いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

「敗戦利得者」、あるいは、米兵に殴られた人、そして、復員兵を殴った人

2017年03月02日 18時47分45秒 | 日本事情


https://twitter.com/toshio_tamogami/status/836747267088343040

「敗戦利得者」って言葉。 今では田母神さまと袂を分かった水島聡[wiki]さんも使う言葉。

でも、田母神さまは、ルメイの徒、なのだ。

そして、海軍兵学校「出身」者 (復員兵) が、「敗戦利得者」って話は以前にした、再掲する;

日本は戦争に負けてよかったのだというのが私の両親の一致した意見だった。勝っていたら軍部が威張ってどおうしようもなかっただろう。

(愚記事: 吉目木晴彦、『ルイジアナ杭打ち』について知ったいくばくかの公知情報  )

■ そして、米兵に殴られた人=典型的敗戦受難者

石原慎太郎は、敗戦直後、進駐してきた米兵に殴られたと、云っている (google)。

もちろん、「作り話」の可能性は否定できない。

そして、先週末、おいらは知った。 彼も米兵に殴られたとのこと;

もっとも、石原慎太郎とは状況が違う。 もっと「文学的」(?)。 ってか、女をめぐる喧嘩だ。

これを野坂昭如は「本土決戦」と称している。 そして、「GI」という言葉を使っている。 

なお、浅学菲才なおいらは、GIの意味(=米兵)はわかるが、はたして、それは何の略語かさっきまで知らなかった。ググった

今でも、確定的にはわからない。

■ おまけ;そして、復員兵を殴った人

石原慎太郎の義兄弟、大江健三郎;棺桶に片足突っ込んだ作り話野郎どもに翻弄される、ぬっぽん!

小谷野敦文学博士の『江藤淳と大江健三郎』で、阿川弘之が大江健三郎に「殴られた」と初めて知る。

わかるような気がする。 死に損ないの復員兵が偉そうにするな!っていう憤怒じゃないかな?

■ まとめ

吉目木三男さんは、誰かに殴られたのだろうか?

● 蛇足


米兵に殴られた人に殴られた人