ウクライナでレーニン像が破壊された。今日付けのロイター通信が伝えたもので、ヤコエヌビッチ大統領がEUとの協定を締結しなかったことに対して、民衆の一部が暴徒化したのだった。日本では未だにマルクス・レーニン主義を絶対視するサヨクがおり、その残党がまだまだ活動している。今回の特定秘密保護法案に反対するデモに、赤旗があったり、組合旗がなびいていたのは、彼らが中心であるからだ。日本のマスコミは市民とか言って持ち上げていたが、それは事実に反する。マルクスとレーニンとはまったく別な人間であるにもかかわらず、なぜそう呼ばれるかと言えば、マルクスの思想をレーニンが発展させたことになっており、日本の場合はそうしたロシア型共産主義が主流であった。その流れに逆らったりすれば、「右翼」とか「反動」とかのレッテルを張られたのである。レーニンに問題があると主張したのに、三浦つとむがいる。1964年の段階で『レーニンから疑え』を世に問うた。それ以前にもレーニンの誤謬を指摘した文章を書いているが、日本共産党が妨害したりしたために、新左翼における日本での代表的なレーニン批判の本は、それをもって嚆矢とする。三浦つとむや田中吉六の名前を見れば、私の世代からすれば過ぎし日のことが思い出されるが、あまりにも観念的過ぎて陳腐ではある。それでも批判したことは称賛に値する。マルクス・レーニン主義にこだわっているのが今の日本のサヨクである。二周も三周も後れを取っているのに、先頭を走っていると思っているのだから、救い難い連中ではないか。
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