民主党政権になれば少しは変わると期待したのに、自民党と同じばかりか、かえって酷くなる。そう国民は実感しているのではなかろうか。だからこそ、反民主の風が吹き荒れているのだろう。しかし、こんなことをしていると、国民は選挙というものを、軽んじるようになるだろう。できもしない政策を並べ立てて政権を手にし、それを攻撃されると、逆ギレをするというのが、今の日本の政治であるからだ。議会主義を徹底的に攻撃したのがナチズムやファシズムであるが、なぜかその批判が身につまされてならない。議員の闘争というものは、所詮は歳費と評するパンのためであり、選挙が近づくと、ありもしない自分の業績を述べるのが政治だと勘違いしているのである。国民がそんなペテン師に騙されまいとすると、党の化粧直しによって、その場を取り繕うとする。まともであれば、そんな目くらましに騙されるはずがないが、実際はそうではなく、疑うことを知らない国民は、またまたペテン師を選ぶことになるのだ。ヒットラーは、大衆の愚かさを見抜いていたからこそ、大衆を操作するすべを知っていたのだった。今回の参議院選挙の結果次第では、議会主義に死を宣告されることになるだろう。ペテン師による政治にノーと言えなければ、議会主義は機能したことにはならないからである。
←会津っぽに応援のクリックをお願いします