五輪代表選考の方法はいろいろあるが、選手たち全員に公平で、十分理解されてないと問題が起こる。競泳は一発勝負の選考会真っ最中だが、かつて千葉すず選手が仲裁機構に不服を申し立てたことは記憶に新しい。
ボート・男子軽量級ダブルスカルで、11月に行われた選考の結果に不服を申し立て、その結果再レースが行われた。申し立てた武田選手と、浦選手のペアが2勝して代表候補となった。26日からのアジア予選で3位以内に入れば五輪出場が決まる。
11月の選考会では、6人の候補選手がペアを組みかえながら計10レースを行い、平均タイムで上位2人を選ぶ方法だった。武田選手は3位で、2レースのプレーオフで2位。ところがその後、最下位の選手と組んだレースを除いた平均タイムで選ぶ方法に変更、武田選手は3位となる。変更は一部の選手に伝わっていなかったという。
・・・いわゆるひとつの、後出しじゃんけん
38歳の武田、36歳の浦に対して、選考会で選ばれたペアは22歳と31歳だったとか。今後のことを考えて、協会は若いペアを派遣したかったのでは?と推察する記事。まあ、気持ちはわかるけど、当初の選考方法で若いほうが勝ちきれないようでは、結局意味ないわけで、、、
再レースまで、不服を申し立てた側のほうが、いったん緊張が切れてコンディション作りが難しかったという。内定を取り消された側は合宿で強化。それでもベテラン組が勝ったとあっては、誰も文句がつけられない。
昔と比べて、今は本当にスポーツ選手の選手生命が長くなった。上手に体を管理すれば、“いいトシ”になっても続けられることがわかってきた。となると、「若手に経験を積ませるため」に「ベテランに譲ってもらうのが当然」なんて、もう言えないのだ。
国内で厳しい競争を勝ち抜いた代表は、きっと世界の舞台で実力を発揮してくれるはず。協会もしっかりサポートしてあげて
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