- - デリーにて。2007年10月14日。 ただし、これはイスラムの大祭の日 - -
デリーの年中の日常にムスリム衣装の人があふれているわけではない。なにしろ、インドは世俗国家である。ムスリム女性も日常はスカーフをしなければならないわけではないだろう。なぜなら、デリーの日常で、イランの街頭でのように、頭からすっぷりムスリム衣装をかぶっている女性を見ないからだ。
■小川忠『ヒンドゥー・ナショナリズムの台頭』より;
○ インドは「ヒンドゥー教国」ではない
日本人がインドに対して犯す最大の誤解は、「インドはヒンドゥー教国」と認識することである。「インドは仏教国」という、より古典的な誤解もある。一九八一年の国勢調査によれば、ヒンドウー教徒は人口の82.6%である。たしかに彼らは最大多数であり、インド社会において圧倒的な影響力をもつ存在であることに間違いないが、イスラム教徒も一億人を超えていて、人口比の11.4%を占める。その数は、サウジアラビア、イランそしてパキスタンといったイスラム教国よりも多い。インドは、インドネシアに次ぐ世界二位のイスラム人口を有する国でもあるのだ。
Amazon: ヒンドゥー・ナショナリズムの台頭―軋むインド
■もっとも、このデータは1981年と古く、バングラディシュもパキスタンも人口は増えているはずだから、インドが世界第2位のイスラム人口という事情はかわったかもしれない。ただし、インドが屈指のイスラム人口を持つ国というのは変わらない。
参考サイト; ムスリム人口
びっくり。中国のムスリムは、アフガン、イラク、サウジアラビアより多いんだ。
やっぱ、最近の事件はそういう背景なんだなぁ。
でも、インドではインド国籍ムスリムのテロって、たぶん、ないんだと思う。
ニュースで聞かないし。
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