年末から年始にかけて朝鮮半島情勢が緊迫の度を加えるのではないか。産経新聞は昨夜、THESANKEINEWSに「第二次朝鮮戦争の可能性高い 米仏識者が警告」という記事をアップした。昨日開催された日本アカデメイア第一回「東京会議」で、グレアム・アリソンハーバード大教授が「非常に危険な展開」と指摘したことを、大きく取り上げたのである▼米朝の話し合いはストップしたままである。金正恩は核兵器を放棄しないばかりか、逆にICBMの実験を再開しようとしている。もしそれを強行すれば、アメリカが軍事行動に出る可能性が高まるのは必至だ。北米に届くICBMの開発に成功すれば、アメリカも危険にさらされることになるからだ。トランプがミサイルや核関連施設の攻撃を命じれば、当然のごとく北朝鮮は反撃をするだろう。そうなれば日本も標的になるのである▼CNNが伝えるところによれば、北朝鮮に新たな動きがあることを察知したアメリカ軍は、朝鮮半島上空に偵察機RC-135S(コブラボール)と無人偵察機「グローバルホーク」を飛ばし、監視を強めているといわれる。北朝鮮が経済制裁でどん底まで疲弊しており、勝負に出るしかなくなっている。そのときにトランプがどう対応するかなのである。陸海空の自衛隊も緊張が走っているはずだ。今朝鮮半島はかつてない危機を迎えているのである。
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