日本の政党はどこもかしこもいかがわしい人物ばかりのようだ。スパイ防止法もないわけだから、外国の手先になっても、よほどでない限り、お縄になる心配はないのでる。国内で活動する極左の関係者が、与党の幹部になっていても、防ぐ手だてなどはないのである。民主党政権が誕生したことで、警察の警備あたりは、やきもきしているのではなかろうか。由々しき事態が起こりかねないからだ。枝野幸男民主党幹事長が革マル派と目される人物と、覚書を交わしていたことが判明した。17日発売の月刊誌「新潮45」で詳しく報じている。革マル派というのは、反帝、反スタで知られているが、黒田寛一を教祖とする極左のグループであり、それこそ、中核派や解放派などと血を血で洗う殺し合いを繰り広げた。自分たちの理論的な優越性を信じていたこともあり、他の党派を暴力的に粉砕することを、「赤子の尻をたたくようなこと」と評したのだった。学生戦線では、街頭至上主義の中核派と比べると華々しくはなかったが、動労に拠点をつくり、労働運動では侮れない勢力を保ってきたのである。枝野幹事長は、革マル派とのことが明らかになったことで、極左の他のグループから狙われる危険性がある。セクト間の対立は解消されていないからだ。そして、もし枝野幹事長のことが本当であれば、日本の権力の中枢を握っている者が、仮面をかぶっていたことになり、薄気味悪いことこの上ない。日本の治安を守る者たちは、一体に何をしていたのだろうか。カルト的な政治勢力に乗っ取られてもいいのだろうか。危機意識が乏しいように思えてならない。それと同時に、枝野幹事長も、あらぬ疑いをかけられたのであれば、記者会見をして、きちんと弁明をすべきだろう。
←会津っぽに応援のクリックをお願いします