いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

筑紫洲 (つくしのしま) でもぶどう記録;第50週

2025年03月08日 18時21分35秒 | 筑紫洲 (つくしのしま)

▲ 今週のみけちゃん
▼ 筑紫洲 (つくしのしま) でもぶどう記録;第50週

■ 今週のよその猫

■ 今週の花

■ 今週のDS

JR九州:D&S(デザイン&ストーリー)列車 デザインと物語のある列車で九州を楽しむ

■ 今週の脱帽

節句が過ぎても、雛飾りがまだ披(ひら)かれていた。

仕丁(しちょう):平安時代以降に貴族などのお世話をしていた下男や、律令制の労役制度の1つですgoogle

雛人形の段飾りの最下段に飾られる人形で、怒った顔、泣き顔、笑い顔とそれぞれ豊かな表情をしています。怒り上戸、泣き上戸、笑い上戸の3人で、「三人上戸」とも呼ばれています。関東式では「親王のお出かけの世話」、京式では「掃除」の役割を担っています。ソース

この脱帽さんは、泣き上戸かと思われます。なお、脱帽してわかることは、本当は目が届かないはずの髷がきちんとつくられ仕込まれていることです。

■ 今週知ったこと:サンヨー食品


「メーカー5社合同新聞」。5社のうち、おいらは明星とエースコックしか知らなかった。

サッポロ一番という即席めんがある。昔からある。おいらも知っていた。藤岡琢也のCM(google)がよく流れていた。昭和時代だ。戦後・昭和で、札幌といえばラーメンだ。札幌ラーメン。その即席めんなのであるが、そのメーカーについて気にしたこともなかった。最近知った。サンヨー食品。初めて聞いた食品会社の名前。三洋電気なら知っている(関連愚記事)。サンヨー食品は、サッポロ一番を看板としているが、札幌とは関係ない、と知る。群馬の会社らしい(web site)。

特徴は「コーン」。札幌ラーメンの特徴といえば、みそ味もそうだが、もやしと玉ねぎとひき肉を炒めたものを載せることではないだろうか?このカップめんではコーンが、札幌らしさとして?入っている。もやしを乾燥めんの具にする技術は今でもないのであろう。

 ピンぼけなので縮小しました。

■ 今週の御下問:「誰がこのような取り決めをしたのか」、あるいは、 interesting deal


https://www.youtube.com/watch?v=rvo6dSr1vRk&t=23s

トランプ氏「誰が決めたのか?」 日米安保条約の片務性に再び不満こぼす

トランプ大統領が御不満なのが、(自衛隊に米国防衛の義務がないことではなく)「米軍に日本防衛の義務があること」であるとすれば、「誰が決めたのか?」に対する答え、日本側責任者は、あなたの友だち、Shinzoの、his granpa! に他ならない。1960年だ。それまでの条約(旧安保条約)では、米軍に駐屯権や治安維持出動権(「反体制」叛乱日本人を殲滅できる権利)があったが、米軍に日本防衛の義務がなかった。その旧安保条約を改訂して、米軍の日本防衛の義務を条項に入れたのが岸信介首相だ。旧安保条約を結んだ吉田茂は1960年の安保改定に反対した(出典はすぐにでないが、本で読んだ)。さて、吉田と岸が一緒に写っている写真を見たことがなかった。探した。1枚あった。

さて、自衛隊に米国防衛の義務がないことについて。現在トランプ大統領は米国を再び偉大にとの惹句で政治を 煽動 先導している。つまりは、米国は、かつて、偉大だったのだ。そんな偉大だった頃の米国は、保護領の属領「軍」に助けてもらおうなどとは露も思わなかった。ただただ、日本に戦争することを容認するのは、前科者に刃物/キ〇ガイに刃物となることを心配していたのだ。

■ 今週返した本

おいらは「理解しがたい」ものが好きだ。かつ、いんちきなもの。上記、四方田犬彦以外はそういったもの。もっとも、四方田犬彦について小谷野敦博士が四方田の友人の四方田の話は嘘が多いとの証言を根拠に嘘くささを指摘していたような覚えがある。でも、四方田の話は嘘であっても、そう耐え難い虚飾といったものではないとおいらは感じている。あとは虚偽、欺瞞、ペテンが芬々とする本5冊。最上の堂本正樹、『回想 回転扉の三島由紀夫』は、堂本正樹が虚偽、欺瞞、ペテンということでなく、三島由紀夫がそうだとおいらが感じているのだ。この本については2/15に書いた。イエズス会。これはもう。元寇という歴史用語があるが、耶蘇寇という歴史用語を研究定義し、頒布してほしい。2/22に少し書いた。

▼ 高橋裕史、『イエズス会の世界戦略』。この本の内容を簡潔にまとめたブログ記事:丸の内中央法律事務所 様、太平洋の覇権(15) -----バテレンたちの軍事計画がある。この本はキリスト教、イエズス会が日本をはじめ世界の異教徒を「征服」しようとしたことを率直に書いている。イエズス会創始者のロヨラは「異教の地をことごとく征服すること」と宣言している。そして、彼ら耶蘇は露骨なレイシストであることもちゃんと書いている;

 ヨーロッパの学界にあって最高の典拠とされた異物世界地誌学の結果、非ヨーロッパ人=奇怪な存在=まともな人間ではない=劣等人種という差別の方程式が確立されることとなった。そして大航海時代のヨーロッパ人は、非ヨーロッパ世界におけるこの方程式の「解」を、キリスト教による非キリスト教の改宗とヨーロッパ文明の移植に置いたのである。

さらには、イエズス会が「武力行使」を行ったことについて書いているし、分析している。つまり、イエズス会の対日武力行使はポルトガルの海外植民政策事業の一環としての行動ではない。イエズス会が日本中央政府代表の豊臣秀吉から「弾圧」されたので、国対国としての観点から、ポルトガル国王に出兵依頼をしたのだという論理。だから、イエズス会がポルトガルの海外植民政策事業の尖兵であるという従来節を批判している。つまりは、防衛なのだと;

カトリック教会が不当な暴力を受け、その存続が危機にさらされた場合、教会は武力をもって自らを防禦することが許されていた。

イエズス会の対日武力行使問題が、中世ヨーロッパの時代からカトリック教会に受け継がれてきた「正当戦争」理論という大きな思潮の流れの上に立ったものでもあることを捨象しては、正鵠を射た理論は困難であろう。

▼ 戦後日本スタディーズ① この本は、元は、虚偽、欺瞞、ペテンを期待したわけではなく、東京大空襲についての早乙女勝元さんの文章を確かめたくて、借りた。そうしたら、最大の虚偽、欺瞞、ペテン師であるDV男の井上ひさし/日本共産党シンパ(党員なの?)が載っていた。

抑圧された東京大空襲の記憶、早乙女勝元

動機は廣島、長崎と比べ、東京大空襲は、戦後、顧みられることが少なかったと感じていたから。

 東京大空襲の惨禍は、人名からいえば史上空前の規模で、後の広島・長崎の原爆被害にも匹敵するというのに、東京には公立の記念館もなければ平和公園もなく、戦後もほとんど社会問題化されずにきた。

国際法違反、ジェノサイドという言葉は出てくる。ただし、東京は史上空前の「戦場」とある。戦争犯罪というのは戦争状態での違法行為である。戦争だからと云って、何をしてもよいわけではない。さて、東京大空襲はそれじたい大規模な戦争犯罪、ジェノサイドであるので、その場は「戦場」ではない。これは、アウシュビッツを戦場とはいわないことを考えれば、明らかだ。

最近は、昭和時代に比較しても、皇族が参加して慰霊祭が行われているし、ネットでも言及が多い。昭和の頃はもちろん、平成になるまで、ルメイ叙勲問題は話題になっていなかった。ただし、昭和末期に、朝日ジャーナルで前田哲夫が戦略爆撃について連載していた(現在、戦略爆撃の思想:ゲルニカ―重慶―広島への軌跡)。当時、興味深いと思ったのが、ゲルニカ―重慶―広島への軌跡という視点で、この世で初めて/あるいは2番目に、戦略爆撃、すなわち、市民が住む都市への空爆を行ったのは重慶爆撃の日本なのです、というところに力点が置かれているように感じた。あたかも、廣島、長崎、東京などは「身から出た錆」みたいものだと。内容は忘れてしまったので、そういう主旨であったかはわからない。さて、戦後、日本の被害を論ずるときは同様に日本がやったことを書かないとダメみたいな風潮があった。これはある種の「検閲」効果=日本の被害を論ずることを牽制するがあるなとおいらは感じていた。さて、この抑圧された東京大空襲の記憶、早乙女勝元の文章の末が下記である;

 なお一般市民を対象にした都市無差別爆撃では、日中戦争時に日本軍による重慶ほか中国諸都市への先行行為があり、これまた被災者たちの対日訴訟裁判が並行して行われていることを、付記しておきたい。

▼ 真打登場:暴力男が語る平和憲法

インタビュー 井上ひさし「東京裁判三部作と日本国憲法」聞き手、小森陽一・成田龍一

「新憲法」に盛り込まれている基本原理は戦前から、心ある日本人によって唱えられてきたものです。けれども当の日本人にはその値打ちがわからない。農地改革と同じように「占領」という強制力で実現した。しかもその時機がよかった世界中が一、二年だけ、パリ不戦条約を思い出し、国際連合の理念に燃えた瞬間だった。
(中略)
 だから、この日本国憲法を守るということは、ほんの一瞬だけ、もう戦争はやるまい、今度こそほんとうに話し合いでやろうということで世界が一致した、そのときの記憶を我々が預かっているということなのではないかと思います。「九条の会」の活動も、もちろん日本の憲法を変えさせない、日本を旧体制へやってはいけないという動きであると同時に、世界の人たちに対して理想の火はまだ消えていませんよ、ここにたしかに人類の理想がありますよと知らせる意味がある。

離婚後、西舘好子は『修羅の棲む家』(はまの出版)でひさしから受けた家庭内暴力を明かした。この本で「肋骨と左の鎖骨にひびが入り、鼓膜は破れ、全身打撲。顔はぶよぶよのゴムまりのよう。耳と鼻から血が吹き出て…」[36]と克明に記している。

筆が進まなくなるなどで、ひさしは好子に暴力を振るうようになり、編集者も「好子さん、あと二、三発殴られてください」などと、ひさしの暴力を煽った[32]。 (wikipedia)

▼ 『落合信彦X落合陽一 予言された世界』

親子でペ〇ン師。父・落合信彦の「法螺話」については詳細に報告されているとのこと。

フリーライターの奥菜秀次が『落合信彦 最後の真実』(鹿砦社、1999)や『捏造ジャーナリスト 落合信彦』など、落合信彦関連の書籍を多数上梓している。これらの自著に記されている武勇伝に対し、奥菜は著書で、誇張や脚色・盗用、あるいは完全な作り話であると述べている。奥菜によれば、次の通りである。 ➡ 以下、wikipediaでお読みください。

ところで、父・落合信彦は、イギリス首相であったサッチャーにインタビューして、「確かに戦争は悪です。しかし、その戦争によってもっと巨大な悪をストップせねばならぬこともあります。」「平和は貴いものです。しかし、自由はもっと貴いのです。」という証言を引き出している。現在、宇露戦争を止めるな!派の元祖だ。

さて、子・落合陽一さんは、ちゃんとした博士さまだ。学術的業績 ➡ google scholar

博士の学位についての情報➡ Graphics by Computational Acoustic Fields 計算機音響場によるグラフィクス表現

子・落合陽一さんはメディア・アーティストを自称している。決して、学者さまではないのだ。有名国立大学の教官でいらっしゃるのに。そして、ビジネス。子・落合陽一さんはナスダックにベンチャーを上場させた。ピクシーダストテクノロジーズ(web site)。ただし、1年で上場を廃止したとのこと。落合陽一さんはナスダックにベンチャーを上場しましたが、1年余りで上場を廃止しました。 上場した会社の商品とは、超音波技術を用いた頭髪の育毛装置とのこと。魔法使いでもハゲには勝てないのだ。この落合陽一の会社には、公金が入っている[1]。

さて、話は変わって、子・落合陽一さんの言録;自身の人生に影響を与えた人物は?という質問に対し

パッと思い浮かぶのは三島由紀夫ですね。本も好きだけど、生きざまがカッコいい。近代をどう否定しようかと思ったら、三島由紀夫的な選択を取らざるを得ない、そう考えても実際に行動を起こす人はあまりいない。しかも基本は芸術家です。

一方、

 だから私は「全員が魔法使いを目指せ」とは言わないし、書籍にも書かない。その代わり「筋トレをしろ」と言ってる。魔法使いを目指すのではなく、現状を受け入れるのなら、筋トレ以外に有効な方法はないからだ。筋肉は裏切らないし、ほとんどの問題はそれで解決する。

とも言っている。三島は「ほとんどの問題」から漏れたらしい。

[1] ピクシーダストテクノロジーズには日本政府からの補助金が入っている(google)。

 

 



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