たまたまテレビを見ていたらば。東京都知事選挙の候補者三人が顔を並べていて、鳥越俊太郎がキレていた。これには笑ってしまった。「病み上がり」と言われたのが気に障ったようで、小池百合子に食ってかかっていた。子供の喧嘩と一緒である。痛いところを突かれたから、必死になったのだろう。街頭演説もまともにしなかったり、話をすれば数字は間違うし、目が当てられないのがネットでも問題になっていた。そこで一矢報いたかったのだろうが、あまりにも大人げない▼鳥越自身が安倍首相の健康問題を度々揶揄していたのに、それは許されても、自分のこととなるとキレるのである。ブーメランであることは、即座にネットが反応した。テレビもテレビである。そんなことに公共の電波使わせるべきではないだろう。ネットでは圧倒的に小池支持である。癌であることを自分自身で宣告し、それを種に本を書いている人間が、病気のことを相手候補が口にしたというので、ヒステリックになるのは異常である▼テレビは小池を悪者にしたかったのだろうが、こんなことで選挙の情勢が変わるわけではない。高齢者になると被害者意識が強くなる。頑固になるのはそのためである。未来への展望がないことから、自己の世界に引きこもってしまうのだ。選挙戦で鳥越が苦戦しているのは、政策が通り一遍だからだろう。テレビよりネットの見方が正しいのである。言葉尻で小池の足を引っ張るだけで、政策論争ができない鳥越は最低である。
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