安倍首相が獣医学部新設の全国展開を目指すというのは、明らかに予想されたことである。とくに京都産業大学は、加計学園よりはるかに保守派から評価されている。京都大学法学部名誉教授であった大石義雄系統の学者が中心になっているからだ。今は亡き大石は、改憲を唱えた数少ない憲法学者の一人であった。獣医師会の横槍が入らなければ、規制改革を先に進める大義名分もあって、安倍首相は認可したかったのではないだろうか▼ここにきて急展開したのは、民進党などの野党やマスコミが、京産大を切り捨てて、加計学園を認めたのは「安倍首相が強引にねじ曲げたからだ」と批判したからである。そこまで言われれば、もはや獣医師会に忖託する必要もないわけで、誤解を招かないためにも、当初の予定通り、中央突破する決断をしたのだろう▼安倍内閣を倒すためには、手段をを選ばなかった者たちは、天下に恥をさらすことになったのである。民進党やマスコミはぐうの音も出ないはずだ。内閣支持率が下がったとしても、あくまでも一時的な現象でしかない。改革派の方が守旧ほより勢いがあるのだから。
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