菅直人首相は意気消沈しているようだ。そのせいもあってか、考える時間が欲しいそうだ。ついでに本を読む時間も。いつもは考えもせず、読書もせず、寝てばかりいたので、別な時間の使い方をしたいのだろう。そんなことで務まってしまうのが、総理大臣というものらしい。そういえば、総理就任時に、菅首相をマスコミはひきりに褒めていた。世襲政治家でなく、打たれ強いともコメントをしていた。雑草のごとく、踏まれても、踏まれてものイメージなのだそうだ。しかし、ここ何日間の菅首相は、それとはまったく別だ。あの笑いは老人特有の笑いである。いつの間にやら、お年寄りになってしまっていたのだ。仙谷由人官房長官が、しきりに菅首相をかばっているが、まず止めて欲しいのは、あのニタニタ笑いである。どことなく、薄気味悪い気がするからだ。カラカラと大声を上げるのとは違って、無理して笑っているような感じすらする。そこまで批評するのは可哀想ではあるが、誰かが指摘してやらないと、それでよいものだと思ってしまうので、あえて苦言を呈するのである。市民運動家であった菅直人というのは、どことなく迫力があった。それが今では、覇気がまったくなくなって、よれよれのお年寄りになってしまったのだから、国民の民主党離れが進むのもうなづける。
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