全部見ようと思うと大変なことになる、このところの週末
フィギュアスケートの大会が、今週は全日本ジュニア選手権とグランプリシリーズ第5戦グランプリ・エスポー、さらにチャレンジャーシリーズ・ワルシャワカップ。どれもLive配信があるので、きりがなく見たくなってしまう
全日本ジュニアの男子ショートプログラム、アイスダンス・フリーダンス、ペア・フリーと見た後、夕飯食べたら眠くなって寝てしまい
起きたらグランプリ・エスポー男子フリーの後半グループに入ったところだった。(ジャッジスコア)
マッテオ・リッツォが4トウ、4ループと下り、3アクセ2本も決めて完璧という演技。コーチのお父さんもめっちゃ喜んでたのに、コレオシークエンスがノーカウントに。スピン、ステップもレベル3止まりで、思ったほど点数が出なかった。
SPではジャンプにミスが出たケヴィン・エイモズが、今日は4トウを決めてスタート。3アクセルに続けたシークエンスが1アクセルになってしまった以外は大きなミスなく、キレキレのコレオで沸かせ、リッツォを上回る。
島田高志郎は黒の衣装でぞくぞくさせる「死の舞踏」なのだが、、、。4サルコウこらえ、4トウ見事に決め、3アクセル下りた!が付けた2トウでなぜか転倒。少しずつミスが出る悔しい出来に
ジミー・マーは中国杯からの連戦で、疲れが出た感じ。4トウの転倒やループのパンクなど、本調子には程遠かった
ここでケヴィン・エイモズの表彰台が決まる。
佐藤駿の「四季」。指を下りながら拳を握る所作から、見事すぎる4ルッツ、ほんとに4回転?と思うほど、何の力も入れずに跳んだ 3アクセル+オイラーでやや流れが止まりかけ、2サルコウをつけておく。4トウ+3トウ、単独4トウ、3アクセルと淀みなし。滑りの美しさも、往年の小塚崇彦を思わせる感じ。基本に忠実な技術は、見ていて心地よい 技術点100点超え
トップに立った佐藤駿を超えるには、シーズンベスト更新が必要になった三浦佳生。ぶんぶんスピードに乗って、3アクセル+オイラー+3サルコウ、4トウ+3トウ、4サルコウと決めていく。完璧と言うほどではないジャンプも、マイナスにならない程度にまとめられる力がある。ステップは静かな曲調のパートで丁寧に見せ、激しい曲調でスピードは正義!を見せつける。
フリーは2位になったが、合計で逃げ切った。
結果、三浦佳生が優勝、1.12点差で佐藤駿が2位、ケヴィン・エイモズが3位。島田高志郎は6位。この結果、28ポイントで三浦佳生のファイナル進出が決まった。佐藤駿は24ポイントだが、得点合計でケヴィン・エイモズより下の5番手に。NHK杯で宇野昌磨、鍵山優真が上位に入ると考えられ、佐藤駿はファイナル進出できない可能性が高くなってしまった。
してみると、3アクセル+オイラーの後に3サルコウが跳べていれば、佐藤駿1位・三浦佳生2位で2人とも26ポイント、2人ともファイナル進出が決まったかもしれない。。。惜しい。。。
まあ、勝負なので仕方ない 駿くんはファイナルがない分、全日本に向けていい準備ができるといいな
フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権2023、アイスダンス・フリーダンス(ジャッジスコア)。
山下珂歩/永田裕人 RD:50.91(2) FD:80.42(2) Total:131.33(2)
「Anytime Anywhere」「Beethoven Scherzo」♪ 紫とグレー。ステップの一歩が大きく、ツイズルやワンフットステップでの2人の距離が一層近くなっていた。靴上に乗るリフトの姿勢とか、スピンの出で女性が男性を一瞬持ち上げるとか、いろいろ個性的な動きがある。全体にいい出来だったと思う
岸本彩良/田村篤彦 RD:59.06(1) FD:88.39(1) Total:147.45(1)
「Misirou」「Girl, You’ll be a Woman Soon」「Pump it」♪ 白に黒、黒。ツイズルで女性が少しもたついてしまった ワンフット、ダイアゴナル、ステップは切れも伸びもある。女性が飛び乗ってすぐキャッチフットのローテーショナルリフト、女性の片手と足をホールドするアクロバティックなステーショナリーリフトと、いつもながら見せ所満載。
女性が脳震盪を起こして治療中ということで、予選会は欠場していたが、元気になったようで何より
結果、優勝は岸本彩良/田村篤彦、2位山下珂歩/永田裕人。山下/永田組は予選会から大きく点を伸ばした
このあとはペア・フリー。