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グランプリファイナル2015男子フリー

2015年12月13日 07時25分35秒 | スポーツ

 フィギュアスケート・グランプリファイナル2015男子フリージャッジスコア)。

1 パトリック・チャン(カナダ) SP:70.61(6) FS:192.84(3) 合計:263.45(4)
 ショパン・メドレー♪ 今日はスピードとパワーがあった。トウ・トウ4-3を冒頭に下りると、トリプルアクセルもややこらえながら着氷。後半の3-2-2などジャンプはノーミス。
 となれば、つなぎの動きなどで本領発揮。フリーのシーズンベスト更新。

2 村上大介 SP:83.47(5) FS:152.02(6) 合計:235.49(6)
 「Anniversary」YOSHIKI♪ 柔らかな動きで滑り出す。4回転サルコウは両足着氷と転倒、トリプルアクセル1本目はオーバーターン。しかし2本目は2回転トウループをつけてきれいに決める。後半のジャンプは乱れがなかった。
 つなぎで見せるイーグルやイナバウアー、コレオシークエンスのバレエジャンプなども、この人の魅力。

3 宇野昌磨 SP:86.47(4) FS:190.32(4) 合計:276.79(3)
 「トゥーランドット」「誰も寝てはならぬ」プッチーニ、歌唱:ポール・ボッツ♪ 気合の入った顔で滑り出す。トウ・トウ4-2、来た トリプルアクセル+3回転トウループ、入った 2本目のトリプルアクセルも鮮やか。緩急をつけたステップも音によく合っている。
 "Nessum dorma,,,"から一段ギアが上がって、2本目の4回転トウループ、決まった ルッツにはエッジエラーeがついてしまったが、ダブルアクセル+1回転ループ+3回転フリップを完璧に下りると、あとはクリムキン・イーグルのコレオシークエンスで魅了するだけ。技術点は100点を超えていた。
 1年前、ジュニア最高得点を同じリンクで出した若者が、成長して帰ってきた。バルセロナの観客がスタンディングオーベーションで迎える

4
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:86.95(3) FS:176.50(5) 合計:263.45(5)
 「ヒックとドラゴン2」♪ ぴっと腕を伸ばして位置につく。冒頭の4回転ルッツはややこらえて単独に。4回転サルコウでオーバーターン、トリプルアクセルで転倒。しかしめげずに、後半トウ・トウ4-2、4回転トウループをきれいに下りる。さらにトリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウも着氷。
 やや余裕がなかったせいか、ステップのレベルや演技構成点は伸ばせなかったが、技術点は101.86。お見事
 Current Leaderの部屋(?!)でぼ~っと座ってた宇野くん、映ってるのに気づいて手を振り、金くんが手を振り返し この時点で宇野の表彰台確定。

5 ハヴィエル・フェルナンデス(スペイン) SP:91.52(2) FS:201.43(2) 合計:292.95(2)
 「Guys and Dolls」フランク・シナトラ♪ 軽快ながらパワーがあって、しっかりコントロールできているスケーティング。冒頭の4回転トウループは着氷でやや傾いたが、次のサルコウ・トウは4-3でばっちり。後半にも4回転サルコウが決まり、フリップ・ループ・サルコウ3-1-3、3回転ルッツ+片手上げ2回転トウループなど、ほぼノーミス。
 ミュージカルのダンスのような振付を小粋にこなして、地元スペインの観客を夢中にさせる。レベル4に加点1.90のステップも素晴らしい。技術点104.65、羽生結弦に続いてフリー200点越えの選手となった もちろん自己ベスト更新。


6 羽生結弦 SP:110.95(1) FS:219.48(1) 合計:330.48(1)
 「SEIMEI(「陰陽師」より)」♪ 180点も出せば優勝できる状況で登場。いい演技と高得点が出ている中で、気持ちに火が付いただろうか。
 4回転サルコウ、完璧。4回転トウループ、これも完璧。ステップの一部のようにフリップを跳び、スピンのビールマン姿勢に会場が沸く。太鼓の音で踏むステップが終わると後半。
 トウ・トウ4-3、またしても決まった トリプルアクセル+両手上げ2回転トウループ、これも完璧。トリプルアクセル+1回転ループ+3回転サルコウ、余裕。最後のルッツ、この間まで苦手だったのが嘘のよう・・・
 手拍子にのって活き活きと、コレオシークエンスのハイドロブレーディングにイナバウアー。きっちりスピンを回って、笑顔でフィニッシュ。
 技術点が、120点を超えていた。
 キス&クライで得点を見て、ちょっと泣きそうに顔を覆った。またしても、歴代最高得点を更新

 結果、優勝は羽生結弦。前人未到のグランプリファイナル3連覇を成し遂げた。2位は地元の大会で素晴らしい演技をしたフェルナンデス、3位に初出場の宇野昌磨。
 パトリック・チャンと金博洋はトータルスコアが同点だったが、フリー3位だったチャンが4位、金が5位となった。村上大介は6位。
 実に6人中4人が技術点で100点台を出すという、ハイレベルな戦いだった男子フリー。語り継がれる大会になりそう。

 疲れた~~~ 選手の皆さん、お疲れ様~~~
 


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