草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「戦後思想」を謳歌し恩恵に浴してきたのがNHKや朝日だ!

2019年10月16日 | 思想家

戦後民主主義にこだわるのは得をしたからではないか。公のレベルではなく、あくまでも個人的な問題なのである。左翼でも右翼でもなく、無害な一市民であった江藤淳の父は、敗戦によって全てを失わなければならなかった。その子供であった江藤も、金がなければできないと思われた音楽を断念したのであり、長期にわたる結核との闘いを強いられたのである▼江藤は『戦後と私』において「物質的幸福がすべてとされる時代に次第に物質的に窮乏して行くのは厭なものである。戦後の日本を現実に支配している思想は『平和』でもなければ『民主主義』でもない。それは『物質的幸福の追求』である」と書いている。だからこそ、「この原則に照らして得をしたものが『戦後思想』を謳歌し、損をしたものがそれを嫌悪するのはあまりにも自然であろう」と結論付けたのである。朝日新聞やNHK、さらには岩波書店が戦後民主主義に固執するのは、恩恵に浴してきたからなのである▼江藤は失われたイメージと衰弱した国家と重ね合わせた。失われた公を復権するためにも、日本人の言葉を取り戻すことを目指したのだ。昭和36年の東京オリンピックの入場行進を見て、多くの日本国民が涙したのは、日の丸の旗が掲げられていたからだ。戦後という言葉を終わらせるのが令和でなくてはならない。そのためにも既得権益にすがりつくマスコミには、退場してもらうしかないのである。

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コメント (1)
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