三島由紀夫が一番危惧していたことが今起きているのではなかろうか。サヨクの民主党政権が誕生して、国益はどこかに忘れられてしまった。国防という崇高な任務についている自衛隊は、千谷由人官房長官から「暴力装置」と罵倒され、航空自衛隊の友好団体役員の一言に対して、言論の自由を認めまいとする通達が、防衛省の事務次官名で出された。朝鮮半島で戦争が勃発しかねないのに、韓国に大砲を撃ち込んできた北朝鮮に対する批判は、通り一遍であった。北朝鮮に気兼ねしているからだろう。朝鮮学校への授業料無償化を約束したのも、サヨク特有の親近感があったからだろう。危機管理もデタラメで、治安を預かる岡崎トミ子国家公安委員会委員長が、大事なときに警察庁に登庁しなかったという、前代未聞の不始末をしでかした。三島が健在なりせば、菅直人首相のもとに怒鳴り込んだはずだ。日本のすぐ近くで砲撃戦が繰り広げられているのに、対岸の火事だと思っているのが、民主党政権なのである。一過性のものだと見ているようだが、それは甘すぎる。国の安全を守る気概がないのであれば、国民の怒りが爆発して、三島が待望したような事態になるだろう。已むに已まれぬ思いを抱く自衛官は多いだろうから。
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