草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

海保職員にエール送るのは「心の死する」を恐れる国民だ

2010年11月14日 | 思想家

 いよいよ敵が見えてきたのではなかろうか。自民党の谷垣禎一総裁が、ビデオを世に出した海保職員について「2・26事件の青年将校を引き合いに出して批判した」との記事が、ネットの産経ニュースで流れた。もし谷垣総裁がそんなことを口にしたのであれば、自民党も民主党と同罪である。以前から谷垣と官房長官の千谷由人の間には、太いパイプがあるとみられていた。チャイナスクール出身で、中共に近い自民党の加藤紘一の影もちらついてならない。あえて批判されるのを覚悟で発言したのは、自民党を割って、民主党との連立を策しているからだろう。谷垣を中心とした勢力は、護憲派ということでは、民主党とそれほど違いはない。しかし、そんなことがまかり通れば、日本は本当に亡国の道を辿るしかない。永住外国人の地方参政権付与法案は国会で成立するだろうし、中共による日本支配の野望を阻止するのは、はなはだ難しくなってしまうからだ。三島由紀夫の小説『奔馬』のなかで、憂国の志士飯沼勲の心を刺したのは、大塩平八郎の「身の死するを恐れず、ただ心の死するを恐るるなり」という一言であった。三島自身が決起したときに「命よりも大切なものがあるんだ」と叫んだ言葉と同じである。国のかたちが破壊され、「心の死する」ような状態になれば、三島ではないが、最後の手段を講じる以外になくなる。そこまで日本は追い詰められつつあり、まずは海保職員を守れるかどうかなのである。

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海保職員が流出させたビデオを見て自国の非認めた中国青年

2010年11月14日 | 政局

 民主党政権は必死に情報戦を展開しているが、すでに軍配はあがっているのを認めたくないだけだ。産経新聞などを利用したり、東大出の弁護士ということで、横粂勝仁衆院議員にしゃべらせたり、検察の幹部にリークさせたりして、世論の流れを変えようとしているが、それは無駄な抵抗でしかない。ブログ「日本の底力」に中国青年の中共批判の動画がアップされている。私は一人でも多くの日本人がそれを見るべきだと思う。ビデオを世に出した海保職員のおかげで、尖閣沖での衝突事件について、日本が悪くなかったことを世界中に明らかにしたばかりでなく、その青年の心をも動かしたのである。衝突時の生々しいビデオが、インターネットで流れなければ、非が日本にあるということで、世界中から白眼視されたに違いない。日本語の流暢なその青年が、命がけで私たちに語ってくれたのは、そのビデオで真実を知ったために、黙っていられなくなったからだろう。今の民主党政権のように、あまりにも卑屈であっては、日本はどこの国からも、相手にされなくなる。いくら相手が核武装をした大国であっても、物怖じせずに、堂々と言うべきなのである。

 

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ビデオ流出の真相解明でかえって民主党政権が窮地に!

2010年11月14日 | 政局

 国民にために真実を教えてくれた海保職員を事業聴取すればするほど、尖閣諸島での中共船による巡視船への衝突ビデオが、ある時期までは自由に公開できたことが明らかになった。それなのに、どうしてその海保職員を罪に問うことができるのか。本質を見抜けない毎日新聞などは、警視庁捜査一課の発表を鵜呑みにして、保存にあたって海上保安大学校で人為的なミスがあったと推察しているが、それはリーク情報に踊らされているだけである。何度でも書くが、当初はマスコミに公表するつもりであったので、その程度の取り扱いをされていたのである。民主党政権は、中共との密約によって、衝突ビデオを闇に葬ろうとしたのだから、菅直人首相や官邸に責任があるのはいうまでもないことだ。日本共産党の志井和夫委員長が「ビデオを公開しなかったことが問題だ」と述べているのも、まったくの正論である。自民党と日本共産党が足並みをそろえたことで、もはや民主党政権は崖っぷちに立たされてしまった。衝突ビデオの流出問題について真相が解明されればされるほど、民主党政権は立つ瀬がなくなっているのだ。世論も圧倒的にその海保職員を支持しており、ここで強権を発動するようなことがあれば、国民が黙っているわけがない。

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