秀逸 フィニッシュの海老ぞりポーズも決まった!
女性が中国系の血を引いていることも知られているようで、登場したときの声援は大きかった。フリーは1位だったが、僅差で優勝を逃してちょっとだけ残念そう。
結果、優勝はシニツィナ/カツァラポフ、1.35点差で2位チョック/ベイツ、3位フォルニエ=ボードリー/ソレンセン。地元中国の王/柳が4位、ハワイエク/ベイカーが5位。小松原/コレトは10位、NHK杯ではもう少し得点を上げられるかな。
次は女子フリー