フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第3戦、グランプリ・ド・フランス2023、エキシビションの出演リストが出た。
日本からは樋口新葉、住吉りをん、鍵山優真の3人が出演予定。日本時間22時半から。
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第3戦、グランプリ・ド・フランス2023、男子フリー(ジャッジスコア)。
<G1>
ニコライ・メモラ(イタリア) SP:70.92(12) FS:143.71(9) Total:214.63
「サムソンとデリラ」「I Belong To You」♪ 水色。冒頭は3ルッツ、続いて4ルッツ決めた! 3アクセル+オイラー+3サルコウなど、前半好調。3フリップ、単独3アクセルでやや乱れたが、3ルッツ+3トウを決める。
終盤音楽が盛り上がる中で、イナバウアーからイーグル、音に合わせてジャンプ連続のコレオは観客も夢中
ランドリ・ル・メイ(フランス) SP:71.20(11) FS:147.84(6) Total:219.04(11)
映画「Love Heals All Wounds」♪ 左側が水色、右側が黒。3アクセル+オイラー+3サルコウ、高い! 4トウは両足着氷になったが2トウをつける。単独3アクセルもめっちゃ高さがあった。終盤ややこらえたが、最後の3ループを下りると笑顔。
スピンの途中でのジャンプや出で手をつかない側転など、しなやかなところを見せる。
片伊勢武アミン SP:76.27(10) FS:136.48(12) Total:212.75(12)
「Tree of Life Suite」♪ オフホワイトのブラウス。柔らかな曲調にのって、美しい3アクセル+3トウを決める。3ルッツ+2アクセルもスムーズ。キャメルスピンのホールド姿勢がきれい。後半3ルッツ、3フリップと続けて転倒してしまい しかし、雄大なイーグル連続でリンクいっぱいに展開するコレオで魅了した。
ルク・エコノミデス(フランス) SP:76.99(9) FS:153.75(5) Total:230.74(6)
チャップリン・メドレー♪ 白シャツ黒ジャケ。冒頭のアクセルは2回転になったがきれいに下り、次の3アクセルはなんとか。2本目の3アクセルも根性でオイラー+3サルコウを付ける。後半3ルッツ+3トウが入ったのは嬉しそう。両方向のキャメルスピンが独特。
随所に見せる小粋な振付で、たっぷりチャップリンの世界を見せる。音楽の編曲はちょっと細切れだけど
島田高志郎 SP:79.30(8) FS:137.88(11) Total:217.18(10)
サン‐サーンス「死の舞踏」♪ 黒。冒頭からピアノの音と溶け合って、この曲の世界に引き込む。4サルコウ、なんとか立った。4トウ予定は2回転に。ところどころジャンプの着氷が乱れて苦しいが、細かいピアノの音を拾っていく音楽性が、最後まで息つく暇もない。
また大変なプログラムをもらったものだ・・・でもこれが完成したら・・・
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:81.43(7) FS:145.36(8) Total:226.79(8)
「This」♪ 青、オレンジなどカラフルに。4ルッツは転倒したが、4トウをびしっと決める。3アクセル+オイラー+3サルコウがフェンスとテレビカメラの真ん前で やや乱れたジャンプもあり、オールクリーンとはいかず。
今季はまず世界選手権に出てくるのが目標かな。
<G2>
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:83.44(6) FS:147.40(7) Total:230.84(5)
プッチーニ「トスカ」「ラ・ボエーム」♪ 紫。冒頭の4トウは転倒したが、3ルッツ+3トウを決め、勢い付きすぎ?の3アクセルはうまくこらえた。
歌劇の堂々としたボーカルに負けないように頑張った感じ。
スティーヴン・ゴゴレフ(カナダ) SP:86.14(5) FS:142.60(10) Total:228.74(7)
「Time Lapse」♪ ライトブルーの濃淡。軽々と4トウ、4サルコウを決めたが、4回転予定のルッツは2回転に、またサルコウも2回転に。3アクセル+オイラー+3サルコウ、最後に両手をついてしまった。しかし後半3フリップ+3アクセルのシークエンス
ようやく体型と筋力のバランスが取れて、自在に跳べるようになったと思うが、まだ完成とはいかないようだ。
ルーカス・ブリツィギ(スイス) SP:86.94(4) FS:176.49(3) Total:263.43(4)
「The Rainmaker」「Enduring Hope」「Corpus Rex」♪ 黒に赤系のパッチ模様。アフリカ系の音楽で、4トウ+3トウ、4トウとさくさく決める。3アクセル+片手上げ2トウもいい感じに音に合った。どのジャンプも余裕を持って決め、エキゾチックで野性味を感じさせるステップが絶品
終わって氷に突っ伏して喜んだ。
鍵山優真 SP:97.91(3) FS:175.23(4) Total:273.14(3)
「Rain, In Your Black Eyes」♪ 濃紺。大きく腕を動かして始まる。距離の出る4サルコウ、しっかりと4トウ+オイラー+3サルコウ。3回転は下りて何かしらトランジションがある。アクセルが1回転になり しかし3アクセル+2トウでリカバリー。3ルッツの乱れが悔しい。
ステップの足さばきの凄さ、音と共に燃え上がっていくような
アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) SP:101.07(2) FS:205.71(1) Total:306.78(1)
「Departure (Home)」「The Quality of Mercy」「Mercy (Voiceless Mix)」「Refuge」茶系。4ルッツ、4トウ+2トウ、4サルコウ、3アクセル+2アクセル、どんだけ跳ぶの~ 前より体の柔軟性が増したようで、動きがいっそうしなやか。コレオで見せる横宙返りに、スピンの出は側転。ブノワ・リショーに何年も鍛えられた表現力も光る。
終わって戻る前にバックフリップを見せて、観客大喜び 自己ベストも大幅更新で300点越え!
イリア・マリニン(アメリカ) SP:101.58(1) FS:203.10(2) Total:304.68(2)
グレーにストーンで飾り。4アクセルは今回跳ばないと言っていた通り、3アクセルから。4ルッツ、4サルコウ、後半4ルッツ+オイラー+3サルコウ、4トウ+3トウ、3ルッツ+3アクセル等々、こちらもどんだけ跳ぶの~~ 音に合わせる振付が上手くなっている。コレオで横宙返り、こちらも!
わずかの差で逆転を許して、ちょっと残念?
結果、優勝は地元のアダム・シャオ・イム・ファ、2位マリニン、3位鍵山優真 4位ブリツィギ、5位プルキネン。島田高志郎10位、片伊勢武アミンは12位だった。
マリニンはスケートアメリカの1位15ポイントと今大会の2位13ポイント合計28ポイント、ファイナル進出が決まった。
見たいものが多すぎて全部は無理 明日は仕事の準備しなきゃ>自分
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第3戦グランプリ・ド・フランスの女子フリーで、住吉りをん選手がISU国際大会で日本女子初となる4回転トウループを成功させた
さっきまでライブ配信を4トウ入った!やった~!と見ていたところ。ISU公認の国際大会で初めてだったとは知らなかった
最近日本の女子で4回転を跳ぶ選手といえば、ジュニアの島田麻央が。てっきり成功させていたかと思ったが、世界ジュニア2023ではqマーク付きの4トウだった。厳密な成功は、安藤美姫の4サルコウ以来21年ぶりということになるらしい。
2、3年前に初めて見たときは、こんなに伸びると思わなかったんだけど(失礼)、どんどん自分の体をうまく使えるようになって、魅力的になっている。町田樹さんがめっちゃ推してたのを思い出した
第5戦グランプリ・エスポーにもエントリーしている。今回でヨーロッパにファンも増えたことだろう。期待が高まるが、まずはリラックスしていい演技をしておくれ
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第3戦、グランプリ・ド・フランス2023、男子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
ランドリ・ル・メイ(フランス) SP:71.20(11)
「Bloodstream」♪ グレーに黒で模様。イナバウアーからの3アクセルが見事! 4トウで転倒、フェンスにぶつかってしまった。後半3ルッツ+2トウ頑張る。
キャメルスピンで高く足を上げてキャッチフット、終盤曲調が変わってリズミカルにステップを踏んだ。スピンの出で横回転宙返り
片伊勢武アミン SP:76.27(10)
「アディオス・ノニーノ」アストル・ピアソラ♪ 紫と黒。昨季ジュニアグランプリファイナルに進出した選手が、満を持してデビュー。ゆったりと大きな3アクセル、3ルッツ+3トウが決まって笑顔。両手で足首をホールドするキャメルスピン、3フリップはうまくこらえた。典雅な身のこなしに、フランスの観客の視線釘付け
ルク・エコノミデス(フランス) SP:76.99(9)
「Selah」カニエ・ウェスト♪ グレーの穴あきパーカー。3アクセルは手をついたが、高さのある3フリップ+3トウ、後半3ルッツを決める。強いビートに乗る激しい動きのステップ、スピンの出で片手側転も見せた。
コーチはフローラン・アモディオ。
スティーヴン・ゴゴレフ(カナダ) SP:86.14(5)
「サウンド・オブ・サイレンス」♪ 黒。4トウ+3トウ、4サルコウ、後半3アクセル、ついに全てのジャンプをクリーンに下りた シットスピンをスライディングで出る。ランジからジャンプしたり、独特の動きを入れたステップ、余韻を持って終わる。
振付のブノワ・リショーが見守った。
金博洋(Boyang JIN)(中国) SP:81.43(7)
「Vienna」♪ 黒。高い4トウがスムーズに決まった。3アクセルも楽に決め、後半3ルッツ+3トウは少しステップアウトして苦笑い。スケーティングが滑らかになり、ジャンプに余裕が出てきている。ステップで両足を後ろに折るジャンプや膝をついて反り返るスライディングで盛り上げた。
ブライアン・オーサーが帯同。
島田高志郎 SP:79.30(8)
「Sing, Sing, Sing」♪ 白シャツ黒ジャケ。体の内側から湧き上がってくるようなグルーヴ感、4サルコウはステップアウト、3ルッツ+3トウはばっちり。ドラムに乗って3アクセル、カッコいい クラリネットの音ではファンキーに、終盤はたたみかけて駆け上がるステップ。
<G2>
鍵山優真 SP:97.91(3)
「Bliever」♪ 黒。きりっとした動きからスタート、目の覚めるような4サルコウ、距離のある3ルッツ+3トウを下りて笑みが浮かぶ。3アクセルも鮮やか。
とにかくスケーティングのスピードが凄い ステップに織り交ぜられた複雑なジャンプや動き、足元にも所作にも圧倒された。
父とともにカロリーナ・コストナーが見守る。
カムデン・プルキネン(アメリカ) SP:83.44(6)
「A Different Kind of Love」♪ 黒Vネック。4トウは少し乱れた。3ルッツ+3トウ、やや詰まったが大丈夫。3アクセルはきれいだった。ステップの中に片手側転、流行ってる 鍵山くんの後だと、ちょっと普通に見えてしまう
ニコライ・メモラ(イタリア) SP:70.92(12)
ラフマニノフ「前奏曲第2番嬰ハ短調」♪ 赤。4ルッツに挑んだが転倒。3アクセルはきれいに入ったが、3ルッツでターンが入り、なんとか2トウをつける。長い手足を今ひとつ活かしきれていないプログラムのような気がするが 全体に動きが硬い感じだった。
ルーカス・ブリツィギ(スイス) SP:86.94(4)
「I'm In the Mood for Love」「Superstition」♪ 黒シャツ。4トウ+2トウを落ち着いて下り、3アクセルも決まる。曲が変わってシャツの前を開けるとカラフルなTシャツが現れ 3ルッツが入ると笑顔、ノリノリでステップに入っていく。クリーンなプログラムに満足、自己ベストに満足
アダム・シャオ・イム・ファ(フランス) SP:101.07(2)
「The Prophet」ゲイリー・ムーア♪ 黒Vネック。大歓声の中、見事な4ルッツ 4トウは着氷でやや傾いたがしっかり3トウをつけ、3アクセルも完璧。手をつかない側転などを織り込んだステップ、ダイナミックで
自己ベスト更新の100点越えにブノワ・リショーも満足げ。
イリア・マリニン(アメリカ) SP:101.58(1)
「マラゲーニャ」♪ 赤に黒レース。びしっとポーズを取って位置につく。ステップの一部のような4トウ、何の苦もなく跳べる4ルッツ+3トウ。キャメルで足を高く上げて両手でホールド。音にぴたりと合わせて3アクセルを着氷した。
ステップに入る前にちょっと観客を煽るような仕草、さあステップ!というところで尻もち 苦笑いしながらステップ、横きりもみ回転に会場が沸く。
ギリギリでアダムをかわした。
結果、1位マリニン、僅差で2位シャオ・イム・ファ、4点差で鍵山が3位。島田高志郎8位、片伊勢武アミンが10位。
演技構成点は僅差だが鍵山優真がトップ。フリーではさらに上を狙えるか
テレビ朝日ではこのあと3時から男女ショートの放送あり。
フィギュアスケート・グランプリシリーズ2023第3戦、グランプリ・ド・フランス2023が開幕
最初は女子ショートプログラム(ジャッジスコア)。
<G1>
マイア・マザーラ(フランス) SP:45.03(11)
「Rise Like a Phoenix」♪ 赤と黒。冒頭の2アクセルはきれいだったが、3トウでやや乱れて単独に。3フリップに3トウをつけて転倒 転倒しなくても3トウが無効、2トウにしなければいけないところだった。
迫力のある曲に負けないように、力いっぱい動いていた。
住吉りをん SP:61.72(5)
「Blood In The Water」♪ ワインカラーにカラーストーンたくさん。インド風の曲と振付で独特の雰囲気を出す。カッコいいイーグルからの2アクセルでまさかの転倒 3フリップ+3トウ、3ルッツはきっちり決めてきた。きりっと見栄を切ってから入るステップ、手拍子が起こる。スピンでも指先をきれいに見せていた。
レア・セルナ(フランス) SP:58.75(8)
「I Am Fire」♪ ワインカラー。3フリップ、2アクセル、3ルッツ+2トウを決める。よく動けていて、ビールマンからスライディングで出てフィニッシュ。
樋口新葉 SP:60.29(6)
「Never Tear Us Apart」♪ 黒にゴールドのストーン。「Welcome Back WAKABA」を掲げる観客、大きな拍手で迎える。雄大な2アクセル、3ルッツ+3トウも入ったが、フリップが2回転になってしまい スピード感のあるスケーティング、大きなジャンプからぐんと一歩を伸ばすステップでレベル4。
ちょっと悔しい復帰戦になったか。
ロランヌ・シルド(フランス) SP:58.80(7)
「Ojos De Serpiente」♪ ブルーの濃淡。3ルッツ+3トウ、3ループと決めてきた。スピンのポジションがわりと面白い。すらっとした長身を活かした振付はガブリエラ・パパダキス。
ヤナ・イルキネン(フィンランド) SP:39.57(12)
「Flowers」♪ 黒、手袋も。両手上げ3ルッツの後にターンが入ったが、2トウを両手上げで付けた。イナバウアーからのアクセルが1回転になってしまい フリップも2回転で無効に。ステップで観客が励ましの手拍子、足首をホールドするきれいなビールマン頑張る。
<G2>
ニーナ・ピンザローネ(ベルギー) SP:65.74(4)
「Charms」♪ 紺からグリーン。回転の速い3ルッツ+3トウ、足を高く上げてそのまま跳ぶ2アクセルは出るところでイリュージョン。慎重にループを決めて笑顔 足首ホールドのビールマンでフィニッシュ。
帯同するブノワ・リショーも満足げ。
千葉百音 SP:56.59(9)
「Les Yeux Noirs (Dark Eyes) 」♪ 黒レース、スカートは青と赤でバラの模様、手袋にストーン。冒頭のフリップで転倒、2アクセルもステップアウト。後半3ルッツ+2トウは頑張った。細かく音を取りながら軽快に動き、観客の手拍子を誘う。パールからヘアカッター、一気に持ち上げるビールマンは見どころ。
キミー・ルポンド(スイス) SP:50.64(10)
「Voilà」♪ ピンクにゴールド。こんなに背が高い選手だったか 冒頭のフリップで大きくステップアウト、2アクセルは入ったが、3ルッツで痛そうな転倒
キャメルスピンのポジションチェンジやキャッチフットのままイリュージョンなど、工夫がある。
アナスタシア・グバノワ(ジョージア) SP:66.73(2)
「Mojo」♪ ワインカラーのつなぎ。きびきびした動きで、3フリップ+3トウ、2アクセル、後半両手上げ3ルッツとクリーンに決める。肘から先をくるくる回す振付が面白い。のびのびと滑り、レイバックスピンで締めて笑顔。
つなぎって、スカートより滑りやすそう
イ・ヘイン(韓国) SP:66.30(3)
「Seirenes ("Sirens") 」「Haktan Gelen Serbeti ("The Drink from God") 」♪ グレーがかったグリーン。美しい2アクセル、両手上げ3ルッツ+3トウはなんとかこらえた。両手上げ3フリップ完璧。しっかりと氷をとらえるスケーティング、迫力あるステップのラストはジャッジに迫ってフィニッシュ。
イザボー・レヴィト(アメリカ) SP:71.83(1)
「Yarning」♪ ゴールド系。エジプト風?の振付で手首をくねくねさせる。3ルッツ+3トウ、膝曲げイーグルからの2アクセル、後半3フリップと安定している。スピンのI字姿勢、音楽によく乗っているステップから回転の速いビールマンスピンへの流れが良かった。
ルッツの踏切エッジにアテンション、今後の課題かな。
結果、レヴィトが2位に5点差をつけてトップに立ち、2位グバノワ、僅差の3位にイ・ヘイン、4位ピンザローネ。住吉りをん5位、樋口新葉6位、千葉百音9位。
日本勢はちょっと上位と差がついちゃったけど、フリーでどのくらい巻き返せるか
先週の西日本&アイスダンス予選会、シニアのアイスダンス・フリーダンスで、小松原美里/小松原尊組が3点減点された件。スピンの足替えの時の転倒以外で、どこに転倒があった?と悩んでいたら、X(旧Twitter)の書き込み(こちらとこちら)から状況がわかった。
カーブリフトの後、二人で向かい合って膝をつき、男性は一度立ち上がって、駆け寄ってからまた膝をついて二人でスライドした。男性が立ち上がったところで、「2人同時に2秒以上スライディングする」という条件を満たして、コレオグラフィック・スライディングムーブメントがコールされた。その後、また2人で膝をついての動作をしたので、それはスライディングではなく2人とも転倒と見做されたということだった。
この3点の減点がなく、スピンがいつも通りにできれば、おそらく小松原組が優勝していただろう。NHK杯では修正してくると思う。
優勝した吉田唄菜/森田真沙也組、2位の田中梓沙/西山真瑚組は、チャレンジャーシリーズ・ゴールデンスピン(12月6日~9日)派遣が期待できる。ここで四大陸選手権のミニマムテクニカルスコアを獲得すれば、各国3組エントリーできる四大陸に3組フルエントリーも可能
全日本選手権がどんな戦いになるか、、、やはり接戦になると思う。世界選手権代表は、四大陸選手権で一番いい成績を出した組にすればいいのでは
日本の若手カップルたち、早く世界に紹介したい
<追記>
大会派遣といえば、ジュニアの岸本彩良/田村篤彦組が今回棄権した理由は、脳震盪によるドクターストップだったそうだ。これは甘く見ると大変なので、しっかり治してほしい。
そこでつくづく惜しいのが、ジュニアグランプリシリーズに山下珂歩/永田裕人組を派遣しなかったこと。今季のゴールデンスピンはジュニア部門がないので、世界ジュニアのミニマムテクニカルスコアを獲得するチャンスは、年明け1月末~2月初めのババリアンオープンしかない。
ミニマムがなければエントリーはもちろん、補欠登録もできない。“さらあつ”の回復が遅れ、“かほゆう”のミニマムが取れなければ、世界ジュニアに派遣できなくなる。
複数枠獲得まではいかなくても、出場するとしないとでは、翌シーズンのジュニアグランプリシリーズの扱いが変わってくるはず。
ジュニアグランプリシリーズで10位以内に入れば、ワールドスタンディングのポイントが付き、リストに載る。世界ジュニアに出る場合、リストに載っているほうが滑走順で有利だ。
昨季は岸本/田村組がババリアンオープンでミニマムを獲得、來田奈央/森田真沙也組の補欠として登録できたが、今季も同じでいいということなのか?
全日本ジュニアも、その後の扱いも、しっかり見届けたい。
全部見るのはさすがに無理だけど
フィギュアスケートは先週の西日本&アイスダンス予選会に続き、今週は東日本&ペア予選会。グランプリシリーズは第3戦フランス大会(グランプリ・ド・フランス)。そしてチャレンジャーシリーズのデニス・テン・メモリアルも開催されている。
東日本&ペア予選会はFODプレミアム、グランプリ・ド・フランスはテレ朝の配信でそれぞれライブ配信がある。デニス・テン・メモリアルは昨日YouTubeでライブ配信していたので、おそらく今日と明日もあると思われる。
デニス・テン・メモリアルはカザフスタンなので時差は3時間、グランプリ・ド・フランスは時差8時間。
東日本から全日本進出は、男子8人女子5人とけっこう狭き門。ジュニアは男子10人女子11人と、少し多めに出られる。ペアの“さえルカ”清水咲衣/本田ルーカス剛史、“ゆなすみ”長岡柚奈/森口澄士が楽しみ
デニス・テン・メモリアルに日本からは参加していないが、アイスダンスに転向したスウェーデンのニコライ・マヨロフが見てみたい。
グランプリ・ド・フランス、男子はシニアデビューの片伊勢武アミン、島田高志郎、復帰の鍵山優真が出場。女子は住吉りをん、千葉百音、復帰の樋口新葉にも注目したい。
視聴計画立てていかなきゃ