草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

欧米での右派政党の台頭と日本

2023年11月23日 | 祖国日本を救う運動
 今欧米では右派政党の台頭が著しいといわれる。去る22日にオランダで行われた下院選挙では「反移民」をスローガンに掲げた右派政党である自由党が、17議席から35議席に大幅に躍進し、第一党となった。日本ではそれほどではないが、日本保守党の異常な盛り上がりを見るにつけ、それが日本を含めた欧米の大きな潮流になりつつある。
 資本主義というグローバリズムは国家という枠組みさえも変えようとしてきたが、ここにきて人々は、国家の役割を見直そうとしているのではないか。それが単なる反動か、それとも新たな価値の創造であるかは、今の段階で論評することは難しい。
 ただ一つだけ言えることは、反グローバリズムの運動が燎原の火のごとく、大衆の自然成長的な渦が広がっているということだ。一時的なブームに終わらせず、日本保守党が真の保守政党を目指すのならば、そのことを念頭に置くべきだろう。
 これが日本の政治にどのような影響を及ぼすかは、これもまた僕の理解を超えてしまう。しかし、これまでの権威や価値観が音を立てて崩壊していることは確かである。地下のマグマが爆発寸前なのである。
 この動きを甘く見てはならないと思う。グローバリズムによって生み出された格差社会は、人々の間に分断をもたらした。一握りの人間に富が集中するのは、あまりにも異常である。それへの反発が世界的な規模で今起きているのである。
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岸田擁護派が急に増えても保守台頭の流れは変わらず

2023年11月23日 | 祖国日本を救う運動
 今さらこの期に及んで岸田首相を持ち上げる人がチラホラ見かけるようになった。保守派のユーチューバーの、あの人もこの人もというのにはビックリだ。
 へそ曲がりの僕などは、ちょっとばかり皮肉りたくなる。何のことはない。岸田内閣がマスコミ対策を最優先していたのから、ネット対策にも手を付けるようになったのでは、とあらぬ疑いを抱いてしまうのである。
 日本保守党はLGBT法案に最後まで反対して、それを理由にして結党したが、台風の目となると思われたら、ここにきて岸田擁護派に徹底的に叩かれている。
 僕は百田尚樹氏や有本香氏の物言いには若干抵抗を覚えるが、手の平を返す人たちには付いて行けず、かえって日本保守党に同情したくなる。お偉い東大教授などは「変質者」とレッテルを貼り、あたかも極右であるかのように毛嫌いしている。そこまで蔑視するのはまさしくヘイトであるにもかかわらず、公然と罵るのである。
 日本保守党というのは、政策とか理念だどうのこうのよりも、黙っていられなくなった日本の民衆が立ち上がったのである。あっという間にとんでもない数の党員を獲得した背景を、どうして直視しないのだろう。
 岸田首相が自分の任期中に憲法改正を行うとか、皇位継承の問題に決着を付けるとか、急に言い出しても、それが実現すると思っている人間は、誰一人としていないはずだ。憲法改正だって、交戦権について触れる勇気などさらさらないし、核についての議論すら封印しているのである。
 岸田擁護派の反撃は一過性のものに終るだろう。自民党内の高市早苗さん支持派の国会議員は、無節操に揺れ動く岸田首相に愛想を尽かしており、そうした気持ちが自民党の国会議員の間に広がりつつある。
 自民党は二者択一を迫られている。高市さんを総理総裁にするか、さもなければ党が分裂して消滅するかである。高市さんを排除するようなことにでもなれば、自民党は保守派全体から三下り半を突き付けられるだろう。
 日本保守党は外から、高市さん支持派は党内から揺さぶればいいのである。そこには戦略も戦術もいらない。保守台頭という世の大勢はひっくり返すことはもはやできず、それに合わせてそれぞれが行動すればいいのである。それこそ葦津珍彦氏が野村秋介氏に語った「分進合撃」を実践すればいいのである。
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