いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

生まれて初めて四国に行った。

2009年03月11日 21時49分45秒 | 国内出張・旅行


先日、生まれて初めて四国に行きました。岡山から香川に渡りました。とても近いです。霞ヶ浦を渡るより短い距離なのではないでしょうか?おいらは近代日本の貧乏農場たる北海道の出身で「内地」の各所から来た人間のハイブリッドです。今では都市化が進み全国の田舎者が首都圏に集まっているので若い世代でハイブリッド日本人はめずらしくないでしょう。でもおいらは親や祖父母の世代でハイブリッドです。そんな御先祖さまの1系統は四国は高知の出です。行ったことはありません、高知。はたから見ると四国は一体のように見えますが、愛媛なんかの人に言わせると高知は大違いだそうです。高知って山の屏風でしきられていますよね。高知の出の人にいく人かあったことがあります。その時は高知の文法には現在完了進行形があるらしいですねとおいらは話題にしますが、おいらの会った高知人はみんな知っていました。テレビなんかでみると高知は山がちで耕地が少なく「ビンボー」な土地柄のように見えます。おいらの先祖の高知出の1系統もそんなびんぼうな土地の村社会が厭になって、そしておいらの性格から外挿して村人の悪口ばっかり言って、石を投げらられて追われたのであろうと空想するとニコニコできる。遺伝子とか脳のせいにするというのは昨今の典型的ばかの所業であるが、人間が崖や木から落ちる悪夢を見るのはお猿さんだった時代の遺伝子的、脳的理由であるという説に則るならば、おいらが必死に走って逃げるも後頭部に石がぶつかるにぶい感覚を覚える夢を時々見るのは、高知を出るときの遺伝子的記憶に他ならない。


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