いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

逆立ちした国家主義者

2006年09月22日 18時55分18秒 | 日本事情

時事ブログ「グースの勿忘草」の記事・「国賊:大江健三郎の中国行脚」で知った大江の支那での言動。

日本は反省のない現状を改めるべき 大江健三郎氏、北京で講演 *註1


で、むしろ、おいらが考えるのは大江は「逆立ちした国家主義者」なのであってその思考構造は悪質なド反動分子そのものである。  

■まず、お手本である「ホント」の国家主義者の論理は、おまえたちは日本人以外の何者でもない。日本なしに日本人なし。日本人がいないということは、おまえたちは無に等しい。せいぜい、難民である。だから、日本を翼賛せよ!日本を誇れ!「一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」。すなわち、戦争になったらみんな出て死んでも闘え!特攻だ!玉砕だ!

■そこで、大江。おまえたちはお中国さまを侵略した加害者である日本人以外の何者でもない。日本なしに日本人なし。日本人がいないということは、おまえたちは無に等しい。したがって、日本人に生まれた限り、「たゆまず贖罪するとともに、そのためにたえず努力しなければならず、これこそ中国およびアジア諸国に対する日本人の基本的態度である」。だから、反省しない日本を恥よ!贖罪せよ!お中国さまにお布施せよ!

■なんことはない、両者とも日本人という理由で日本人を動員したいだけなのである。若い世代の自分たちに身のおぼえのないこと(中国侵略)や実感が薄いもの(愛国心)を処理するため、両者は「教育」を重視する。それが、昨今の歴史教科書をめぐる政治こぜりあいにほかならない。両者に共通なのは子供の知力や心情を粘土細工のごとくどうにでもなる思い込んでいることである。

▼大江は昨今の若い世代のウヨを、教育のない無教養なあわれなひとたち、ぐらいに思っているんじゃないのか。そういうサムザムしい根性が最近の若いネットウヨには敏感に伝わっているのである。

●大江の いか@サマ のところは、時事ブログ「グースの勿忘草」氏ご指摘のごとく、 【▼贖罪】 [1] 金品を出したり、善行を積んだりして、犯した罪をつぐなうこと。また、刑罰を免れること、であるなら、まずはてめーの邸宅を売ってお支那にお布施でもしろ!そして、てめーの身体ひとつで善行を積めばいいのである。

■そういえば、江藤淳は、「いつも重大な局面で大江はいなかった/逃げていた」と60年安保のときに、大江が北京にいって北京放送で日本人にメッセージを送ったことをなじっていたな。今回は安倍ちゃん選出で、逃げたのかな?大江がホントは隠れ愚民党員だったとしても、大江は逆立ちしてるだけだから、おいらは、おどろかないけど。

 → 
逆立ちしても持続する志 そして、持続するメガネ.

 → 
 逃げた!     捕まった! 持続するドモリ

 註1
日本は反省のない現状を改めるべき 大江健三郎氏、北京で講演

2006/09/10
 ノーベル賞受賞者、日本の作家大江健三郎氏は9日、北京で講演した際、日本はまったく反省のない現状を改めるべきだ、中日関係正常化の前提は日本国民がかつての戦争行為を深く反省することだと述べた。

 9月9日、70歳を過ぎた大江健三郎氏は5回目の訪中をした。そしてこの日の午前、中国社会科学院に招かれて講演した。少年時代に中国の作家魯迅の作品から大きな影響と啓発を受けたことから、特に魯迅が言った「絶望に始まる希望」を講演のテーマにした。

 6年前、大江氏は中国で講演した際、「われわれは未来に向かって、たゆまず贖罪するとともに、そのためにたえず努力しなければならず、これこそ中国およびアジア諸国に対する日本人の基本的態度である」と述べていた。

 6年後のきょう、氏は記者に、「極端な国家主義が国内で再び高まっており、このため日本の将来を憂慮している」と語った。

 今年8月、小泉純一郎首相は再度、靖国神社参拝を強行した。大江氏は、「終戦から61年後、先の戦争と大東亜共栄圏の名を正す活動がまたも始まっていることは否定できない」と語った。

 そして、「大部分の日本人がもはやあの不正義の侵略戦争の記憶をもっていない。われわれは強い逆風を受けている」と述べた。

 大江氏は、12歳で初めて魯迅の作品を読み、魯迅先生のいわれる「希望」の2字が生涯私の頭から離れなくなった。1960年に初めて訪中した後、中国に深い感情をもつようになったという。

 この数年、大江健三郎氏と日本の知識人はたえずデモや抗議活動を行い、氏自身はさらに、平和憲法を守るためにあちこち奔走している。氏の作品は文学の創造力を発揮し、戦後の日本史転換期の大きな社会・政治問題を形象的に描いて、「たたかいの文学」と称えられている。今回の訪中の際には、わざわざ南京大虐殺記念館を訪れて、生存者と会い、歴史研究者と座談会を開いた。

 訪中する度に、大江氏の気持ちは、「喜び余って重くなる」、それは将来に対して多くの疑問を抱いているからだという。日本の若い世代はまったく違った世界に暮らしている。本を通して歴史を理解できるだろうか、と。

 大江氏が訪中する前、唐家セン(王+旋)国務委員は8日、時事通信社の若林清造社長と会見した際、中日関係はいま歴史的岐路に立たされており、正しい方向をつかめるかどうかは、両国の根本的利益および地域の平和・安定と調和した発展という重大な問題にかかわると述べた。

 さらに、中国側は一貫して、双方が同じ目標に向かって努力し、中日関係を改善するよう主張してきた。中国はこのためすでにたゆまぬ努力を払っており、これからもそのようにする。目下の問題解決のカギは、今後の日本の指導者が賢明な決断をし、両国関係の発展に影響する政治的障害を徹底的に取り除き、中日関係の新たな1ページを開くことであると述べた。

 中国に着いたその時から、大江氏はたえず自分の希望を繰り返している。つまり日本が日本人に傷つけられた中国人と本当に和解できるよう希望している。

 「生きているうちにこの希望が実現するのを見ることができないかもしれない、それでもなお期待している」、氏はこう語った。

 (北京9月9日発新華社)



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