本日発売された週刊文春の記事で鳥越俊太郎候補は立つ瀬がなくなっている。公に弁明しないのは、テレビが大きく報道しないことから、頬被りしたいのだろう。あまりにも卑怯である。コメンテーターとして他人を批判してきたくせに、自分のこととなるとダンマリなのである。女性蔑視であることが明らかになったのに、テレビは必死になってかばっている。これに対してネットは容赦なく鳥越候補に集中砲火を浴びせている▼その記事の内容を取り上げたのは産経新聞くらいなものだ。朝日新聞などが伝えているのは、鳥越候補の弁護士が週刊文春を名誉棄損や公職選挙法違反で訴えたことだけだ。深入りすれば誰が不利になるかを知っているからだろう。民進党や共産党は総崩れになってきている。そうでなくてもクリーンさにこだわる支持者である。鳥越候補の「淫行疑惑」を大目に見るわけがない▼現段階では週刊誌やネットに限られているが、人の口には戸は立てられない。じわじわと東京都民の間に広がっていくだろう。去る10日投開票の参議院選挙の結果などからも、当初は鳥越圧勝との見方が有力であった。それが一日一日と分が悪くなっているのだ。ジャーナリズムは真実を報道する責任がある。文春砲は与野党を問わず向けられている。鳥越候補がその記事を否定するのであれば、きちんと説明すればいいのである。天下のジャーナリストが逃げるべきではないだろう。
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